むらかみ内科クリニック

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  • 7割超のメタボを治す方法

    ためしてガッテンネタです。今回のテーマはメタボ!実はメタボリックシンドロームという言葉が広まったのは2005年でした。メタボの診断基準が提唱された年です。その前にはメタボは別の呼び方をされていました。心筋梗塞など死に至る恐ろしい循環器疾患を引き起こしやすい条件を調べたところ、肥満、高血圧、高血糖、脂質異常(コレステロールや中性脂肪が高い)の4つに関連が大きいことがわかりました。そこで、この4つの疾患が合わさることを死の4重奏と呼びました。これを今はメタボリック症候群と言っています。

    近年メタボといえば肥満を指しますが、実際のメタボリック症候群の診断基準は腹囲だけでなく、血圧や血糖などのデータが必要です。今回のガッテンでは、1日50gずつ、週に300gのペースで痩せる方法でした。1日50g痩せるためには100カロリーの運動あるいは食事制限を3つ実践するようにとのことです。100カロリーがどのくらいになるかは、NHKのホームペーからダウンロードできるそうです。運動や食事にたとえて具体的にわかりやすいものでした。

    番組ではこのやり方で、3週間頑張った結果、体重変化は少ないのものの内臓脂肪や脂肪肝が劇的に改善しました。結局、何かを食べればと痩せるという単純なものではなく日々のちょっとした制限の積み重ねが改善につながります。100カロリーを3つ節約することは慣れれば簡単でしょう。目標は現体重の3%減です。70キロの人なら約2キロのダイエットで脂肪肝などは改善するそうです。日立の職員さんがこの方法を実践したところ、メタボ職員数が7割以上減ったそうです。やるしかないでしょう。