むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 雨と頭痛・めまい

    雨が続きますね。こういう天気では頭痛やめまいが増えてきます。台風が近づくと頭痛がするという話はよく聞きます。喘息も台風と関連して悪化します。

    天気や湿度が体調に影響を及ぼすというのは漢方の世界では当たり前のことです。病気の原因に、内因、外因というのが考えられれおり、外因をさらに詳しく分けると「風、寒、暑、湿、燥、火」の6つが想定されています。六淫の邪と言います。暑いのも寒いのも、湿度も体調を悪くするということを何千年も前から考えていたのです。

    今雨が続いてめまい頭痛がするのは「湿」の問題です。漢方では苓桂朮甘湯や五苓散が効きます。

    不思議なことに、西洋医学ではほとんど天気などを病気の原因とは考えません。CTやMRIあるいは血液検査などで異常を探し、見つからなければ遺伝子検査まで行ってしまう現代医学の、圧倒的に考えが足りない部分です。ここには東洋医学を使って補ってやらなければ、治せません。thumb_img_0008_1024

    写真は私の前職場である桜十字病院の外来処置室です。私のクリニックは、この処置室の間取りやベッドの配置、ベッドとベッドの間隔などをメジャーで測って、ほぼ同じ機能性を持たせるように設計しました。なので、広さもベッドの数も大体同じです。