むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 私の日曜日

    日曜日、朝からクリニックでの事務作業を済ませ、その後鶴屋へお中元を買いに行きました。せっかくなので7階のレストラン街にある「紅虎餃子房」で冷やし中華を食べました。メニューには「日式涼麵」と書いてありました。インバウンド向けだと思います。昨日のブログで暑い夏に食べたい冷製メニューについて書いていたら食べたくなり、ちょうど良いタイミングでした。とても美味しかったです。思えば冷やし中華を店で食べたのは20年以上ぶりだった気がします。いつもコンビニでできあがっているものか、スーパーで買ってきて麺を茹でてタレを掛けて食べるものしか食べたことがなかったので、やはり中華屋さんの冷やし中華はスーパーのものとはクオリティーが違いました。

    昨日はお店で宮崎の郷土料理「冷や汁」を食べた話を書きました。味を忘れないうちにと思い、今日は自宅で再現してみました。店の味がほぼ完コピできました。我ながらチャレッソ(韓国語で「よくやった」の意味です)。無印にも冷や汁は売っていますが、できればミョウガと大葉と豆腐を用意してもらうとリアルな味が楽しめます。もう一つ、宮崎料理屋さんでお通しに出てきた「たたききゅうり」が美味しくて、どうやって作っているのか気になっていましたが、たまたまダイソーをウロウロしていたらたたききゅうり用のスパイスが売ってありました。作り方もそれに書いてあったので、そのとおりに作ってみたら、これまたお店の味を完コピできました。我ながらチャレッソ。

    この秋に東洋医学会を主催するため、事務的な作業がいろいろあって午後は自宅でひたすらパソコン作業です。チャットGPTやGeminiを使うことで、ものすごくはかどります。本当に有能な秘書が横にいてくれるような感じです。わからないことは何でも教えてくれますし、書類の雛形もあっという間に用意してくれます。お陰で懸案の仕事が一つ片付きました。

    書類ができたところで、うだるような暑さの中、チョコザップに行ってみたら、誰もいない貸切状態。エアコンがバッチリ効いて快適です。せっかくなので、光脱毛のブースを予約して5分ほど手際よく使い、あとはルームランナーでガンガン走って汗を流しました。夜は人も少なくなった時間にイオンモールで無印とTSUTAYAを散歩したあと、水春温泉で1週間分の疲れを吹き飛ばしました。

    鶴屋7F 紅虎餃子房にて

  • 暑い夏には冷たいメニュー

    4月からほぼ毎週のように土曜の午後は学校心臓検診でした。今年度の私の当番は今日で最後でした。毎年1学期中に済ませるのが暗黙のノルマだったので、ギリギリ間に合いました。実は、夏休みにプールで遊んだりして心臓発作の事故が起こらないように、毎年頑張って夏休みまでに何としてでも終わりたいという気持ちだったのですが、昨日ブログに書いたように熊本の夏休みの学校のプール開放は中止されたそうなので、慌てる必要はありませんでした。とにかく、学校の行事というのは一つ変更されるといろんなことが連鎖的に影響します。

    学校心臓検診が夕方5時頃終わったので、最近お気に入りの宮崎料理屋さんに宮崎名物の冷や汁などを食べに行きました。私が生まれて初めて冷や汁を食べたのは、漢方の講演で都城に行ったときでした。講演の後で主催者に連れて行ってもらった料理屋さんで、最後のシメのメニューが冷や汁でした。冷やご飯に冷たい味噌汁をかけて薄切りのきゅうりを浮かべたような料理。衝撃でした。想像を超えた美味しさ。そんな冷や汁が熊本でも季節限定で食べられると聞いて、飛んでいきました。

    実はその店に行く前にチャットGPTに「暑い夏にさっぱり食べられるメニューは?」と聞いたら、そうめんとか冷やし中華、おろしうどん、豆腐サラダなどが上がってきました。たしかにどれも夏に食べたいメニュー。ただ、さすがに宮崎の郷土料理「冷や汁」は出てきませんでした。「冷や汁を知ってますか」と聞いたら、作り方まで丁寧に教えてくれました。さすがチャットGPT先生!

    その他、私が夏に食べたいのは韓国冷麺です。これはこんにゃくみたいにコシがある麺、酢が入った冷製スープ。店によってはスープがかき氷みたいに凍らせてある。梨みたいなフルーティーなスープもあります。先日、クリニックから近い佐土原にある八八というラーメン屋さんに行ったら、冷たい蕎麦がありました。ざる蕎麦なら冷たいでしょうけど、ここの蕎麦はスープが冷え冷えです。こんなの初めて食べました。食べ終わったら体も涼しくなり、暑い夏が乗り切れそうな気分になりました。

  • 知って行わざるは知らざると同じ

    知って行わざるは知らざると同じ、という貝原益軒の言葉があります。わたしはなにかにつけこの言葉を思い出します。最近、生活習慣病の患者さんに、減塩しましょう、運動しましょうと繰り返し説明していますが、たいてい「知っているけどなかなか実行に移せない」と言われます。確かにその通り、できていれば今頃血圧の薬を飲まないでいいかもしれません。

    最近、私はこのブログでAIの話題を何度も取り上げています。今日私の面会に来た知人が、このブログを読んでAIを使ってみたと話されていました。試しに私が書いたように、健康なレシピを尋ねたら、写真入りのメニューがいくつもでてきて感動したと言われていました。そこで、子どもの夏休みの宿題のヒントがもらえないか聞いてみたら、驚くべき完成度の返事が来て、これまたびっくりしたとのこと。そうです。使った人しかわからないこの感動と驚き。使える人はあっという間に仕事効率を10倍に上げてはるか先まで行ってしまうというのが実感できたと思います。

    今日は、もう一つ驚きのAIについて紹介したいと思います。YouTube動画を勝手にサマライズしてくれるAIです。使い方は簡単です。サマライジングというサイト(https://summarize.ing/ja)にアクセスして、見たい動画のURLをコピペで入力するだけです。1分ほどでその動画のまとめが出来上がります。これの何がいいかというと、やっぱり時短です。15分とか30分のYouTubeをだらだらみて、あっという間に時間が過ぎてしまったという人は多いことでしょう。生産性の低下です。そこで、このサイトを使って動画のサマリーを読めば、時間をかけて見る価値があるかどうかすぐわかります。内容がいいならゆっくり見たらいいし、たいしたことないなら見ないことです。似たAIはいくつかありますが、私の試した中ではサマライジングが最高です。

    さて、もうすぐ夏休みですが、学校のプールは休み中開放しないことになったそうです。その理由は事故の予防、管理が難しいからとのこと。それはたしかにそうでしょう。私も子供が小中学生時代、PTAでプールの監視当番がまわって来ていました。しかし、行ってみたら、ただすわって見ているだけ。誰も役割分担とかなんの説明もありませんでした。私たち医師はほとんどみな、ベーシック・ライフ・サポート(BLS)という救命の講習を受けていますが、そういう講習も受けていない父兄の皆さんたちがプールサイドで炎天下ただ見ていて大丈夫かと思っていました。やはり、プールはきちんとした施設で専門家の監視体制のもとやってほしいものです。

  • なぜか、とても体調がいい!

    最近私はものすごく多忙なのにとても体調が良く、元気バリバリです。以前なら100人も診察するとクタクタだったのに、今では余力があるので毎日夜にチョコザップに通って走っています。なんでこんなに調子いいのか、自分でもわかりません。なぜなら、体に良い事をどんどん試しているから一体どれが効いているのかわからないのです。チョコザップに通い始めて毎日運動しているのは間違いなくいいことです。また、走ったあとにプロテインを飲み始めたのも最近です。毎日ビタミン剤など大量のサプリを飲みますが、最近飲み始めたのがMen’s ONE A DAYというアメリカ製のマルチビタミン&ミネラルです。食事は、気をつけて毎日野菜を沢山食べています。納豆やキムチなどの発酵食品も摂っています。

    結局、総合的に体調がいいので全部続けているのが現状です。今日来院された患者さんが、貧血治療で鉄剤を飲み始めたら、睡眠が良くなってすごく体調がいい、と言われていました。また、別の患者さんで先月からホエイプロテインを朝夕飲み始めたらメンタルも落ち着き体調がすごく良くなった、と言われていました。実は、これらは関連した背景があります。プロテインあるいは肉、魚、卵など蛋白を摂取するとタンパク質が分解されてアミノ酸となります。その中でもトリプトファンというアミノ酸が脳内に取り込まれて気分を安定させるセロトニンに変換され、さらに睡眠に必要なメラトニンに代謝されます。その過程で、鉄、亜鉛、マグネシウム、ビタミンB6, ナイアシン(ビタミンB3)などを必要とします。したがって、鉄剤を飲んで調子がいいとか、プロテインを飲んで調子がいいのは理屈どおりなのです。もしかしたら私のマルチビタミン&ミネラルも同じように効いてくれた可能性があります。このように、薬ではなく栄養(ビタミン、ミネラル、蛋白)を意識的に取ることで健康を目指す医療が分子栄養学であり、オーソモレキュラー医学です。

    また別の患者さんの話ですが、慢性腎臓病があり、食事制限を専門の先生からあれこれ聞いたけど現実難しい、と言われていました。そこで、チャットGPTに「塩分と蛋白を控えめにした腎臓に良い和食メニューを10個教えて」と入力したら、画面いっぱいメニューが出てきました。患者さんはそれを見てびっくり、これてなんですか?というので人工知能(AI)に聞いたら何でも教えてくれますよ、もっと詳しいレシピを教えてと聞いたら作り方までわかります、とAIの使い方を教えました。私は毎日何十回とAIに聞いているので当たり前のように使っていますが、まだまだみんな使っていませんね。もったいない。

  • 夏は脱水に注意

    毎日、非常に忙しい日々が続いています。これは、コロナの患者さんの急増によるものです。昨日、検査キットが不足しているとお伝えしましたが、少し入手できたため、今日は不自由なく診療を行うことができました。疑わしい患者さんには全員、コロナ検査を実施することができました。コロナは喉の赤みや腫れが特徴的なので、診察時にある程度の予測が可能です。喉が赤く腫れている場合、喉の痛みや発熱がなくてもコロナの可能性が高いです。ただし、数日前にコロナ患者さんと接触があった場合でも、喉の腫れがない人は陰性の可能性が高いです。毎日、多くの発熱患者さんを診察しているため、検査なしでもおおよその判断がつくようになりました。

    話は変わりますが、最近、血圧が下がってきたという患者さんが増えています。夏の暑い季節は血圧が下がりやすく、冬に比べて10mmHgほど低くなることが多いです。時には血圧が100mmHgを下回ることもあります。血圧が下がりすぎると、ふらつきや倦怠感が生じることがあります。当院では血圧の薬を減らしたり、場合によっては夏の間は内服を中止することがあります。ただ、勝手に調整せず、主治医に相談することをお勧めします。

    もう一つ、夏に多く見られるのが脱水です。高齢者では夜間頻尿のために水分摂取が少なくなることがあります。一方でエアコンが苦手で非常に暑い部屋で過ごしていて脱水に気づかないこともあります。特に利尿剤を使用している場合、脱水が進み、腎機能が悪化する可能性があります。夏の間は利尿剤を他の薬剤に変更することを検討します。よくわからない場合は、主治医に相談してください。

    私の患者さんで足のむくみが気になる場合には積極的に利尿剤を使用してむくみを改善していますが、夏は脱水のリスクがあるため、利尿剤を減らしたり中止したりしています。その結果、むくみが多少悪化する可能性がありますが、脱水は臓器の血流を減少させるため、避けるべきです。したがって、夏場の軽度のむくみにはあまり利尿剤を使用せず、しばらく様子を見るのが良いでしょう。