むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • コーヒーと読書とポッドキャスト

    11月に入り、やっと涼しくなってきました。今夜はちょっと冷え込んでます。秋の夜長という言葉がしっくりくる季節です。大人ですから夜にワインを傾けながら音楽を聴いて・・・というのもいいかもしれませんが、小さなペーパーフィルターに一人分の豆を入れてコーヒーを入れる。それを飲みながら本を読んで過ごす、というのもオツなものです。なぜお酒でなくコーヒーか。それは、眠くなるからです。

    私は、高校生の頃は国語がとても苦手で点数が全然取れず、本を読む人は成績が上がるというのを信じて本ばかり読んでいました。川端康成、夏目漱石、谷崎潤一郎、三島由紀夫、丸谷才一など受験に出そうな文学系のものを月に20冊、年間250冊程度を目標に読みました。今も実家の本棚にはこれらの本が大量に残っているのではないかと思います。大学に入ってからは渡辺淳一をひたすら読みました。村上春樹も随分読みました。ところが今はというと、日経メディカル、日経ヘルスケア、医道の日本などの医学系雑誌とか、医療系で話題になった本くらいしか読みません。

    ところで、ランニングをすると大体1時間くらいはボーとして走っているわけですが、去年ぐらいからiPodでポッドキャストを聞きながら走っています。どんな番組を聴くかというと、「辛坊治郎のズームそこまでいうか」「週刊日経トレンディ」「青木毅の質問型営業」の3つです。これを聴きながらだと、時間を忘れて楽しく走れます。

    特に青木毅の番組は営業の神様と言われる青木さんが営業の極意を教えてくれます。私たちは物を売るのが商売ではありませんが、患者さんに質問して、そのニーズを探り、自分が提供できることを考え、相手のお役だちを仕事の柱とする、その根本的なところは全く同じなので、とてもためになります。例えば咳が出るといってくる患者さん。咳止めが欲しい人、レントゲンで肺炎がないことを確かめて欲しい人、タバコの吸いすぎで肺がんを心配している人、インフルエンザでないかを知りたい人など様々です。患者さんのニーズを聞くまで、その患者さんとどう接していいかはわからないし方向も決まりません。そこで、当クリニックでは、あれこれ質問します。それが結果的に、来て良かったという満足に繋がると信じているからです。

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    ピンボケですいません。飼育員から餌をもらっているところです。観客ではありません。