むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • いよいよクリスマスシーズン

    日本はクリスマスシーズンがいつから始まるかの定義が曖昧です。気がはやいところは11月初旬にはクリスマスの飾りつけやセールをしたりしています。

    一方アメリカでは秋頃からイベントが続くため、一つずつきちんとこなしていきます。秋になって最初がハロウィン、次が感謝祭、それが終わるとクリスマスです。つい先週木曜がサンクスギビングデー(感謝祭)でした。サンクスギビングではターキー(七面鳥)のローストを各家庭で作って食べます。グレービーソースとかグランベリーソースなどが、パサパサして淡白な七面鳥を深い味わいにしてくれます。このソースが美味しいので、ターキー料理は好きですが、ソースを使わないターキーサンドウィッチなどはあまり美味しいと感じたことはありません。

    そして、この感謝祭が終わるといよいよクリスマスシーズン入りです。FMラジオなども24時間ずっとクリスマスソングを流す局があります。私がいつも聞いているヒューストンのFM局KSBJでも、最近ではずっとクリスマスソングばかりです。クリスマスソングと言っても、定番のクラシックなものから新しいものまで数限りなくあります。海外のFMはインターネットでリアルタイムに聞くことができます。私はアンディーウイリアムスのIt’s the wonderful time of the year が好きです。

    当クリニックでも、待合ロビーにクリスマスツリーを飾りました。

    日本ではクリスマスと忘年会とごっちゃになってとにかく慌ただしく、街は賑わい、車は渋滞して大変な季節ですが、アメリカでは職場の仕事はやや減ってホリデームードになり、家庭には暖かい灯がともり愛に溢れ、一年中で最も素晴らしい時を過ごします。逆に、人によってはそういう季節だからこそ寂しくなるというのも理解できます。

    私たち医療関係者は、そんなことを言っていられないくらい忙しい季節です。例年この時期はインフルエンザや感染性胃腸炎が流行し、年末年始の当番医や当直のノルマもあり、一年で一番忙しく、過労で倒れそうになる季節でもあります。当院は1月2日が当番医です。

     

  • 鍼(はり)治療

    クリニックがオープンしてから1ヶ月間は、鍼治療を無料体験していただきました。実際には初診料や再診料がかかっていますので、全く無料ではないのですが、一人でも多くの方に鍼治療が怖いものでなく、心地よい刺激であることを体験していただきたいと思いました。また、患者さんの状態が鍼治療で治るものなのかどうか、あるいは、私の技術で治せるものなのか、というのは実際にやってみないとわかりませんから、初回はお試しで、という意味合いもありました。

    人によっては、とてもよく効いてびっくりして帰られますが、あまり変わり映えのしない方もいます。もちろん、変わらない場合はこの先継続しても良くなる可能性は低いですが、少しでもいい感じであれば、今後改善する可能性が期待できます。

    このホームページの「お知らせ」や院内ロビーにはすでに案内しているところですが、来週10月11日から鍼治療は有料となります。予約料として鍼の代金をいただくことになりますが、予約に関しては、当日すぐでも承りますので、まずはご連絡ください。

    鍼治療というと、肩こりや腰痛など整形疾患が多いのですが、それとは別に、頭痛、めまい、難聴、耳鳴り、鼻炎(鼻づまり)、ストレス障害などいろいろな病態に対応できます。これは、自律神経を調整し、交感神経の緊張を静めたり副交感神経を優位にする作用があるためです。

    当院で使う針はセイリン社(日本製)の使い捨て針です。かなり細く、私が好んで使っているのは一番というサイズです。番号が上がるほど太くなります。針が細いとコシがなく、刺さりにくいのですが、そこは技術です。昔は3番の少し太い針を使っていたのですが、細くていたくない一番に変えても治療効果が落ちなかったので、今では安心して細い針を使っています。

    治療効果は針が終わってすぐ実感する場合もありますが、針を抜いて帰宅した頃、ふと気がつくと軽くなっている、とか、久しぶりに熟睡できました、とかいうこともあります。

    以上、鍼治療のご案内でした。

  • 不眠の患者さん

    いろいろな悩みで近くの内科の先生からも心因性(心の問題)かもしれないので、むらかみ内科クリニックに行ってみたら、とご紹介いただいたりしています。ありがとうございます。なかでもめまい、ふらつき、不眠の患者さんが多く来られます。

    今回、デパスとアモバンという2つの安定剤、睡眠薬が向精神薬に指定されることになりました。向精神薬は麻薬や覚醒剤に並ぶカテゴリーで、薬局での管理も通常の薬より厳しくなるし、処方日数にも制限が加わります。それだけ習慣性もあって、やめられない要注意の薬なのです。

    これまで、ストレス、不安、不眠、パニックなどあらゆる場面でデパスが使われてきました。それだけよく効くのです。しかし、効果が良いばかりにやめられなくなる、大変な薬でもあるのです。当院でも極力使わないようにしています。

    ところで、先日も書きましたが、GoogleMapsでストリートビューが完成しました。うちのクリニックをGoogleMapsで表示すると、地図から付近の写真へ飛ぶことができます。その中に、院内の風景へと進めるようになっている部分があります。待合から点滴室へと進んでいけますので、是非おためしください。

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    立田山ではこういうところを走ります。遠くで鳴く蝉の声と自分の足音しか聞こえません。静寂の中で心が洗われます。また、不整地を走るのは体の歪みをとる最も効果的な運動です。

  • ヘモグロビンA1c

    糖尿病の患者さんにはおなじみの検査でヘモグロビンA1cというものがあります。この1か月の血糖の評価がこの数字です。来院する前に慌てて食事に気をつけても、この数字は騙されません。採血した日をさかのぼって約1か月間の血糖の推移をあわわします。

    糖尿病の薬を飲むと、このヘモグロビンA1cの数値をめどに薬の調整をします。7を切っていれば良好。8を超えていれば不可。7から8の間はもう一歩という感じです。

    通常、この検査には静脈血採血をします。そして、検査を外注する場合には結果が来るまで1日かかります。したがって、通常糖尿病の治療で来院した患者さんが採血結果を聞くのは1ヶ月後の受診日になります。

    当クリニックでは、迅速ヘモグロビンA1c検査器を導入しています。驚くべきは、その検査に必要な血液量です。血糖を測る簡単な方法に指や耳たぶからわずか1滴の血液をとって測る方法がありますが、その1滴で血糖とヘモグロビンA1cが両方測れます。時間も5−6分です。今まで他院で糖尿病の治療をしていた患者さんが今日当院に初めて来院し、この検査をして、あっという間に結果までわかったことにとても感心していただきました。もちろん、すぐ結果がわかるので、その日の処方内容もその結果に基づいて調整できます。非常に嬉しいことだと思います。

    私たちのクリニックの理念として、「患者さんの健康と幸せのためにベストを尽くします」としています。ベストを尽くす一つの姿勢として導入したのがこのヘモグロビンA1c迅速検査です。その日の検査結果でその日の処方を調整すれば、当然良い方向に進みます。

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    犬はじっとしていないので、写真がぶれます。綺麗に撮れていませんが、とりあえず・・・。

  • 保健所の実地検査もクリア(祝)

    保健所から開設直前の実地検査が来ました。開設の手引きというものをあらかじめ貰っていたので、調査されたのもそれに沿ったものでした。院内掲示物(開設者の名前、従事する医師の名前、開院時間など)、レントゲン室の注意書きの掲示、感染性廃棄物の倉庫の掲示など規定通りかどうかをチェックされました。

    また、図面通りの建築がなされているか、診察室に手洗いはあるかなどを見られました。医療機器では、レントゲンの機種が設計図に書いてある機種を取り付けてあるかどうかしつこく調べられました。オートクレーブはきちんと色の変わる滅菌袋を使うようにとか、定期的な保守点検をするように計画するようにと言われました。点滴に使う医薬品の管理について、劇薬や麻薬、向精神薬の取り扱いについて聞かれましたが、まだ医薬品が納入されておらず、こうするつもりですという話だけで終わりました。

    感染性廃棄物処理業者との契約について聞かれましたが、契約書の確認はありませんでした。最後に電子カルテのサーバー室をチェックされ、そこが鍵がかかるようになっているかを確認されました。

    (以上、今後新規開業される先生のために記録として書きました)

    晴れて、営業許可証のようなものをもらって、ハッピーです。

    その後、市役所に行き、生活保護の医療機関登録を行い、保健所に行って結核治療の医療機関登録を行いました。難病と労災に関しては今日は時間がありませんでした。結核の申請をした際に、「これを申請しないとどんな不利益があるんですか?」と聞いてみた。何のための申請なのか知らずに、とにかく申請リストを元に巡っているのだから仕方ない。相手も、あっけに取られたように、これを出すことで結核治療が公費負担の申請できるようになります、とのこと。なるほど、そういう意味の申請だったのかと、なっとくしながら、お礼を言って帰りました。

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    いよいよオープンまで残すところ1日です。最後の1日は模擬患者さんでいろんな想定をしながらみんなで予行練習です。