むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 地名はご先祖の知恵・メッセージ

    熊本県南の水害のニュースを見ると、本当に怖いですね。当院には人吉からも何人か通ってこられているので心配しています。水害は体はもちろん、財産などもあっという間に奪い去っていくので、地震より手に負えないのではないかと思います。地震の際には、これからは頑丈な平家がいいと言っていましたが、水害を考えると2階建てがいいですね。聞いた話では、今回の人吉の水害は2階の天井まで水が来た家もあるそうです。そうなると、2階の屋根に登らないと助かりませんが、それは怖いですね。そう考えると、鉄筋で3階建てにして1階は駐車場など住まい以外のスペースとして、2階と3階に住むのが安全ですね。でも、そんな家は相当お金がかかります。

    では、マンションの3階以上の部分に住むのはどうか?これは良さそうですが、下の階が水没すると停電したり下水が使えなくなったりして住めなくなった事例があります。去年の東京の武蔵小杉のタワマンが記憶に新しいですね。マンションを補修するにはとんでもないお金がかかるので、保険がカバーしない場合はどうしようもなくなります。

    地名を見ると水没しやすいかどうかは大体わかります。水や津、沼などの地名は低いところにあるので注意。熊本市内なら水前寺、出水、江津、秋津など。水害の心配がないのは、山や嶺が地名になっているところ。山ノ神(当院住所)、山ノ内、小峯、長嶺、帯山など。ただし、山の地名の中にもちょっとした谷間があるのでそこは見逃さないようにしましょう(例えば長嶺は場所によって水没します)。最近は、住宅メーカーが団地を作るときに古くからあるイメージの悪い地名を変えて自由が丘みたいなきれいな地名をつける場合があります。悪い地名はそこに住むと危ないよというご先祖様からのメッセージなので、無視してはいけません!