むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • Macで動く電子カルテ

    最近のクリニックはたいてい電子カルテが導入されています。電子カルテは受け付けたらすぐにパソコン上でカルテが見られるため、事務作業が簡略化されます。また、会計用のパソコンとも連動していますから、診察が終わったらほぼ支払い計算が終了します。

    世の中のほとんどの電子カルテはWindowsかLinuxで動きますが、私のクリニックに導入するのはMacで動く電子カルテです。Macというのは、i Phoneでおなじみのアップル社が出しているパソコンのことで、使い勝手やデザインはi Phoneと同じでとてもユーザーフレンドリーでおしゃれです。ただ、Mac用の電子カルテは数少なく、圧倒的にマイナーな存在です。

    そうした中、熊本市内で唯一当クリニックと同じ電子カルテを採用しておられるMクリニックに、見学に行ってきました。周辺機器の接続や実運用についていろいろな疑問や不安があったのですが、目の前でそれらが解決されました。このおしゃれなマックの電子カルテを使いこなして、診療に活かす自信が湧いてきました。M先生ありがとうございました。

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    今日見学したMクリニックでは、先生の横で医療事務の方が診察内容を聞き取り、入力代行されていました。そうすることで、先生はパソコン入力に労力を注ぐことなく、患者さんの診察に集中できるのです。すばらしい!

  • 2016年9月1日 熊本市東区山ノ神2丁目に開院予定です。

    ③外観C

    当クリニックをオープンするにあたり、3つの理念を掲げました。

    (1)患者さんとその家族の健康と幸せのためにベストを尽くします。
    (2)そのためには、西洋医学、東洋医学などあらゆる手段を検討します。
    (3)患者さんは自分の家族と思い、心の通った接遇を心がけます。

    通常は、患者さんの健康のために仕事をするのですが、それを支えるご家族も健康で幸せでないといけません。高齢社会を迎え、老老介護の問題も現実として多々見受けられます。片方が病気をして、介護する方も共倒れになっては元も子もありません。ご家族の健康のことも考えて実践したいと思います。

    私は、漢方がしたくて医学部に進みました。医者になってすぐから漢方を教えていただける先生の元に通い、ひたすら勉強して20年以上が経ちました。今では漢方を大学の学生さんに講義する立場となりました。また、鍼治療や整体も治療に取り入れ、西洋薬だけでは治せない色々な疾患を、別の視点からアプローチすることで治せるようになりました。

    いろんな難治性の病気で、検査をしても異常が見つからず、症状だけが続いている患者さんがおられますが、実は心の病気(ストレスなどが原因)のことがあります。知らず知らずにたまったストレスのせいで体が悲鳴をあげて多彩な症状を出してくるのです。このような場合、漢方だけでは難しいこともありますので、抗うつ剤などの力も借ります。ハイブリッド治療です。

    当クリニックでは、最新の検査機器をできるだけ取り揃えて診断、治療できる体制作りをしましたが、実際にはそういう検査だけでなく、患者さんのお話をじっくり聞いて、もし自分の家族ならどのような治療方針で行くか、と親身になって考えることが何より大事だと考えています。時間がなくて、薬を早くもらいたい人、まずは話をじっくり聞いて欲しい人など色々あると思います。また、漢方薬が効くと言われても、味が苦手で飲めない場合もあると思います。そういう一つ一つの要望は、どうか遠慮なくお伝えください。話し合って、ベストな方法を一緒に考えていきましょう。