むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 新しい糖尿病食のあり方(私見)

    従来の糖尿病治療はエネルギーコントロール食と言って1日の総カロリーを計算して制限する方法がとられてきました。しかしこのエネルギーコントロール食は十分なタンパク質やビタミンが取れず、栄養のバランスが悪いと思っています。そこで大切なのは糖質を制限して血糖を上げない食事です。最近話題の炭水化物ダイエット(炭水化物を制限してその他の肉や魚野菜などは制限しない食事方法)は同じカロリーの食事をしても血糖があまり上がりません。こういった食事を糖尿病の人には食べていただきたいと思っています。また同じ食べ物でも食べ方によって血糖が上がる場合とあまり上がらない場合があります。例えばご飯を暖かくして食べる場合と冷やして食べる場合では血糖の上がり方が異なります。冷えたご飯を食べると血糖はあまり上がらないことがわかっています。コンビニでおにぎりを買って食べる時、レジで温めますかと聞かれた場合、温めずに食べた方が血糖が上がらないと言うわけです。

    スムージーも人気ですが、スムージーにはリンゴやバナナなど甘い果物を一緒に入れますので、血糖はかなり高くなります。同じく市販されている野菜ジュースも、甘い果物を一緒に入れてあるため、単にトマトやニンジンといった野菜のジュースに比べて血糖が上がりやすくなっています。それを考えると、野菜はサラダとして食べ、果物はデザートとして食べた方が血糖が上がりすぎずにいいと思います。

    ご飯の前に野菜サラダを食べると同じ量のご飯を食べても血糖は上がりません。このような工夫を重ねることで栄養はしっかりとりつつ血糖を上げない食事が可能となります。食品交換表でカロリーの計算ばかりして味気ない糖尿病食に我慢するよりこのような知識を持って豊かな食生活を目指してはと思います。

  • ワクチンの副作用予防法

    新型コロナワクチンの配分の日程が通知されてきました。いよいよ熊本市内の医療従事者枠のワクチン接種が始まります。最近では患者さんからの問い合わせも結構ありますが、一般の患者さんや高齢者の接種枠はもうしばらく先になると思われます。高血圧や糖尿病などの持病がありワクチンを打ってもいいかどうかと言う質問が多いですが、ほとんどの場合はワクチンを打っても良いと思われます。なかにはワクチンが怖いと言うことで打つのをためらっておられる患者さんも多くおられます。ワクチンの副反応でアナフィラキシーのような重篤なものは仕方ないとして、軽微な副作用はあらかじめちょっとした準備をすることで予防できると考えられます。

    例えば筋肉注射で局所が腫れたり痛みを起こしたりしますが、これは花粉症などに使われる抗アレルギー剤をワクチン接種の前にあらかじめ飲んでおくことで軽減されると予想されます。また頭痛や発熱などの副反応に関しては葛根湯のような風邪に使う漢方薬をあらかじめ飲んでおくことで軽くて済む可能性が考えられます。このような前投薬はワクチンの効果に特に影響を及ぼさないと思われますのでもし心配ならばそういった準備をするのも良いと思います。

    話は変わりますが、最近は朝昼の温度差が大きいため風邪の患者さんが増えてきています。洋服を調整しやすい格好をして朝晩は1枚多く着るという形でうまくこの季節を乗り切るようにしたいものです。私は雨合羽にもなるウィンドブレーカーをいつも持ち歩いています。風が強い時も暖かいし急に雨が降ってもこれ1枚あれば体が濡れずに済みます。軽いのでバックに入れておくだけで安心です。

    熊本県立大学 車窓から見た新緑
  • 血糖をあげない食事法

    久しぶりに晴れた週末でしたが皆さんいかがお過ごしでしたか。私は朝から洗濯をしたり布団を干したりしました。押し入れの奥からほとんど使っていない布団まで出してきて干すことができました。昼から、あまりに天気が良いので阿蘇の温泉へ行きました。前回と同じ阿蘇大橋の近くのドンドコの湯まで行ってきました。阿蘇の山並みを見ながら入る露天風呂はほんとにリラックスします。

    温泉から帰ってきて、健軍アーケード近くの焼き鳥屋さんに入りました。焼き鳥とハイボール、どちらも血糖が上がらない優秀な食品です。締めにご飯や麺を食べなければこんなにヘルシーな料理はありません。これまでの食事療法といえばカロリー制限が主でしたが、私が考えるに大事なのはカロリーよりも血糖を上げない食品選びだと思っています。糖尿病でない人も血糖をあげないことが老化防止、生活習慣病予防になります。

    例えばご飯(米)を食べると血糖が上がりますが同じご飯でもバターライスにすると血糖の上がりがかなり抑えられます。ご飯の前にたっぷりの野菜サラダを食べるのも有効です。血糖を上げなければ体は糖化しません。糖化=老化です。糖化を抑えることで肌もきれいになります。血糖上昇を抑えることでインスリンの分泌を抑えることができます。インスリンは太る原因ホルモンなのでインスリン分泌が抑えられれば、同じカロリーをとったとしても肥満の防止になります。麺類はダイエットや糖尿の敵ですが、唯一血糖が上がりにくい麺は緑豆春雨です。緑豆には糖尿病治療剤のアルファグルコシダーゼ阻害剤(αGI)と同じ作用があるといわれています。春雨のスープや炒め物を上手に使ってダイエットしましょう。

  • iPhoneで口頭入力の練習

    4月に入り生活の環境が変わった人もたくさんいることと思います。引っ越し、進学、転勤、部署異動などいろいろな場合があることでしょう。まだ4月に入って間もないのでストレスの多い時期だろうと思います。医療現場は診療報酬の改定等で電子カルテなどのアップデートが必要となります。当院でも、本日レセコンのアップデートをしてもらいました。こういう専門的な事は自力でするのも難しいので、業者の人にやってもらうに限ります。しかし、せっかくの土曜日の午後、3時間ほど作業にかかりましたのでまたまた私は院内に缶詰となりました。たまたまこの週末は内科学会のウェブ講演会でしたので、院内のパソコンで学会に参加し講演を聞くことができました。一石二鳥です。

    iPadでIDとパスワードを入れるときにいつも思っていたのが、パスワードは大文字小文字の間違いでエラーになりますが、iPadが勝手に最初の文字を大文字にしてくるので、エラーが出て困っていました。システム設定をいじっていたら、「最初を自動的に大文字にする」がオンになっているのに気づき、解除したら、こういうトラブルが無くなりました。今まで5年以上悩まされていたパスワードのいらいらがついに解決しました。

    レセコンのアップデート作業が終わったので、昼ごはんを食べにサクラマチへ出かけました。久しぶりにサクラマチに入ってみるとテナントがいくつも閉まっており。ベニアで封鎖され、新しい店が入る気配もなく、歯が抜けた商店街のようになっていました。お客さんもまばらで「密」を避けるにはちょうど良い状態ですが、寂しい感じがしました。サクラマチにはKaldi(カルディ)があるので私はよく買い物に行きます。今日も台湾のお茶や韓国の味噌を買いました。こういう海外の食材はアマゾンでも買うことができますが、送料を考えるとカルディで買った方が3分の1位の値段で買えます。

    先日勝間和代のYouTubeを見ていたら、原稿を書いたりするのは音声入力が便利だと言っていました。ためしに、iPhoneの音声認識を使って今日のブログを入力してみました。驚くことに私の話しかけた言葉をほぼ正確に文字に起こしてくれるので、最終的にその文章をちょっと訂正するだけでブログが仕上がってしまいました。とても便利なのですが、音声入力するためには一度頭の中で文章を考えておかないといけないので、その点が少し難しいなと思います。

  • ワクチンの準備状況

    学校はいよいよ新学期です。私は金曜日に仕事が終わってから医師会の心臓検診班会議でした。今年もいよいよ心臓検診が始まります。新学期に小中高校で心電図検査があり、その二次検診を行うものです。私はこの検診に参加するようになって7年ほど経ちます。毎年毎年大勢の学生さん達が心電図異常で再検査になりますが、この検査を行うことによって学校での体育の授業やプール、部活動などが安全にできるので非常に重要な検診です。来週から夏休みが始まるまで毎週土曜の午後に心臓検診です。ボランティアですが、循環器を専門としている以上、専門を活かして社会に貢献するのは使命だと考えています。

    話は変わりますが、コロナワクチンが熊本に到着したとニュースで言ってました。高齢者優先枠の分だと報道でしたが、実際はまだ熊本市内の医療従事者にほとんど行き渡っていないので、今回届いた分と次回到着分まではほぼ一般には回ってこないと思われます。当院も接種施設として準備中です。厚労省や県、医師会などからどんどんメールが来ます。ワクチンに関するマニュアル等です。それに加えてファイザーからもメールが来るし、予約システムを受注しているJTBからもメールが来ます。多すぎてわけがわかりません。特に、行政から送ってくる通達みたいなメールは何度読んでも意味がよくわかりません。しかしいよいよワクチンが入荷する日も近づいてきたので、わからなくても準備しないといけません。みなさんに不利益があるといけないので、診療の合間に大量のメールを読み直し、何百頁もあるマニュアルも読み込みました。

    しかし、どこをどうしたら予約システムに入れるのか、当院のIDやパスワードはなにか、どこを見てもわかりません。仕方なく、国の問い合わせ先にメールして、質問をしました。結局、予約システムの入口となるWEBアドレスや当院のIDなどをおしえてくれたのが今朝です。急いで当院スタッフの予防接種の予約を入力し、予診票の発行までたどり着きました。それとは別に、県独自のシステムも併存しており、ファイザーの市販後調査も同時進行です。ID、パスワードなどが乱立して大変な状況となっています。