むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 動物病院

    毎年5月はうちのワンちゃんの動物病院に行く月です。狂犬病ワクチンと9種混合ワクチン、フィラリアの予防薬をもらうのが目的です。例年は狂犬病ワクチンは近所の学校である公的な予防接種に連れて行くのですが、今年は地震の影響でどの学校も避難所になっており、連れて行っていいのかどうか分からず行き損ないました。

    今日はかかりつけの動物病院に連れて行き、定期検診と予防接種をしてもらいました。去年の受診時には体重が8キロもありメタボです!と注意されました。それから一年、僕はうちのワンちゃんの主治医としてメタボを治療(食事療法)し、今年受診したらなんと6.3kg!バッチリメタボは解消していました。

    開業準備をしていると、動物病院とはいえ待合室の様子や受付スタッフの対応など、いろんなところが気になって仕方ありません。

    写真は今年の冬にドカ雪が降った時のうちのゴンです。雪を喜んでます。

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  • 一枚のスケッチから

    今日は一枚のスケッチをご紹介します。

    クリニックの設計をお願いしているGATの吉浦さんから最初に提案していただいたクリニックのイメージです。2パタンあり、A:フラットな屋根、B:Mの字に大きなスロープの屋根。これをみて、パタンBの方を選びました。A は無難な感じでよくある建物、Bの方が面白いと思ったからです。日付を見ると、H27年8月ですから、これから建物完成まで1年がかりということになります。

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    クリニックの設計にひとつ変わった注文をしました。あまり大きなガラス窓を入れないということです。最近のクリニックの待合にとても大きなガラス(全面ガラス張り)の設計を見かけますが、熊本は暑い。さんさんと日が差し込む明るい待合は写真で見る分にはいいけど、実際にはちょっと辛い。エアコンの効きも悪くなる。そう思って、小さめの窓にしてもらいました。快適な待合室になると思います。

  • いつものところに

    植物はいったん根をおろすと何年たっても同じ場所に生き続けます。地震があっても、何があっても、同じ場所でいつものように花を咲かせます。

    一方動物は足がありますから、餌や水を求めて移動します。日本人は農耕民族で、いったん居を構えたたらあまり移動しませんが、西洋人は狩猟民族ですから、動物が移動すれば、自分たちも移住します。

    写真は俵山の萌の里のポピー畑です。地震前に撮影しました。

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    開業医(クリニック経営)は植物と同じです。いったん地域に根をおろすと、何があっても移動しません。地域の皆さんの健康と幸せのためにひたすら邁進します。それが私たちの喜びなのです。

  • 地震のストレスには漢方を

    今回の熊本地震で体調を崩した方が数多く来院されています。漢方薬はこのような症状にも非常に有効です。

    たとえば、地震酔い(いつも体が揺れている感じがする)の場合には苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)を、夜になると不安な気持ちが強くなり、眠れない場合には柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)を使います。今お困りでしたら、このような処方をお求めください。ただし、体質に応じて、ほかの処方をお勧めすることもあります。もし、入手困難の際には、私にご相談ください。むらかみ内科クリニックはまだオープンしていませんので、H28年7月末までは桜十字病院(熊本市南区)の内科外来(村上)までご連絡ください。

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    写真は震源地に近い惣領神社です。H28年の正月に参拝した時のものです。

  • 思いがけない大地震(2016年4月)

    2016年4月14日と16日に熊本地震が発生。益城町は2度にわたり震度7という前代未聞の惨事となりました。

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    私は、ランニングが趣味で、よく益城町の総合体育館まで走って行ってました。写真は総合体育館の横を流れる秋津川のほとりに咲いていたコスモスです(2015年10月)。ここは、まさに断層の真上です。

    一日も早く元のように自然豊かで美しい益城町に戻ることを祈っています。そして、被災した熊本の皆さんが落ち着いた今まで通りの生活に戻れますようにお祈りしています。同じ被災者同士、力を合わせて復興していきましょう。