むらかみ内科クリニック

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  • 相手が怖い顔をしているのは自分のせい

    夫婦間で相手がいつも眉間にシワを寄せてにこりともしないとか、職場でいつも不機嫌な人がいて、その人がそばにいるとこっちも気分が悪い、みたいなことってありませんか?被害が軽い場合、それ以上のなんでもありませんが、たまにはその不機嫌な顔のせいで夫婦間に亀裂が入ったり、職場で出勤するのが辛くなってやめてしまったりすると、大変です。

    このような場合、当事者に話を聞くと、相手の顔が怖い、見るだけで動悸がする、みたいな話になります。果たしてそれが真実でしょうか?私が最近勉強している丸山敏秋先生の著書によると、相手の顔は自分の顔を写した鏡だと思えと言うことです。自分が笑っていないから相手も機嫌悪そうな顔をしているのです。嘘だと思うなら試してみてください。苦手な人の前で、自分の顔がいかにしかめっ面しているか、自覚がないと思います。まずはそれを反省してニッコリしてみましょう。きっと相手の表情も緩むはずです。店の営業の達人は無意識にそうしていると思いますが、ここは、意識的に微笑むことです。相手に「もっと笑って!」といっても無理です。自分がほほえむことなら難しいことではありません。

    鏡に写った顔が汚れているからと、鏡を拭いていませんか?そう言う時は、自分の顔を拭くのが正解です。相手を変えることは難しいけど、自分を変えるのはいともたやすい。私の最近の例を挙げると、徒歩通勤中にとても怖い顔をした男性といつもすれ違っていました。ためしに、思い切ってニッコリしながらおはようございます!といってみた。その結果、今では毎朝その人は微笑みながら挨拶してくれるようになりました。相手のことを知りもしないで怖いと思ったのが間違い。自分がニッコリすることで相手の心も緩むのです。