むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 秋はアレルギーの季節

    阿蘇の火山灰がひどいですね。往診用の車は駐車場に置きっぱなしで真っ黒です。これほどひどいのは私の記憶では小学校の頃以来です。火山灰は目や気管でアレルギーの原因となります。ちょうど秋の草がアレルギー性鼻炎を起こす季節でもあり、原因が何なのかは判定が難しいです。稲刈りの季節が杉の季節についでアレルギー性鼻炎の患者さんが増えます。風邪かなと思っても、熱がない、だるさが大したことない、結構長引くなどの場合はアレルギーを疑います。

    このブログで以前アクティブレスト(積極的に体を動かして体を休める)について書きました。休日に家でゴロゴロして休むより軽くジョギングしたりしたほうが休めると言う理論です。私はそれを拡大解釈して、阿蘇あたりまでドライブして、温泉に入ったりして休日を過ごすことで疲れを取り、充電しています。積極的充電です。このブログを読んで、先週末の連休を阿蘇にいって楽しみました、という話を聞き、嬉しかったです。私は先週末はほとんど自宅にいたのですが、体を動かすにも暑すぎたので夕暮れ時から鶴屋まで歩いていきました。往復10キロです。途中、熊高付近を歩いているところを目撃しましたと言う人がいました。それはたぶん私です。

    せっかくなので最近の私の週末の時間の使い方を紹介しましょう。朝は6時に起きます。7時からゲンキの時間という健康番組をみます。8時すぎるとダイキ(ホームセンター)が開くので犬の餌などを買いに行きます。その後は街に用事や買い物を済ませに行き帰宅したらアマゾンプライムで映画を2−3本見ます。昼3時頃から阿蘇に向かっていくと渋滞せずに1時間ほどで高森くらいまでいけます。夕日を見ながら温泉に入って、阿蘇のどこかで軽く食事をして帰宅します。家につくのが夕方7時くらいです。充実した週末を過ごすと翌週は元気たっぷりです。

     

  • レーザーシミ取りにチャレンジ

    今週私は頬に傷パッドを貼っています。誰からも「どうしたんですか」と聞かれないので、黙っていたのですが、今日来た製薬会社のMRさんにやっと尋ねられました。実は、先週美容皮膚科で頬のシミをレーザー治療したのです。マラソンなどで炎天下も気にせず走っていたのでシミがどんどん濃くなってしまいました。実は、以前国立病院に勤務していたとき、一度レーザー治療を受けたことがあります。私の働いていた循環器内科の外来の隣は形成外科でした。ある日、形成外科外来にレーザー治療器を入れるという話になったとき、メーカー選定のためにデモ機が入ってきて、形成の先生が使い勝手を見たいのでシミやほくろを取りたい人は無料でとってあげますと言われました。いわゆる被検者です。それをきいて私はすぐに外来の合間をぬって隣のブースにいきました。これ以上綺麗になったらどうしよう♡と言いながらワイワイしている看護師さんと列に並びました。

    それから12,3年ほどたち、その時とらなかったシミが目立ってきたのです。美容目的では保険は効きませんから、自由診療の皮膚科に行くしかありません。調べたら、一発で取れるレーザーと、弱いレーザーを何度も当ててゆっくり取る治療とあるようです。一発でとったほうが値段も安いし時間も節約になりますが、とったあと1週間位はかさぶたができないように患部に絆創膏みたいなものを貼っておく必要があるそうです。私の場合、何度も通院する暇もお金もないので、一発でとってもらう方法でお願いしました。

    金額は面積で決まります。看護師さんがどれを取りたいですか?と尋ねるので、頬にたくさんあるシミのうち目立つものを指差しながらコレとコレと、と言ったら、ペンで印をつけます。全部で7箇所です。定規で直径を測って電卓で面積を計算して、幾らになります、という感じです。あとはものの2−3分で希望したシミにレーザーを当ててあっという間にきれいになりました。世の中お金なんだと感じた瞬間でした(笑)。

    回転しない寿司 (2貫130円) じじや 東区花立

  • 筆記具:実用から道楽(趣味)まで

    今年は最後の体育の日でした。来年からはスポーツの日と呼ぶそうです。しかも、来年は10月第2月曜ではなく、東京オリンピックの開催日である7月24日がスポーツの日となるそうです(特例)。2021年からはまた10月になるようです。もともと体育の日は10月10日で前の東京オリンピックを記念して設定されたそうですが、第2月曜に移動してからわかりにくくなりました。私は10月10日が結婚記念日です。以前は体育の日だったので忘れることはなかったのですが、今では平日なのできちんとカレンダーにメモしておかないと忘れてしまいます。

    ところで皆さんはスケジュール管理をどうしていますか?私はiPhoneなどでつかえるカレンダーiCALを使っています。電子カルテのパソコンもクラウドで同期しているので、スタッフみんなで予定を共有しています。しかし、スケジュール以外は手帳も使っています。先日医師会の会議でテーブル上にiPhoneと手帳をおいていたら、両方使いですか、と驚かれました。私は手帳は予定も書きますが、覚え書きとして記録を残しています。ブログネタになりそうなことも書き留めます。

    書くことは楽しいです。仕事中はシャープペン(2Bの芯を入れている)を使います。患者さんの話を自分なりに速記し、後で電子カルテに書き込みます。ボールペンはジェットストリームのシリーズが圧倒的に書き味がいいですね。ただ、15年以上愛用しているCrossと10年くらい使っているモンブランのボールペンも好きです。また、家では万年筆も使います。万年筆はインクが漏れるので持ち歩きませんが、味わいのある書きごこちは道楽そのものです。いまや100円でも良いボールペンがあるのに1万円近い万年筆なんて、と思うかもしれませんが、モンブランのボールペンは5万円以上します(私は海外の免税品店で安く買いました)。大事な契約を交わす際にはやっぱり100円のボールペンではなくモンブランを使いたいものです。サインに込める本気度(気合)です。

    博多、中洲

  • 日々是勉強

    わたしたち医者は一生勉強が必要です。医学は常に進歩しています。たとえば私が医学部の学生だった頃、薬理の授業は1年間あり、のんびり勉強していました。しかし、いま医学部に通ううちの息子は薬理を2ヶ月で終了します。同じ内容を学ぶとしたら6倍のスピードです。ということは、6年間で私の学生時代の6倍の情報量を学ぶと考えられます。それだけ、勉強しないといけない量が増えているのです。ということは、わたしたちも今の医学についていくためには毎日必死で勉強しないといけません。大学病院や国立病院など大きな施設で働けば、常に自分より詳しい先輩がいて教えてくれるので、何もしなくても日々勉強ができますが、わたしたちのように開業していると医者は自分ひとりです。自分で求めない限り進歩はありません。

    勉強には読書が一番ですが、今はネットでもかなり勉強できます。また、学会や製薬会社主催の勉強会もあります。ただ、開業していると学会に行く暇はあまりありません。製薬会社の勉強会はできるだけ参加して勉強するのですが、診療のあとで眠くなるし、行ってみたら全然おもしろくない場合もあります。読書なら自分の時間で読みたいところだけ読めるのでいいのですが、それなりに努力が必要です。私はかなり速読で、一日1冊は読めるのですが、記憶に残らなければ意味がありません。

    いろいろ考えて、一つ勉強ツールを契約しました。ケアネットTVというネットで医学講座を有料配信しているサイトです。以前はケアネットから月刊のDVDを定期購入して勉強していましたが、DVDはなくなって、ネット配信に変わったのです。月会費は結構高いのですが、何千とある医学講座を見放題です。さっそく、毎日のように行っている甲状腺エコーの腕を上げたいと思い、講義ビデオをみました。とても役に立ったので、繰り返し5回ぐらいみました。それだけで今月の会費のもとを取った気分です!

  • 週末は充電の日

    日曜は久しぶりの雨となりました。俵山の萌の里でコスモスが咲いたと言うニュースを見たので、行ってきました。まだ咲き始めです。来週末くらいが見どころかもしれません。小雨でしたが花を見るには大地が潤っていたほうがきれいです。写真を取るにはもってこいでした。車のワイパーが動いたときに、真っ黒な水滴ができてびっくりしました。火山灰です。1週間クリニックの駐車場に置きっぱなしにしていたので、結構積もったようです。火山灰が雨で濡れるとドロドロで大変と聞いたので、帰宅してから洗車しました。

    せっかく俵山まで行ったので、白川水源近くの白水温泉「瑠璃」に行ってきました。ここは、まだ子供が小さかったときに行った記憶があります。泳げるほど広い温泉です。最近は毎週阿蘇にでかけています。きれいな空気を吸って、温泉に入って次の週に備えての充電です。それともう一つ、車は平日は殆ど乗らないので週末だけでも動かしてやろうと心がけています。動かすほどにエンジンは快調になってきます。

    足腰も同じです。昔は腰痛患者さんには安静第一と言っていましたが、今はできるだけ動くように指導します。膝が痛いのも同じです。急性期は安静にして冷やすのが鉄則ですが、急性期を過ぎたら適度に動かすことが治療になります。体の歪は動くことで解消されます。

     

    萌の里