むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 相手が怖い顔をしているのは自分のせい

    夫婦間で相手がいつも眉間にシワを寄せてにこりともしないとか、職場でいつも不機嫌な人がいて、その人がそばにいるとこっちも気分が悪い、みたいなことってありませんか?被害が軽い場合、それ以上のなんでもありませんが、たまにはその不機嫌な顔のせいで夫婦間に亀裂が入ったり、職場で出勤するのが辛くなってやめてしまったりすると、大変です。

    このような場合、当事者に話を聞くと、相手の顔が怖い、見るだけで動悸がする、みたいな話になります。果たしてそれが真実でしょうか?私が最近勉強している丸山敏秋先生の著書によると、相手の顔は自分の顔を写した鏡だと思えと言うことです。自分が笑っていないから相手も機嫌悪そうな顔をしているのです。嘘だと思うなら試してみてください。苦手な人の前で、自分の顔がいかにしかめっ面しているか、自覚がないと思います。まずはそれを反省してニッコリしてみましょう。きっと相手の表情も緩むはずです。店の営業の達人は無意識にそうしていると思いますが、ここは、意識的に微笑むことです。相手に「もっと笑って!」といっても無理です。自分がほほえむことなら難しいことではありません。

    鏡に写った顔が汚れているからと、鏡を拭いていませんか?そう言う時は、自分の顔を拭くのが正解です。相手を変えることは難しいけど、自分を変えるのはいともたやすい。私の最近の例を挙げると、徒歩通勤中にとても怖い顔をした男性といつもすれ違っていました。ためしに、思い切ってニッコリしながらおはようございます!といってみた。その結果、今では毎朝その人は微笑みながら挨拶してくれるようになりました。相手のことを知りもしないで怖いと思ったのが間違い。自分がニッコリすることで相手の心も緩むのです。

  • アイドリングストップ機能の終焉

    連日の雨、被害がないといいですが、相当降っていますね。クリニックのほうは、昨日おとといと雨が上がると相当混み合いました。しかし、今日も大雨の中大勢の患者さんにおいでいただきました。「病院なび」と言う病院検索サイトから当院の初診予約ができるようになったのもありますが、連日いろんな患者さんが方々からこられます。一例一例、複雑なパズルを解くような頭の体操です。皆さん、いろんな症状で困っておられます。また、幾つもの病院に通っても治らなかったと言うような難しい症例が集まっています。どう考えても2−3分の診察では終わりませんので、混雑してしまいます。待ち時間が長くなってすいません。

    話はかわって、夏場の訪問診療は暑くて大変です。患者さん宅に車で行くのですが、1軒1軒が車で2−3分の距離なので車のエアコンが全然効かないうちに次の家に着きます。ずっと暑いままです。さらに厄介なのがアイドリングストップです。ちょっとスピードが落ちると勝手にエンジンが停止します。もちろんエアコンも効かなくなります。今日、ネットで知ったのですが、新しいトヨタのヤリス(昔のビッツ)とかRAV-4はアイドリングストップ機能が付いていないそうです。なぜなら、アイドリングストップで得する燃費はごくわずかで、アイドリングストップ機能にかかるコストに見合わないとわかったからです。

    また、アイドリングストップはバッテリー負荷が大きく、車検でバッテリー交換をすれば得したガソリン代以上になります。また、最近のエンジンはダウンサイジングで排気量を落とすかわりにターボがついているので、エンジンがとても熱くなります。アイドリング中にファンで冷却しておかないといけないのに、エンジンが止まってしまうのでエンジン負担も大きくなります。そこで、私はできるだけアイドリングストップ解除ボタンを押します。エアコンも止まらず快適です。

  • 直感で生きる=今を大切にすること

    昨日は、処方を考えるときに直感に頼らず、理詰めで考え抜くと言う話を書きました。医療をする上では、勘ではいけないので、しっかりと根拠を考えます。しかし、日常生活の上ではもっと直感に頼った方がいいのではないかと思います。私たち人間も動物ですから、危険か安全かなどと言うことは結構直感でわかります。その直感を鈍らせているのが世間体とか人の意見とか金銭面の都合などです。例えば、川沿いのアパートの物件を紹介されたとします。「いい景色だな。ここなら友人からはいいとこ住んでるね、と言われるだろうな。でも、大雨の時大丈夫かな?でも家賃が思ったほど高くないし、ここに決めようかな」と、直感を無視して世間体や金銭面を優先した結果、水害にあったりします。

    では、私たちはどのように日々を暮らしたらいいのか。まずは直感力を鍛えることです。もし、目覚ましがなる前に目が覚めたら、それが体の教える「起きろ」のサイン。その時間に起きると何かいいことがあるかもしれません。部下からこれはどうしましょう、ときかれたとき、GOサインを出すか止めるか、の判断も直感に頼る。じっくり考えてもどうせ正しい答えになるとは限らないからです。もし道端に百円が落ちていたら、すぐ拾う。後で、と思っていては、もうそこにはないからです。もし道端にバナナの皮が落ちていたらすぐ片付ける。あなたかそのタイミングで拾わなかったら誰かが滑って怪我するかもしれないからです。

    「気づいた時に気軽に、喜んで、さっと処理する。気づくと同時に行う。これが成功の秘訣、健康の秘法である」「一日は今の1秒の集積である。今を失う人は一日を失う人」と言うのは丸山俊雄先生の言葉です。来るか来ないかわからないような将来の不安を膨らませて今の時間を無駄にするのは人生の無駄です。今を楽しみましょう。

  • 洗濯機を乾燥させよう

    連日すごい雨ですね。犬の散歩も1週間くらい行けてません。私は家の中が湿気ないように窓は開けないようにしています。適宜エアコンを入れて除湿しています。ところで、エアコンにはドライという設定がありますが、皆さん使いますか?私はめったに使いません。ドライと言うのは、まず冷房して空気を冷やすと水滴がでるのでその水分を室外に捨てて除湿します。そして、冷えた空気はエアコンの暖房機能を使って温めて送風します。つまり、エアコンが冷房と暖房の両機能を使っているのがドライなのです。無駄に電気代がかかります。ドライ設定は弱冷房のことではないということをちゃんと理解して使いましょう。

    一方、洗濯機には乾燥機がついていますが、皆さん使いますか?これだけ雨が降れば乾燥機にかけるのがいいと思います。部屋干しすると雑菌が増えて洗濯物に匂いが付きます。それから、洗濯機の乾燥機がいいのは、洗濯槽が乾くことです。洗濯後に洗濯機の内部が湿っているとカビの原因となります。乾燥機を使うと洗濯槽が乾くので、カビません。私は通常、洗濯物は部屋干しにしても乾燥機を空で10分ほど回します。洗濯槽を乾かすためです。毎回きちんと乾かすと、洗濯物の雑菌臭は完全に消えますのでぜひおためしください。また、洗濯機の扉は閉めずに開けっ放しが原則です。もちろん乾燥させるためです。カビ対策はアレルギー(鼻炎やアトピー、喘息など)の対策になります。

    話は変わって、今朝は6時半から鴨頭嘉人さんの講演がありました。無料のWEB講演です。鴨頭さんの講演料は1回あたり100−200万円だそうなので、無料で参加できてラッキーでした。参加者はなんと500名越えでした。こんな人数の講演会はリアルでは相当でかい大講堂でないと3蜜を避けられませんが、WEBのおかげで日本中から参加できるのです。素晴らしいことです。今日は、コロナが怖い怖いと言っている人達の心理について学びました。

  • 地名はご先祖の知恵・メッセージ

    熊本県南の水害のニュースを見ると、本当に怖いですね。当院には人吉からも何人か通ってこられているので心配しています。水害は体はもちろん、財産などもあっという間に奪い去っていくので、地震より手に負えないのではないかと思います。地震の際には、これからは頑丈な平家がいいと言っていましたが、水害を考えると2階建てがいいですね。聞いた話では、今回の人吉の水害は2階の天井まで水が来た家もあるそうです。そうなると、2階の屋根に登らないと助かりませんが、それは怖いですね。そう考えると、鉄筋で3階建てにして1階は駐車場など住まい以外のスペースとして、2階と3階に住むのが安全ですね。でも、そんな家は相当お金がかかります。

    では、マンションの3階以上の部分に住むのはどうか?これは良さそうですが、下の階が水没すると停電したり下水が使えなくなったりして住めなくなった事例があります。去年の東京の武蔵小杉のタワマンが記憶に新しいですね。マンションを補修するにはとんでもないお金がかかるので、保険がカバーしない場合はどうしようもなくなります。

    地名を見ると水没しやすいかどうかは大体わかります。水や津、沼などの地名は低いところにあるので注意。熊本市内なら水前寺、出水、江津、秋津など。水害の心配がないのは、山や嶺が地名になっているところ。山ノ神(当院住所)、山ノ内、小峯、長嶺、帯山など。ただし、山の地名の中にもちょっとした谷間があるのでそこは見逃さないようにしましょう(例えば長嶺は場所によって水没します)。最近は、住宅メーカーが団地を作るときに古くからあるイメージの悪い地名を変えて自由が丘みたいなきれいな地名をつける場合があります。悪い地名はそこに住むと危ないよというご先祖様からのメッセージなので、無視してはいけません!