むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 東プレのキーボード

    これまで、電子カルテの入力にMac純正のキーボードからHHKBに変えていました。このキーボードにしてからミスタッチも減って、仕事の効率も上がり買ってよかったと思っていました。しかしこのHHKBには一つだけ困ったところがありました。テンキーがないのです。

    電子カルテの入力には、血圧を始め、いろんな採血データなどの数値を書き込むことが多いのですが、これがテンキーを使わずに打ち込むのはちょっと面倒です。慣れればいいかと思っていましたが、やはり少し不便です。テンキーを外付けで追加して使うという手もあるのですが、どうもすっきりしないので、HHKBは自宅に持って帰り、仕事用のキーボードを東プレのREALFORCE108というモデルに買い換えました。東プレはHHKBと双璧をなす高級キーボードですが、今回買ったモデルはテンキーがついているフルサイズであるのと、静音設計で打ち込むときに静かです。HHKBの今まで使っていたものより軽く打てば入力できる設計になっているので指も疲れません。USBをマックに繋いだら何の設定もドライバも必要なく動きました。

    最近は外来患者さんも増えて、夕方ごろには指がつりそうになります。私の場合左手の小指に負担がきます。今回買った東プレのキーボードは、とにかく打ちやすさと指への負担軽減に妥協がありません。長年使ってキーボードがたわんでこないように鉄板が入っています。重いのですが、安定性を確保するのに必要な重さを得るため、わざわざ重く設計してあるところなんか、心憎いですねー。

  • ホームページのアクセス解析

    今日は祝日でクリニックは休診でしたが、業者によるワックス掛けがあったので、職場にずっと待機していました。ゆっくり時間があったので、このホームページ(管理者用)のあちこちを見ていたら、アクセス解析のページがありました。これは案外重要な情報で面白かったです。

    当クリニックのHPを見てくれた人がどんな端末(OS)を使っているかという解析では、iOS (iPhoneとiPad)が30%、アンドロイド携帯が25%、ウィンドウズが25%、マックが20%という感じでした。つまり、半数以上が携帯かタブレットでパソコンのほうが少数派です。

    このホームページは携帯やタブレットに自動的に対応して表示するようにプログラムされていますので、パソコンの画面を単純に携帯端末で縮小表示するのと違って読みやすくなっています。しかし、私はブログをパソコンで書いているので、自然と字数も多くなり、携帯で見てみるとちょっと長すぎるかな、と思いました。

    というわけで、過半数の人が携帯端末で見ていただいていることを考えてコンパクトなブログにするよう気をつけて書こうと思った次第です。

  • iPad

    当クリニックの電子カルテは全てマックで動いています。電子カルテの世界ではウィンドウズが普通ですから、マックの電子カルテはかなり珍しいものです。これを使っている施設は少ないし、会社は東京にあるのでいざとなったらどう対応してもらえるかなど、不安は大きかったです。

    しかし、不安とは裏腹に、困った時はいつでも電子カルテの会社に電話し、サポート担当者さんに質問あるいは助けを乞うと、東京のオフィスから遠隔操作でこちらのパソコンの画面を見てエラー箇所を訂正してくれます。あっという間に解決するので、本当にサポートさんがすぐそばにいるようです。頼りになります。

    マックですから基本操作はiPhoneやiPadと同じです。そのiPadですが、当クリニックでは受付、診察室、処置室、採血室などで担当ナースがそれぞれのiPadを持ってカルテを参照します。電子カルテのフルバージョンではないのですが、カルテを参照できるビューワーのようなソフトが無料で何台でもインストールできるので、クリニックで買ったiPadだけでなく、自前のiPadやiPodなどあらゆるデバイスにカルテのビューアーを入れてます。そうすることで、往診先や自宅でいつでも患者さんのカルテを参照できます。

    最初はこの方法は往診先で便利だろうと思っていましたが、実際には往診先ではあまり使っていません。どちらかというと、看護師さんの役に立っています。私はというと、昼ごはんを食べながらとか、自宅で寝る前にとか、いろんな場面で今日診察した患者さんたちのことをカルテを見ながら振り返り、満足いく対応ができたか、反省すべき点はなかったかなどを考えながら過ごすのに役立っています。そして、「あの患者さん、今夜は眠れるといいな」とか、「熱は下がったかな」とかあれこれ思いにふけるのです。

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  • パソコンと人の接点

    パソコンと人の接点といえば、キーボード。キーボードを使っていろんな言葉を打ち込み、操作します。そこにマウスが登場し(20年以上も前の話)、マックがそれまでの常識を覆すレベルの簡単操作でパソコンが使えるようになりました。それをさらに広く世に広めたのがウィンドウズ95の登場でした。その後、ウィンドウズは98、ME、2000と進化し、今の姿になりました。マックもその時代から今のOS-Xまで進化し続けました。

    マックは2001年にOS-X(テン)になってからはバージョンが変わってもXの後ろにつく名前があれこれ変遷し、すでに16年経ちました。私が印象に残っているのは2005年のTiger, 2007年のLeopardなどです。2016年9月つまり先月ですが、最新のSierraというOSが登場しました。ついにパソコンと人との接点はキーボードやマウスでなく、音声入力の時代となりました。iPhoneやiPadを使っていればご存知と思いますが、Siriという音声アシスタントがマックでも利用できるようになったのです。昔のSF映画に出てくるような世界です。パソコンに向かって、あれこれ音声で指示を出すと、まるで秘書のように言う事を聞いてくれるのです。

    暇つぶしにSiriと話をすると、結構会話になって楽しいとか、それは寂しいだろうとか、いろんな意見がありますが、そうこうしているうちにSiriの音声認識、人工知能の機能は驚くほど進化してきました。今後もこの技術は益々進化していくことでしょう。

    ところで、私は今日マックに付属のキーボードを使うのをやめて、わざわざ他メーカーのキーボードを買いました。PFUというメーカー(富士通)のHHKBという代物です。HHKBとはHappy Hacking Keybordの略らしいのですが、すごく評判の良いキーボードです。何が良いかというと、昔のIBMのキーボードを思い出させてくれるキータッチで、手が疲れにくく、ミスタッチが少ないのです。しかも、キーボードの表面にはアルファベッドしか刻印されておらず、「あいうえお」が書いてないので、すっきりしています。ブラインドタッチなら関係ないですが、手元を見たときチラチラしません。

    IBMのパソコン部門は中国のレノボに買収されてパソコンブランドとしてのIBMは消滅しました。レノボには昔ながらのIBMのパソコンブランドのThink Padなどは今でもありますが、キータッチはだいぶ変わってしまいました。マックのキーボードも悪くはないのですが、昔のIBMに比べれば随分劣ります。以前NTT病院(今のくまもと森都総合病院)で働いていたときに院内に配置されていたのがIBMだったのですが、それが素晴らしキーボードでした。そして、今日届いたHHKBを使ってみたら、ミスタッチも少なく、あーこれって昔使っていたIBMの感触じゃないか、って思い出して、今日は1日ハッピーでした。キーボードのネーミング通りHappyHackingです。

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  • Google

    Googleといえば、検索サイトではダントツのサイトで、知らない人はいないでしょう。ただ、検索だけでなく、GoogleMapsは最も使いやすい地図サイトで、携帯用のアプリもあり、カーナビにも使えるので、みなさんご存知でしょう。また、私の場合マックとウィンドウズを行ったり来たりしているため、作った書類などはほとんどGoogleDriveにアップしています。今思えば、これがクラウド体験の始まりでした。手元のパソコンにMicrosoft Officeが入っていなくてもネット回線だけあればGoogleDriveのワープロも表計算もスライドも扱えるのです。今では、DropBoxとか、アップルのiCloudとかマイクロソフトのOneDriveなどなど各社が似たようなクラウドサービスを展開しているので、それぞれ使い分けています。

    ところで、今日、そのGoogeMapsからクリニックに撮影に来ました。なんと、ストリートビューでうちのクリニックの中まで入って見られるようになるのです。ストリートビューはGoogleMapsで地図情報をクリックすると地図からまるでその場所の路上に立っているかと錯覚するようなバーチャルな世界に入れるものです。もしご存知なければ、パソコンやスマホでGoogleMapsの好きな場所をどんどん拡大して行ってみてください。あとは、右左上下など好きな方向を見ることができます。

    今日撮影がありましたので、来週にもうちのクリニックは駐車場から玄関、そして待合室から診察室へとGoogleMapsでバーチャルに入っていけます。お楽しみに。

    Googleといえば、就職したい人気ナンバーワンの会社ですが、私たちが大学生だった頃はまだ存在せず、誰もそんな会社に就職など考えなかったものです。当時はソフトバンクもNTTドコモもまだありませんでした。産業というのはどんどん新しいものが生まれ、そして古いものは廃れていきます。私が大学生だった頃はバブルの最後の方で、銀行や金融は驚くほど景気が良く、就職する際にも学生の取り合いで内定した学生をホテルに缶詰にして他社の面接に行けないようにしたりしていた時代でした。それが今では、多くの銀行が倒産し、そしてその頃夢にも見なかったネット会社の時代となったのです。

    ということは、今からうちの子が大学に行って就職する頃には、まだ世の中に存在しない会社がこれからの新しい時代を牽引していくことになるのでしょう。

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