むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 中秋の名月

    当クリニックがオープンして2週間が経ちました。最初に見た患者さんたちで、2週間処方をした人たちが、ちょうど再来の時期となります。おかげさまでだいぶいいです、と言ってこられると、嬉しくなります。

    内科医が処方をする時、淡々といつもの通りに処方するパタンと、気張ってホームランを狙った処方をする場合とあると思います。例えば、咳が出るという風邪の患者さんに、ものすごく強い咳止めと抗生剤を出して一発で治してやろうと気張ってしまう、これはいけません。

    やはり私たちは安全をとって、ホームランは狙わず淡々といつものペースで処方するべきです。そう思うのは、やはり私のように新しいところで開業して、新しい患者さんとの出会いにすごく効いた印象を持ってもらいたいと考え、ホームランを狙ったような処方をしたくなる気持ちがあります。しかし、それを自分で戒めながら、いつもの通りの処方を行っています。結果、10の辛さが0とか1まで改善しなくても、いつも通りの方法で確実に5くらいまで持っていく。そうすれば、いつの間にか調子は良くなるものです。焦ってはいけません。

    さて、空を見上げれば雲の間から中秋の名月が輝いています。昼は暑くても、夜になるとそこそこ涼しくなってきています。

    これからの季節、どうしても夜中にトイレに起きてしまう、そんな季節です。一晩に2回までは普通ですが、3回を超えてトイレに起きるようでは睡眠不足になってしまいます。男性なら前立腺肥大、女性なら過活動膀胱のチェックをおすすめします。最近は内服でもかなりうまく治療できます。当クリニックでも、そういった頻尿の検査(採血や検尿、超音波検査など)はいつでもやっています。

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    この分厚い本と毎日格闘しています。持って読もうとすると手首が折れます。