むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 世界に目を向ける

    海の日でしたが、私は海にも山にも行かずいつものようにスポーツジムでランニング、その後併設の温泉で汗を流しました。これで十分リフレッシュできます。あとはずっと家でのんびりした時間を過ごし、充電できました。ネットフリックスではいつも韓国ドラマを見ていますが、この週末アメリカのドラマを3つ見始めました。一つはヒスパニック(メキシコ系移民)のアメリカでのストーリー。ちょっと普段と違った感じで面白いです。私はいつもドラマを10個くらい同時進行で見るので、とにかく忙しいです。一つ15分ぐらい見たら途中で止めて次に移ります。

    昨日、実家に妹家族が集まったので一緒に食事をしました。高校生になる甥は、疑問があるとなんでもすぐスマホで検索してその場で問題解決します。今の子は違いますね。ちょうど実家にいたので、自分が高校生だった頃のことを思い出しました。もちろん当時はスマホも電子辞書もない時代だったのですが、私も疑問に思ったらすぐに調べたい性格で、家の中でバッグに国語辞典、英和辞典、和英辞典、現代用語の基礎知識などなどいろんな調べるアイテムを入れて持ち歩いていました。黒い革表紙のCrown英和辞典がお気に入りでした。勉強部屋からリビング、こたつ、どこに座ってもすぐ調べられるように。それが今ではスマホひとつでなんでも自由自在に調べられます。まさに魔法の道具です。

    皆さんは調べ物をGoogleやYahooで検索すると思いますが、検索力というのが現代人のとても大切なスキルです。例えばナスをどうやって食べようかと思ったとき、「ナスのレシピ」と検索すればすぐでてきます。そこまで検索できるのは人並みです。「eggplant recipes」と英語で検索すると広がる世界は無限大です。日本語にとらわれず世界に目を向けてみましょう。

     

     

  • にがりと舞茸のススメ

    今週末が連休だと、数日前に気づきました。うちのゴンの毛が伸び放題になっていて暑いだろうと思っていたのですが、私の休みがなくてずっとカットに出せずにいました。今度の日曜しかない!と今週思い立って、火曜日から予約の電話をしていたのですが、今度の月曜も休みだったと気づいたのはその後でした。とにかくこの連休はしないといけないことが山積みです。学生時代を思い出します。というのは、中高生で夏休みとなると一日をどう使うか、いつも前日に計画を立てていました。1時間毎に何をするかという時間割みたいなものです。この連休もそんな感じでスケジュールを立てて1分も無駄にしないよう有効に動きたいと思っています。

    最近、にがりでマグネシウム補給をしましょうと何度か書きましたが、来院の患者さんたちからはどんなふうに飲んだらいいかの質問が相次ぎました。また、すでに実行している方からは足がつらなくなったとか、眼のぴくつきが取れたとか、いろんな効果の報告があっています。私がつかっているにがりはイオンでかったもので、塩のコーナーに売ってありました。150ccのボトルで液体です。飲み方は仕事に持っていく水筒にポタポタと5−10滴。夕方御飯のあとにお茶を飲むとき湯のみに5−10滴という感じで適当に入れています。とりすぎると下痢になる可能性がありますが、それだけなので、お腹の具合を見て程々の量をとっておけばいいと思います。塩分はほとんど含まれないので血圧の高い人もつかって良いです。むしろマグネシウムはカルシウムに拮抗するので高血圧や不整脈には良い作用があると思います。

    せっかくですからもう一つとても耳寄りなお話を書きます。血糖が高くて悩んでいる方におすすめは舞茸です。食べ方は自由です。お吸い物、お味噌汁、バター炒め、何でも結構です。食事の際にご飯や麺類など炭水化物を食べる前に舞茸を食べると血糖の上がりが抑えられます。これは、しいたけやしめじなど他のきのこではだめみたいなので舞茸を常備しましょう。

     

  • 短冊に願いを!

    七夕でしたね。例年七夕の頃は梅雨真っ最中で天の川どころか大雨の事が多いのですが、今年は星が見えました。病院や老人ホームには笹飾りが飾ってあり、みなさんがそれぞれ短冊に願いを書いていました。幼稚園や小学校くらいまでは七夕をしたような気がしますが、おとなになってから祝ったことは記憶にありません。みなさん、今年は短冊に願いを書いたりしましたか?もし書くとしたら、なんて書きましょうか。よくありがちなのは「おじいちゃんおばあちゃん長生きしてください」とか「早く退院できますように」みたいな病気や健康に関するもの。たまに「宝くじが当たりますように」とか「今年こそいい出会いがありますように♡」みたいなもの。あるあるです。思えば、願いというのは、今ここにないものをほしいと思う心なので、陰と陽(幸と不幸、病気と健康など)表裏一体となったものとなります。そう考えると、なんとなく寂しい物があるので、そうならない願い事はないかと考えたら、自分のことは置いといて人の幸福を願うというのがいいような気がしました。例えば、子供の受験がうまくいきますようにとか、会社が繁栄しますようにとか。私に当てはめれば、通院されている患者さんがみな健康で幸せでありますように。スタッフみんなが楽しく働き、幸せな家庭を築きますように。です。

    ところで、早くも夏バテ続出です。蒸し暑くてエアコンを相当効かせないと辛いです。そういう夏バテで、食欲が落ちてきちんと食べなかったら回復しません。ビタミン、蛋白をしっかりとらないと体調は維持できないので、肉、野菜、魚、卵など頑張って食べましょう。間違ってもそうめんサラサラでおしまい、ではだめです。

    沖縄など暑いところではやはりミネラルやビタミン、蛋白たっぷりの伝統食がいろいろあります。見習いたいものです。夏バテに「飲む点滴」として有名なのが甘酒です。ノンアルコールですから飲めない人も大丈夫。聞いた話では奄美の名物で「みき」というものがあります。もちろん神酒に由来する神聖な飲み物だと思いますが、米とさつまいもを主原料として乳酸発酵させた飲み物だそうです。腸活に最適です。味はヨーグルトでも甘酒でもないとのこと。聞いただけで試したい!と思って楽天で探したら1本200円くらいなのに送料1400円だと!ありえない。いろいろ探したらふるさと納税の返礼品にあったので、さっそく奄美に納税しました。返礼品が届くのが楽しみです!

    クレア駐車場から見た金峰山の夕日

  • 正直不動産、正直ドクター

    正直不動産というのが流行っています。嘘で塗り固められた営業トーク。肝心なことは教えてくれない。そういう業界の裏を暴くストーリー。もともとは漫画(ビッグコミック)らしいです。TVドラマにもなり話題になっています。そんな中、私が以前勤務していた東病院の事務長さんが一念発起して、宅建の資格を取り、このたび正直不動産をオープンしました。これまでずっと病院の事務長として活躍してきたとても真面目な性格なので、信頼できると思って期待しています。まだお祝いに駆けつけていないのですが、近いうちに会社を見に行きたいと思います。

    不動産についで難しい業界が建築業だと思います。わたしたち素人には相場がわかりません。以前設計士さんに教えてもらったのですが、安くしろと値段を買い叩けば、壁の裏など見えないところの材料などを安いものにしたり手抜きして安く仕上げる。結局値切った分は自分の損となり、どう見ても素人に勝ち目はありません。そこで、私の自宅も地震の後の補修は最低限、屋根の雨漏りだけ治してあとは様子を見ていたのですが、この度本当に信頼できる正直建築屋さんに出会いました。友人の紹介でその友人の家も地震の後に彼に補修してもらったとのことです。この出会いを大事にして、自宅の震災の補修をいよいよお願いしようと思います。

    水道、水回りの工事はよく業者の宣伝が郵便受けに入っています。一度、洗濯機の下が水浸しになったときに洗濯機が壊れたのか排水管が壊れたのかわからず、水道工事やさんに来てもらったら、結局洗濯機が壊れているとわかりました。しかし、その際この水道の配管は構造がおかしいとか、このままでは将来また水漏れするとか脅されました。結局その話は聞かなかったことにして、帰ってもらいました。医療でも似たことが起こります。些細な異常を見つけては高額な検査を勧める。儲け主義なのか、本当に検査したほうがいいのか、絶対素人にはわからないと思います。いかに正直ドクターと出会うかがポイントだと思います。

    正直;まっすぐな道@南阿蘇

  • 上手い営業・下手な営業

    台風は早朝の雷雨がひどかったですが、被害もなく通り過ぎていきました。昼の訪問診療の頃にはほとんど雨もあがり、ホッとしました。早起きの私はいつものように朝5時には起きてコーヒーを飲んだり新聞やネットを見ていたのですが、遠くで雷がピカピカしていて、瞬間停電したあとはしばらくネットが繋がらなくなりました。これは困ったと思ったのですが、朝6時前には回復したので仕事への影響もなく助かりました。

    おととい日曜に東洋医学会(合同県部会)がWEB配信されたので参加したのですが、今日から見逃し配信が始まりました。見逃してはいないのですが、素晴らしい講演だったのでさっそくもう一度見てみました。やはり2回見ると最初に聞き逃したところもあり、さらに理解が深まりました。ノートに一生懸命メモを取り、学生気分です。すぐにでも臨床の役に立つお話でした。この学会に参加できたことは、私の漢方外来の治療成績を更にアップさせること間違いないです。私は内科医として漢方をやっているので、内科疾患をみることが多く、時々婦人科系や皮膚科、耳鼻科疾患などにも対応しています。しかし、整形なら整形の先生が専門的な眼と多くの臨床経験から漢方の使い方のコツを教えていただけると、非常に参考になります。

    ところで、私は営業の仕事をしたことがないので、大変だろうなと思うのですが、営業が上手な人と下手な人がいますね。上手な人は元気で明るくユーモアがある。下手な人はその反対。会社からこれを売ってこいといわれ、そのまま商品説明してしまう。聞く方からすると全然面白くない。下手な営業マンはそもそもそういう商品にニーズが有るのかさえ調査せずに自分の言いたいことだけ言って帰っていく。私が思うに、上手い営業マンは客に何かを与えてくれる。それは、金品ではなく、元気だったり、笑いだったり、知らない情報だったり。何も与えずに逆に顧客からの情報を聞くだけ聞いて帰っていくのは最悪。少なく見積もってもわたしたちの時給を考えると営業マンに会って話した時間は患者さんを見れないのでマイナスとなるわけで、時間泥棒だと言う自覚をもっていただきたいものです。