むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 電話は時代遅れの象徴

    最近は医師会の講習会などもオンライン化されて、とても助かっています。自分の時間を確保しつつ、空いた時間に受講できたりするし、そうでなくとも出かけていかなくていいので移動の時間が節約できます。そうした中、医師会からのオンライン講習会で画期的システムだったのがあります。まず、講習会の案内がFaxできました。そして、申込みはFaxでとなっていますから(メールではなく)Faxしました。すると今度は受講に必要なログインパスワードは郵送しますとのこと。ものすごいシステム。どの時代のオンライン講習だろうと思います。全くオンライン化されていないシステムに驚きます。私は、インターネットが世の中になかった時代から、ニフティーサーブでメールをしていました。30年ぐらい前の話。いちいちパソコンのモデムに電話回線をつないでピートゥルルルーと接続音がなっていたのが懐かしい。しかし、当時メールはいちいち電話接続しないと送受信できなかったので、メールを送りましたと電話する人がいましたね。今は昔ですが、今の医師会のシステムはそれに近いところがあります。ノスタルジックです。

    そういう電子メールも時代遅れとなり、いまはSMS(ショートメール)やLINEのほうがよく使われます。これらは前置きを書かないのが原則でいきなり本文です。メールだと〇〇様、いつもお世話になっております。から始まり、本文のあとに、以上よろしくおねがい致します。むらかみ内科クリニック村上和憲と締めくくる定型文があります。とにかく無駄が多い。SMSだと用件のみ数行で終わりなので、時短まちがいなし。こちらのほうが時代に即していると思います。

    そう考えると、一番時代に即していないのが電話ですね。こちらが仕事中だろうと運転中だろうと相手の都合はお構いなしにかけてくる。そして、会話の内容は記録として残らないので、メモをとるしかない。大事な用件こそメールにすべきだと思います。

  • 師走より忙しい3月

    夜に犬の散歩に出ようとしたら濃霧でした。数十メートル先は全く見えません。夜9時過ぎで東京便と思われる飛行機が上空を飛んでいましたが、無事着陸できたでしょうか?湿度100%で肌に優しい。神秘的でなんとなく気持ちいい。うちのゴンはぼんやりとしか見えないすれ違う人影に警戒していました。

    年末(師走)は慌ただしくバタバタしていましたが、3月も年度末で慌ただしいです。いろんなことが集中してきます。2月はあっという間に過ぎていきましたが、そのぶん3月にしないといけないことがたくさんあります。まずはいつものようにレセプトのチェックがあります。その後、漢方の講演会で座長を1つ、発表を1つ頼まれています。確定申告のため税理士さんに言われた資料を遅れないように手配しないといけません。4月から診療報酬が改定されるのでその説明会が厚生局主催のもの(必須)とその対策のためのWEB講演会もあります。漢方の学会(今回はオンライン)も3月にあります。毎日が目まぐるしく、今できることは今しておかないと少しでも後回しにするとノルマが山積みになってとんでもないことになります。

    昨日書きましたが、ダイエットにいいらしいという緑茶コーヒーを飲んでみています。緑茶とコーヒーを別々に作って1:1でミックスするだけです。サーモスの魔法瓶に入れて昼ごはんのときにも飲みました。コーヒーだと診察室で飲むと香りが良すぎて気が引けますが、緑茶で割ると香りが消えて(味気なくなりますが)診察の合間に飲んでもさほど気が散りません。しばらく続けてみようと思います。自宅では、味と香りを楽しみたいのでお茶とコーヒーを別々についで交互に飲んで見ています。そのほうが満足度が高いです。

  • コレステロールは運動では下がらない

    日曜日は春の陽気でしたね。日なたにいると暑いくらいでした。いつもだと、こういう天気のいい週末は洗濯や布団干しに追われるのですが、今日はクリニックのワックス清掃の日だったため、立ち会いで院内に缶詰でした。いつもはこの時とばかりに帳簿整理やオンラインの学会などで有意義に過ごすのですが、ちょうど今回は何も予定がなく、Netflixでドラマを延々見て過ごしました。まあ楽しめたのでこういう日もあって良いかな。業者さんが帰ったのはもう夕方近くで、私も帰宅して早めの夕食。そして、週末お約束のスポーツジムでランニングしました。リフレッシュできました。

    スポーツジムは体力をつけるためとダイエット、リフレッシュなどの目的で週末だけ通っていますが、年末から正月にかけて太ってしまったのがなかなか減らず、どうしたものかと思っていましたが、2ヶ月たってやっと元の体重まで落ちました。平日は車で通勤すればほとんど診察室で座って過ごすので運動が全然できません。歩くようにしたいのですが、ずっと寒くて諦めていました。昨日今日の陽気だと、いよいよ徒歩通勤も快適な季節となってきたので、頑張って歩きたいと思います。

    健診などでコレステロールが高い患者さんに、そろそろ薬を飲みましょうというと、ちょっと待ってください、運動を頑張ります、という方が結構おられます。しかし、運動でコレステロールは下がりません。私は以前フルマラソンのために毎日15km走っていましたが、コレステロールは全然下がらないどころか、むしろ高かったです。走るためにタンパク質(肉)をたくさん食べるからです。栄養をきちんと摂らず運動だけしたら筋肉が壊されて栄養として利用されます。そもそもコレステロールの8割は自分の肝臓で合成しており、細胞の膜成分やホルモンの合成に使われており、食事や運動ではさほど下がりません。たいして暴飲暴食していないのにコレステロールが高いという場合、薬を飲む以外そう簡単には下がらないと思います。

  • コロナ対応の漢方を考え中

    朝5時ごろ新聞をとりに外に出たら、南の空に月が出ていました。三日月を左右ひっくり返したような形。こんな時間にあまり月を見ることはないでしょう。月の左にものすごく赤々と輝く星がありました。太陽との位置関係から木星かと思いましたが、調べてみたら火星でした。6時ごろもう一度夜空を見たら、すでに空は白々と開け始めており、月以外の星は見えませんでした。早起きした人だけが見ることができるダイヤのような星です。

    このところ当院ではコロナ後遺症外来に力を入れていますが、来られる患者さんを見るとデルタ株の後遺症の方が圧倒的にひどいようです。オミクロンは感染時の喉の痛みが半端ないようですが、後遺症はあってもさほどひどい人は少ないです。先日、かかりつけの患者さんがオミクロンにかかり、喉がすごく痛いから薬が欲しいと電話があり、小柴胡湯加桔梗石膏とトラネキサム酸を送り、ビタミンCも2000mg飲むように指示しました。昨日元気になり来院されましたが、その漢方などではどうしようもないくらい喉が痛かったとのこと。これを参考に、次回このような喉の痛みを訴えられたコロナ患者さんには別の処方を考えました。

    当院は発熱外来をしていないので、PCRなどの検査はありませんが、薬の処方はしています。他院で確定したけれども漢方などが欲しいという場合、電話による診療でお薬を送ることもできます。まったくの初診は対応が難しいのですが、かかりつけの方でもしコロナに罹ってしまい、相談がある時はお電話ください。できるだけの対応をいたします。

     

    梅も綻ぶ陽気です

  • Google様さま

    朝からクリニック前の道路で車が歩道の縁石に乗り上げていました。年に数回はこの光景を目にします。当院の前の道は高校の通学路で、歩道を広くとってある都合で車道がギリギリ対向車と離合できる道幅となっています。スピードを落として気をつけてお通りください。対向車に道を譲りすぎて左の縁石に接触するとパンクしたりひどく車が壊れますので、慎重に運転してください。折しも、今日明日は高校の入試があっていたみたいで、高校付近の道に慣れないご父兄が送迎で来られていたのかもしれません。

    今日は、当院かかりつけのお年寄りで、体調が悪く来院できないので往診できないかとご家族から相談がありました。調べてみたらちょうど今日の訪問診療のルートから近いところにお住まいだったので、往診することができました。このように、通常は訪問診療であらかじめ契約した患者さん宅に定期的に訪問しているのですが、契約のないかかりつけ患者さんでも具合が悪くて来院できないという場合、単発で往診に対応できる場合があります。体調が悪いと言っても、入院を要するレベルなら救急病院受診をお勧めします。距離的には東区でクリニックから15分程度で行ける距離。訪問診療が優先するため、スケジュール的に対応できればお伺いするということになります。また、往診の際は軽自動車で伺いますので、駐車スペースがないと難しいと思います。

    この、新規に往診する際にとても重宝するのがGoogleマップです。地図を確かめた後、ストリートビューであたりの道路状況を確認すると「この交差点を右折」とか行く前にシミュレーションできます。これが非常に助かります。また、別の話ですが、患者さんが、あの緑の薬が欲しい、などと言われてもこちらは全然わかりません。そこで、Googleで画像検索に設定して患者さんの飲んでいる薬手帳からあたりをつけて薬の画像検索をすると、「あっそれそれ」と患者さんが言ってくれます。Googleには本当にお世話になりっぱなしです。

    大観峰