むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 美味しい食べ物のはなし

    日曜はWEB勉強会が3つも同時に開催されたため、机にパソコンやiPadをならべて全部同時視聴しました。一つはミネラルの話。もう一つは発達障害の漢方治療の話。3つ目は糖尿病の話。どれも興味深かったので3つ全部楽しく勉強しました。ところで、今乗っている日産の自家用車が1年点検とリコールによる部品交換でディーラーに持っていきました。夕方仕上がったので取りに行きましたが、なんだか乗り心地がかなり良くなっていました。単にオイル交換したとかタイヤの空気圧を調整したとか言うだけでなく、ハイブリッドのエンジンを制御するソフトが変わったような気がしました。おそらく、電気で走る部分とエンジンで発電する部分のアルゴリズムをプログラム変更すると乗り心地や燃費は大きく変わるものと思われます。テスラの電気自動車はソフトをアップグレードすると上級の走りになると聞いたことがあります。日産のハイブリッドも同じ様にソフトのアップデートで走りが良くなったのかも、と思いました。メカニックの塊のような自動車がソフトの変更で走りが変わるなんて不思議ですね。

    この正月から急に思い立ってパンを食べるのを止めました。小麦が体に悪いのは今や常識。朝ごはんにいつも小さなパンを一切れ食べていたのを完全にやめて今は芋かバナナにしています。1ヶ月そのような生活をして、パンに特別禁断症状はないのですが、久しぶりにちょっと食べてみようと思い立ちました。東区で有名な美味しいパンといえば、クリニック近くのパン・オ・ルヴァン、健軍電停近くのスキダマリンクなどありますが、最近もう一つ気になっていたのが健軍自衛隊前、ユウベル近くにオープンした健軍ベーカリー(店名はローマ字)です。普通のパンを2つ買ってみました。どちらもかなり美味しく大満足でした。あとでネットでしらべたら、レジ横の冷蔵ケースに陳列してあるもふもふクリームパンが絶品だそうです。もう一度それを買いに行ってみようと思います。

    昨日のブログでキムチシーズニングの話を書きましたが、それと一緒に買ったもう一つのもの、それは韓国西海岸の塩田でつくった塩です。これはこの前、韓国家庭料理「とらぢ」で女将さんが料理の味付けには韓国の塩を使うと言っていたのでなんでそこにこだわるのか確かめたかったのです。日本の海も韓国の海もつながっています。沖縄の海の塩は素晴らしく美味しいし、天草の天日塩も負けていません。ただ、物は試しで買ってみた韓国産の海塩。舐めたらとがった塩辛さは全く無くマイルドでうまい。白菜にその塩を降ってしばらく置いてみたらとっても甘くて美味しい浅漬ができました。これに唐辛子などのヤンニョムを塗って熟成させれば本格キムチとなりますが、熟成させる前に全部食べちゃいました。やっぱり本場のものはその国の料理を作るのに最適な味なんですね。不思議です。

     

  • キムチシーズニングは優れもの

    土曜日はいつもぐらいの混雑で特に変わったことのない一日でした。ところが、診療の途中で訪問診療先の老人ホームから連絡があり、私の患者さんが亡くなったとのこと。診療を止めるわけにもいかず、全患者さんの診療を終えてから急いで駆けつけました。Tさん、待たせてしまってごめんなさい。静かな看取りでした。病院と違って老人ホームでは濃厚な医療をしないかわりにピンピンコロリとほとんど苦しまず穏やかな最期になることが多いです。100人近い高齢者と訪問診療の契約をしているので、年に数名はこういう形でおなくなりになります。

    午後は保健所の感染対策の講習会でした。これも、今までなら会場に行って参加するはずですが、WEBのお陰で自宅から受講できました、看取りもあったので危うく間に合わないところでしたが、WEB参加だったので最初からきちんと視聴できました。それにしても、どうせWEBならライブ配信(生放送)ではなく、録画してオンディマンドにしてくれれば、早朝や深夜の空いた時間に確実に視聴できるのに、土曜午後なんて用事で参加できない人もたくさんいたはずです。

    講習が終わって、いつものようにスポーツジムに行こうと、車で家を出たところで近所のIクリニックの院長先生が小雨の降る中ランニングしているところに出くわしました。熊本城マラソンが近いので頑張っておられるのでしょう。風邪なんか引かれないといいけど、と思いながら、私はエアコンの効いたジムのトレッドミルでランニングです。それにしても毎日雨続きで犬の散歩ができずゴンもストレスが溜まっているようです。残念ながら明日も雨みたいです。

    辛いもの好きの人はマイ七味などを持ち歩くと聞きます。わたしはそこまではしませんが、すごいのを見つけました。キムチシーズニングというものです。見かけは七味やチリパウダーみたいなのですが、かけるとキムチの辛さと乳酸菌の酸味と旨味が三位一体となって味わえます。最近私はベジタリアンもどきの生活をしており、ほうれん草や菜の花などのおひたしを大量に作って食べています。途中でこのシーズニングをかけると味変します。実はこのスパイスはNetflixで見かけたので楽天で探して買いました。送料無料になるように、韓国のりやチャパゲッティなども注文したところ、ダンボールいっぱいの商品が届きました。なんだかうれしい!

  • 人生いつでもリセットできる

    2月になりました。2月は逃げると言いますね。あっという間に過ぎ去っていくことでしょう。毎日本当に忙しくしているとどんどん月日が過ぎていきます。気がつけば1週間たち1ヶ月たち1年が過ぎ去ってしまいます。時間は貴賤の区別なく皆に平等といいますが、年をとるとスピードが早くなります。学生時代はもっと一日がゆっくり流れていたし、一日にたくさんのことができたと思います。例えば大学生時代、1日に4教科ほど習います。朝から内科、小児科、産婦人科とどんどん新しい知識を習い、記憶に定着するまで教科書を何度も読みます。夕方は部活に行き汗を流し、その後先輩や後輩たちとご飯を食べに行く。そんな毎日は本当に充実していました。今は朝6時半頃クリニックに入り、大量の診断書などのデスクワークをこなしているうちにスタッフみんなが出勤してきて朝の診察が始まります。始まったと思ったらあっという間に日が暮れて夕方6時すぎに外来を閉めます。帰宅したらご飯を食べて犬の散歩をして一日はおしまい。自分のために時間をつかうということが殆どありません。

    そんな生活をしていると、通勤中や診察中の「いま」こそが自分のいきている時間であり、その瞬間を楽しまないと一日何も楽しいことがなく終わってしまうということに気づきます。優しくて気がきくスタッフに囲まれて仕事ができることが幸せだと感じれば、仕事もまた満足感が得られます。もし、仕事はお金を稼ぐために仕方なくやっているという人がいたら、人生の大半を不幸に過ごしていることになります。とてももったいない。職場のストレスで仕事がつらいという人は本気で転職を考えていいと思います。ただ、診察中にどうしましょうと相談されても私の立場でうかつに「辞めたらいい」とは言えません。自己責任だからです。ただ、転職を決めました、と言われたら、「それは良かったですね」と後押しする言葉をかけます。

    転職で厳しいと思うのは学校の先生。せっかくとった教員免許とか、公務員の立場とか、捨てがたいものが多すぎてなかなか転職しません。教育委員会は雇われている先生たちにとっては全く太刀打ちできる相手ではありません。そんなにストレスなら、辞めて私立校に移るとか、塾を開くとか、YouTubeで授業をして見るとかいろいろあります。免許をすてて民間企業に転職したり、農業などに転職するのもありです。結局自分の人生なのに免許とか、親兄弟からの評価とか、担任をしている教え子のみんなやその父兄のこと、同僚のことなど人目ばかり気にして身動きが取れない。50歳過ぎたから転職できないというのも思い込みです。やる気さえあればいつだってどんな仕事だってリセットできます。

  • 春の陰陽五行

    昨日のブログに菜の花の話を書いたら、さっそく情報をいただきました。土手に咲いている菜の花(なたね)は食べられるけど結構苦味がつよいとのこと。やっぱりスーパーで買ったやつのほうが柔らかくてアクが少なくて美味しいみたいです。ただ、春の彩りとして菜の花を添えるのは風情があっていいなと思います。

    陰陽五行という中国の哲学があります。それによると春の色は青。方角は東。そして東を守る神様は青龍です。横浜の中華街に行くと東西南北に門があり、青龍門が東側に位置します。この陰陽五行で春(東)の五行は木、五臓六腑は肝と胆。味は酸となります。漢方の理論も、占いも風水も薬膳も全てこの理論をもとに展開します。昔の中国で考えられたすごい考え方です。昔横綱に朝青龍がいましたが、朝の方角は東ですから、東の神「青龍」がついているのです。いい名前ですね。今年は辰(龍)年なので「木」が「青々」と成長するスタートの年でもあり、飛躍の年でもあるのですが、日本は残念ながら正月から災害に見舞われました。しかし、飛躍するときには一度膝を深く曲げないと飛べません。いまはその時期です。きっとこのあと素晴らしい飛躍の年となるはずです。陰陽五行がそれを物語っています。

    今日、九電から電気料金の案内が来ました。当院で太陽光パネルをつけて最初の電気代は、前年比で50%くらいでした。真冬の太陽の弱い時期でもあり、朝から暖房をフル稼働する時期でこれなので、もし一年中1月くらいの日照だとしても10年で元を取る計算でした。これから日差しが強くなると更に発電量は増えて余った電気は売電できるのでもっと早く投資額を回収できそうです。ちょっと嬉しい!

    話は変わって、熊本市から介護事業所の報告をするためシステムにログインしてください・・、と連絡が来ました。「パスワードを忘れた場合、必要事項を記載してFAXで送ってください。市からの連絡は郵送しますので数日かかります」とのこと。なんでパスワード再発行にFaxで通知して郵送で連絡があるのか、意味不明。国はDX(デジタルトランスフォーメーション)を叫んでいるというのに、お役所がいちばん遅れている。

  • 菜の花の豆知識

    天気予報では今週後半は雨続きです。しかし、かなり暖かくなるそうで、立春を前にして春の陽気となりそうです。私は最近スーパーや生協で菜の花を買って毎日食べています。さっとゆでておひたしにしたり味噌汁に入れたりします。同じアブラナ科でカブの葉とかブロッコリーなどとにた味わいです。春を感じさせられます。今日往診に出た際に加勢川の堤防を車で走ったら、土手は菜の花がたくさん咲いていました。あれって食べられるのかなー、と疑問が湧いてきました。私がいつも買う菜の花はもっと春菊みたいな葉っぱがついているのですが、河川敷に咲いている菜の花はひょろっと伸びた細い茎の先に花が咲いています。食用と野生は種類が違うのでしょうか?

    今ググってみて知らなかったことがたくさんありました。食用のは「なばな」というもので水耕栽培するそうです。土手に咲いているのは「なたね」ですね。おなじアブラナ科ですが品種が違うみたいです。菜の花というのはアブラナ科の黄色い花全般を指すそうで、なたねもブロッコリーも、カブや小松菜の花もぜんぶ菜の花と呼ぶそうです。びっくりです。

    さて、春の陽気でも発熱患者さんは毎日たくさん来院されます。最近はインフルエンザB型まで出現しています。毎日数名がB型です。以前から年末年始ぐらいまでがA型が流行り、2−3月頃B型が流行っていたので、従来の流行パタンに戻りつつあるようです。B型はA型より発熱等が若干軽い割に症状がダラダラと続くパタンをとることが多いと言われていました。今年のB型がどんな経過かは今からだんだんわかってくると思います。年末A型にかかり、年明けてB型にかかるという運の悪い人もいます。その上コロナも依然として多いので、気をつけましょう。

    話はかわりますが、特定健診の券を持っていてまだ使っていない人、たくさんいるかと思います。3月までが期限です。そろそろ使わないと間に合いませんよ。使わないともったいないのでぜひ受診の日に合わせて検診を受けられたらいかがでしょうか。もう一つ、肺炎球菌のワクチンの補助も3月までです。それを過ぎたら自費となります。4月からは65歳になる人達だけが補助の対象です。接種券をお持ちでしたら早めに使いましょう。当院では検診と予防接種は予約制です。来院前に電話でご確認いただけると助かります。