むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 捨てる勇気を持つ

    日中暖かい日差しが春を感じますが、空気が冷たいですね。夜、夜空に満月を眺めながら犬の散歩をすると凍えました。ところで、クッキーや煎餅などの頂き物をすると、ブリキのカンカンに入っていることがよくあります。あれって、捨てるか何かに再利用するか、迷いますね。小さな子供がいれば玩具箱にして整理整頓のアイテムとして使えるかもしれません。職場でも、買い置きした文房具などを入れておくのに重宝する場合があります。しかし、使うあてもなくいつか役に立つかもしれないからととっておくと、物置が空き缶だらけになってしまいます。使わないなら捨てないといけません。まだ使えるとか、もったいないと考えると先に進みません。断捨離の勧めです。

    クリニックの待合に和田秀樹さんの書いた「70歳が老化の分かれ道」という本を置きました。私も読みましたが、面白かったです。70過ぎたら血圧やコレステロールはあまり下げないでもいいというのはちょっと言い過ぎな気がしましたが、そのほかはほとんど賛成できました。その本に書いてあるのですが、70過ぎたら、嫌な人との人間関係を我慢せず捨てましょう、と書いてあります。人間関係の断捨離です。確かにそれもありだと思います。会社だと嫌な上司や同僚がいても一緒に仕事しないわけにもいきませんが、年とってから自分とあわない人と我慢して付き合う必要はない気がします。

    そこでキーワードは「捨てる勇気」です。いつか使えるかもと思ってとっておくカンカンも使うあてがなければ捨てる。人間関係も自分が快適に過ごせることを優先して整理する。これこそシニアライフのキーワードではないかと思います。

  • ネット銀行に移行します

    クリニックの銀行取り引きはこれまで全て地元地銀のH銀行を使っていました。土地建物のローンもそこから借りているので、おのずとそうなったわけです。開業当初は個人事業主で取引も個人名義の口座で事業用の通帳を別に作って管理していたのですが、法人となってからはそういうわけにもいかず、法人名義の口座を開設して、現在に至ります。すると、インターネットバンキングが個人用とは異なり、ビジネスネットバンキングという名前の「手数料も高く、使い勝手がとんでもなく悪いもの」しか使えなくなりました。毎月、スタッフへの給与振り込みと各取引業者への支払いを合わせると50件近い振り込みをしないといけません。しかも、スタッフが入職したり退職したり、あるいは新しい取引(振込)先ができたらそれを登録するためにわざわざ銀行まで書類をもらいに行き、それに取引先の口座番号を書いて、自分の住所氏名電話誕生日などの情報をいちいち書いて印鑑も押して、提出しないといけませんでした。なんのためのインターネットバンキングかと、腹立たしくも諦めて従っていました。

    私個人はメインでSBIネット銀行を使っており、ATMで降ろしたり、買い物をして振り込んだりしても手数料は月20回まで無料なので、全く手数料がかかることはなかったのですが、クリニックの場合、手数料だけでも毎月2万円近い!以前、SBIネット銀行で法人口座を作ろうとして調べた時は、会社の登記簿など書類を揃えるのが相当大変で諦めていました。ところが、先日もう一度調べたら、えらく簡単になっていました。印鑑も登録しないでいいし登記簿もいらない。事業内容を作文して、ホームページなど必要な情報をネットで送っただけで完了。1週間で開設できました(祝)。これからはH銀行の大半の預金をSBIに移してしまおうと思います。初期段階で10件の振込は無料で、なんと1ヶ月5000円程度の手数料で済みそうです。嬉しい!コロナ禍で患者さんが減って暇だったのでこんな取り組みができました。

    こう考えると、いまだにネットバンキングするのに振込先を3枚複写の紙に書いて提出させている地銀なんて時期潰れるだろうと思います。あ、それともう一つネット銀行がすごいのは暗証番号も携帯の指紋認証なんです。そして、ATMカードがなくても携帯のアプリがあればコンビニATMでお金を下ろしたりできます。世の中デジタル化がそこまで進んでいるのに、地銀の遅れているのは目も当てられません。

    もう梅が咲き始めています。春ですね〜

  • Windows11はすごくいい!

    3連休だった人も多いと思います。私は金曜日にクリニックは休みでしたが訪問診療がありました。土曜も通常通りの外来でしたが、いつもに増して忙しかったです。そう言うわけで、日曜だけがゆっくりできました。朝から昼までZOOMで勉強が2つありました。最近は各社ほとんどZOOMになりました。最初の頃はWebExとかTeamsとか使っているところもありましたが、こういうのはバラバラで使うのではなくみんな同じ環境の方がいいに決まっています。ZOOMが一番使いやすいです。一番失敗しやすいのはマイクのミュート(解除)です。急に発言を求められて素早くミュートを解除すること、そして、不要な時はミュートにしておくことは慣れが必要です。在宅での参加では突然宅急便が来たり、犬が吠えたりした音が入るのでみんなに迷惑をかけてしまいます。

    ところで、最近Windows11が出ましたね。私はほとんどMacを使うのですが、たまにWindowsでないとうまくいかない場合もあるので、一つだけWindowsパソコンを持っています。先日、11にアップグレードしてみたところ、とてもいいですね。Windows10がそれ以前のWindowsとあまりに違ったインターフェースになっていて戸惑うことばかりでしたが、今度出た11は以前のWindows7あたりを彷彿とさせる使いやすいものになっています。嬉しいので、Windowsパソコンも使うことにします。

    雨の日曜となりました。午前中のZoomでの勉強が終わり、三里木カリーノのハヌルまでランチに行きました。三里木に行くには光の森方面を通る東バイパスー菊陽バイパスのコースがありますが、この道は日曜は渋滞するので、私は国体通りから運動公園を抜けて行きます。すると、当院あたりからだと15−20分ほどで着きます。ランチの後は合志の大谷の湯に入りました。ここはとてもいいお湯です。帰宅後はスポーツジムで5キロランニング。その後もう一度ジムの温泉で汗を流して充実した1日でした。

     

  • 目は心の窓

    祝日の金曜でした。人によっては3連休という場合もあるかと思いますが、私は仕事でした。クリニックはお休みでしたが、訪問診療が通常通りだったため、朝7時には仕事にでてカルテの準備をしました。それでも、せっかくの休日なので、朝からクリニック近くのマクドナルドでドライブスルーして朝マックを買ってきました。クリニックで食べる朝マック。いつもと違う雰囲気で、ちょっとしたウキウキ感があります。同じ仕事をするにしても、メリハリつけて楽しくやりたいものです。カルテの準備ができたら一旦帰宅し、洗濯などをしましたが、いつも訪問する昼ごはん後の時間帯になったら老人ホームへ行き、15名の診察。終わったら今度はクリニックに帰ってカルテの記載。処方箋の発行など。結局夕方まで仕事でした。さて、阿蘇の温泉に行くか、とも思ったのですが、気分を変えて熊本空港近くのエミナースの温泉に行ってみました。結構賑わっていました。クリニックからたった10分なので、また利用したいと思います。

    話は変わって、笑顔について書きたいと思います。むかし、詐欺師などの顔を見て顔は笑っているように見えても目が笑っていない、などという表現がありました。口角を上げてニッコリするのは意識的に作れますが、目が笑っていないと怖い。しかし、コロナ禍で全員マスクをして会話する世になったため、口元を笑って表情を作っても目が笑っていないと相手に伝わりません。これからの時代、目でしっかり笑っている表現のできる人がスゴイとおもいます。そういう私たち医療関係は医師も看護師も患者さんに常に笑顔で接したいとおもうのですが、マスクをしたまま目だけで「お大事に」と表現するのは練習が必要だと思います。鏡を見て、きちんとできているか、確かめたいものです。

    目は心の窓とも言います。やはり、マスクをして目だけで笑顔を作るには、ニセモノの笑顔では難しい気がします。心から、ありがとう、お元気で、大変でしたね、お大事に、と本当に思っていると自然といい表現ができると思います。心を込めず目だけ作り笑顔をして見せてもすぐバレると思います。不思議と目にはそれだけ以心伝心するパワーが有るのだろうと思います。

  • 暖炉に憧れる

    当院でも一般枠の3回目のコロナワクチン接種が本格的に始まりました。1、2回目のワクチンで既に1500名近い方に接種していますので、流れは慣れておりスムーズに行えています。ただ、ワクチン接種後、アナフィラキシーのチェックのため15分ほど待合で過ごしてからお帰りいただいているので、若干混み合ってしまいます。当院は、発熱や胃腸炎が疑われる患者さんは別待合にお通ししますので、通常の待合室は多少混み合ってもさほど心配ないと思っています。寒いですが、換気などの対策も行っていますので、ご協力よろしくお願いします。

    ワクチンがらみで保健所や熊本県から毎日のようにメールで伝達事項が送られてきます。疑問なのは、いつもMSワードのdoc形式で保存された文書が添付されている点です。ワードの文書というのはいかに公文書(厚労省などからの伝達事項)だとしても、未完成としか思えません。完成した文書ならPDF形式で添付すべきだと思います。一度、県にその意見を伝えましたが、返事はありません。通常の会社であれば、完成した伝達事項をワードで送るなんて許されないことだと思います。公務員はそういう点常識が欠如していると思います。

    南阿蘇から来られている患者さんとお話ししていたら、この前の週末は一日中零下だったとのこと、真冬日というのでしょうか、すごいですね。寒すぎです。夏は涼しいので過ごしやすいですが、冬は辛いものがあります。アメリカに留学中は冬に山奥のキャンプ場に泊まりに行ったりしましたが、さすがに寒いのでテントではなくコテッジ(山小屋)に泊まりました。そういう施設では、暖炉や薪ストーブがあり、山から薪(たきぎ)を拾ってきてストーブに入れて火をつけます。勢いよく燃えるまでは小枝や松の葉などを燃やすのですが、だんだん大きな薪をくべて、暖を取ります。ゆらゆらと燃える火を見ながら本を読んだりお酒を飲むのは本当に優雅で楽しかったです。日本に帰ってきて、本気で阿蘇に薪ストーブのある別荘が欲しいと思ったことがありますが、いまだに実現しません。ところで、うちの近所のファミマにはなんと大量の薪が売ってあります。いったい誰が買うんでしょうか?