むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 新年度がスタート

    3月は春分の日が休日当番医にあたっており、50名近い発熱患者さんが来院されました。それからまだ10日ほどしかたっていませんが、今日は医師会病院の休日協力医として内科系救急外来に出勤しました。とはいえ、当院の当番医のときの5分の1ほどしか患者さんがきませんでした。なぜ医師会病院はこんなに患者さんが来なくなったんでしょう。コロナ前は数時間待ちは当たり前で、手伝いに行くと休みなくずっと働いていたのに、今はのんびり勤務です。ちょうど、藤好クリニックの藤好先生と一緒になったので、くりの実カフェのビーガン料理のことや、特保・サプリの危険な裏話などいろいろ教えていただきました。

    医師会の仕事が終わってから急いで帰宅して健軍自衛隊前の桜まつりに行ってみました。桜は八分咲できれいでした。道路が歩行者天国になっており、相当な人出でした。私のよく行く下通りのケバブ屋さんも出店していました。桜まつりのあと間もなく雷雨となりました。お祭りの間降らなくて良かったですね。まだ満開でないのでこの雨では散ることはないでしょう。

    桜まつりのあとはジムに行って5キロラン。その後いつものように温泉。温泉では毎週同じ人と会うので、名前も仕事も知りませんがあうたびに世間話をするようになりました。さて、いよいよ4月です。新しい職場で働くという人も多いと思います。今年は4月1日が月曜というちょっときついスタートです。新生活がまるまる一週間続きます。緊張するでしょうけど、無理しないように。

    新聞にもありますが、4月1日から働き方改革が病院の医師にも適応されることになり、夜間働ける医師が相当少なくなります。夜間救急を中止したり縮小するところが多いみたいです。昼忙しいから夜に救外を受診するみたいなことはできなくなります。ちょっと熱が出ても朝まで待てるかしっかり判断してどうしてもだめなときだけ救急外来を利用してください。

    自衛隊前 桜祭り

  • サウナで自律神経を鍛える

    年度末でいそがしかった人たちもいよいよ大詰めです。ちょうど大晦日みたいな感じ。ジムの温泉では一年の疲れを取りに来たかのようにとんでもなく混み合っていて、「芋の子を洗うような」というのがピッタリの状態でした。当院は、漢方を専門にしている影響もあり、小学生〜高校生もたくさん来院されます。なかでも、高校入試や大学入試まえにお腹の調子が悪いとか、朝起きられず、生活リズムが狂っているとか、いろんな相談があります。出席日数が足りなくなりそうで進級が危ういという相談もありました。今日はそういう学生さんたちがたくさん来院されました。みんな高校や大学に合格できたとか、ギリギリ出席日数がたりて進級できたとか、うれしい報告でした。漢方やっててよかった、と思います。未来を支える子供さんたちが健康で元気に夢を掴んでくれると、日本の未来も明るい気がしてきます。

    この時期、暑かったり寒かったり体はついていくのが大変です。なかには体はカッカとほてるのに手足は冷たいとか、布団に入ると寝汗がすごいとか、いろんな相談を受けます。季節替わりで自律神経の調整がうまくいっていないものと思われます。自律神経は脈拍、体温、発汗などをオートマチックに調整するものです。更年期でも急に熱くなったり汗が出たりするのは自律神経の乱れです。

    自律神経を治す薬があまり存在しません。漢方では割とそのあたりも対処する方法があります。それ以外で私がとてもいいと思うのはサウナです。すごく暑い,熱い、水風呂にドバーッと入ってつっ冷たい!これは熱いも冷たいも交感神経が緊張した状態です。冷水から上がって体を拭いて気持ちよく外気浴していると、内にこもった熱があるのでじわじわと汗がでます。ここで副交感神経優位となり、リラックスモードに入ります。サウナ→冷水→外気浴→またサウナ、を繰り返すことで、この交感神経と副交感神経の両者を大きく刺激します。こうして自律神経が鍛えられると、春の暑い寒いなんて可愛いものです。

     

  • うまくいくかなんて関係ない、やってみることが大事

    カレーを作った鍋を洗ったら流しが詰まってしまいました。ちゃんと生ゴミを貯めるところには目の細かい不織布のフィルターを装着していたのになぜだろう。仕方ないので、塩素系のパイプ洗浄剤とか、お湯に溶いた重曹とか流してみましたが全然流れません。以前この状態でパイプづまりを治すという業者(ポストによく宣伝が入っているところ)に頼んだら、何やら強力な洗浄剤を使って流してくれた覚えがあります。出張費がかかるので結構な高額だった気がします。なにかいい方法はないかとあれこれ、やってみましたが、全然通りません。そこで、ふと思い出しました。生協のカタログでこういうときのためにながーい(50センチぐらいある)パイプ洗浄用ブラシを買っていたのでした。針金が適度に柔らかく、パイプが曲がっていても奥まで入っていきます。それでゴシゴシしたら、モノの10秒ほどで通過しました。素晴らしい。たしかこのブラシは数百円だったと思います。買っててよかった。

    今朝は経営者モーニングセミナーに参加し、パラリンピック金メダリストの浦田理恵さんの講話を聞きました。大学生の頃失明して、将来の夢が完全にだめになってしまった。県外の大学に通っていたため、失明したことを親にも言えずひとり悩んでいたそうです。でも、視力が日に日に落ちていき、とうとう意を決して帰省したところ、駅のホームも怖くて歩けず、迎えに来たお母さんからは、ふざけた歩き方して!と怒られたそうです。「お母さん、目が見えなくなった」と告白したところから新しい世界が開けました。お母さんは、駅で人目もはばからず大泣きしたあと「目が見えなくてもできることをやってみよう」と言ってくれたそうです。

    なんで自分ばかりこんな目に合うのか、と愚痴ばかり言って何もかも諦めていたのに、お母さんの温かいサポートでうまく行かなくてもなんでもやってみようと決心したそうです。26歳のときにゴールボールというスポーツに出会い、競技を始めて、日本代表の座を掴み、ロンドンで金メダル、東京で銅メダルをとったそうです。何事も諦めない、やればできる。そして、目標達成のためにはひたすら努力する。いいお話でした・・・・・と、話を聞いただけでは何も進歩しません。自分もすぐ行動、実践あるのみです。

    クリニック前の公園 桜が開花しました。週末雨が上がれば見頃となるでしょう。 

  • 韓国家庭料理店を見つけました

    温かい雨の週末となりました。今年は卒業式のときに桜が咲きませんでした。例年より1週間以上遅れているようです。もしかしたら入学式の頃に咲くかもしれません。それはそれでいいものです。桜まつりなどの予定が狂ってしまうかもしれません。インバウンドで外国から桜目当てに来た外国人たちを大勢見かけますが、残念ながらタイミングが悪かったですね。こればかりは事前にわかりませんから、運ですね。

    Googleマップをなにげに見ていたら新市街に「母の店」という変なネーミングの店をみつけました。これは韓国のオンマの店だとピンときてネットで検索したら、チゲの専門店だとわかりました。これは行ってみないと、と思い、夕方さっそく行ってきました。今まで何度もその店の前を通ったことあると思いますが、変な名前の店なので素通りしていました。今日はそこへ直行です。ドアを開けたら店内には客はおらず、テーブルいっぱいにキムチ用の白菜が並べてありました。オンマが今日は予約が1件もないからキムチを漬けてた、と言ってました。キムチを手作りしてるなんていきなり期待度マックスです。テーブルについてテンジャンチゲとキムチ奴を頼んだら、ついてきたキムチが最高にうまい!ソウルでもこんな美味しいキムチ食べたことない。チゲもとても美味しかったので、ちょっと雑談していたら、このチゲのだしは牛骨を煮込んで作ったんですよ、とだしのスープを見せてくれました。これほど丁寧な料理だから美味しいに決まっている。

    他に誰もいない店内で、うまいうまいと食べていたら、オンマがポツリと言いました。「お客さん、病院の先生ですか」料理の話しかしていないのにバレてしまった。なんでだろう。そういえば、警察官とか学校の先生とかも独特の雰囲気をもっているので、職業柄話し方に日頃のクセが出ているのかもしれませんね。今日も美味しいものを食べたあとはジムに直行して、カロリーを消費しました。

    「母の店」のカウンターに並ぶ白菜

  • iPhoneの画面にうつっているQRコードを読み取る方法

    春分の日でした。これからはどんどん明るい時間が長くなってきます。今日も夜7時ごろまだ明るかったので、季節が変わったのを感じました。季節は春とはいえ、今日は風が強く寒かったです。セーターやコートなどせっかくしまったのをまただしたりして寒暖差に対応するのが大変です。当院は休日当番医でした。朝からひっきりなしに発熱患者さんが来院されました。聞くところによると小児科の当番医では5時間待ちといわれた、とのこと。それは大変です。かかる方も体調がさらに悪くなること必至ですし、診察するドクターやスタッフの体も心配です。

    開業当初から当院に通院されていた患者さんがいました。たまたま私と同じ歳。昨年末に胃の調子が悪いといわれて、胃カメラをしたところ進行癌が見つかりました。その当時はまだ体が動けたので、最後に行きたいと言う温泉に行ったり阿蘇旅行をしたりして、その後驚くべきスピードで身辺整理をされました。断捨離の毎日。それから、自分の最期はどうしてほしいか家族などにしっかりはなし、自らホスピスにも相談に行き、病院にも希望をきちんと伝えられました。その後、次第に病状も悪化してホスピスに入っておられました。今日、ご家族から訃報を聞きました。若くて残念でした。最後をここまで見事に自己プロデュースした人を私は初めて見ました。ご家族もこれまでの感謝の言葉を伝え合う時を持つことができて満足いく最期でした。

    ところで、iPhoneの画面に現れたQRコードを読み取りたいと思ったことはありませんか。ネットサーフィンをしていたらそんな技を紹介してあったのでさっそく試してみました。操作方法は簡単です。画面に現れたQRコードをスクリーンショットする。この写真をLINEのQRコード読み取りの操作で開くとリンクに飛ぶことができます。なるほど、この方法ならiPhoneを別のiPadなんかもってきて読み取らなくていいですね。それにしても、もう少しシンプルにQRコードの読み取り(移動)できたら良いのに、と思ってしまいます。