むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 緊張してお腹が痛くなる人へ

    猛威を奮っているインフルエンザは少し下火になってきたようです。このまま収束に向かってほしいものです。高校受験もいよいよ始まるようですので、体調も万全に頑張ってもらいたいと思います。ところで、このような試験や大きな発表会などで必ずお腹が痛くなって下痢したりするという人がいます。他にも、緊張で震えたり過呼吸みたいになってしまう人もいます。こういう緊張しやすい体質は、なかなか難しいのですが、ある程度は薬でなんとかなります。先日も、受験前に緊張でお腹が痛くなるのを治してほしいと言われました。あまり直前に言われても困るのですが、少し余裕を持って相談していただけると、いろいろ試すことができます。

    そういう試験などの緊張する状況でなくても、精神的、あるいはストレスから体調を悪くすることはいろいろあります。学校や会社に行こうとすると吐き気がしたり頭痛がしたり、腹痛がしたり、いろんな症状が出ます。このようなストレスから来た身体症状も薬である程度はコントロールできます。根本的にストレスのもととなっていることが解決するわけではないのですが、薬の力でストレスをストレスと感じなければ、体はあちこち痛くなったりしません。

    当院では、漢方を併用することで安定剤などをできるだけ最小量で使うように心がけています。ただ、子供さんなどでは、漢方がうまく飲めない場合もあります。そのような場合は漢方にこだわらず、飲める薬でなんとか考えます。最近、インフルエンザなどの患者さんが殺到している関係で、このような心療内科の患者さんはあまり予約が入らない状況です。おまたせしてすいません。入試や就活などどうしても期限が切迫している場合は電話予約の際に事情をお話ください。なんとかお力になりたいと思います。

    ソウル駅から明洞方向 左が南大門市場