むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 体の歪みについて

    クリニックがオープンして初めての休日(祝日)です。この5年くらい盆も正月もない生活だったので、祝日とはいいえ月曜に休んだのはものすごく新鮮でした。

    開業直前の2ヶ月くらいは忙しくてランニングもできず、雑誌を読む暇もありませんでした。私たちにとっての業界紙といえば「日経メディカル」「日経ヘルスケア」などです。それと、私の場合は鍼灸の業界紙である「医道の日本」という雑誌が毎月届きます。それらが読む暇もなくリビングに積まれていたのですが、この休日を利用して、やっと読むことができました。

    読んでいて気がついたのですが、私はテーブルに右ひじをついて少し体を左にひねった感じで雑誌を読んでいます。この右を前に出す(上半身は左にねじれる)姿勢は右利きの人には多いねじれです。さらに私の場合は、仕事中診察室で患者さんが机に向かって左側に座りますから、右手で机の上でメモを取りながら、左に座った患者さんの方を向きますから、常に体が左ねじれています。

    こういったねじれが、骨盤の捻れにつながり、結果的に腰痛や膝の痛みになります。足を組む癖がある人も同じです。骨盤の矯正などは整体のうまい人に頼まないと難しいですが、一旦直しても、悪い生活習慣が続く限り捻れます。よく膝が痛いと言って整形外科に行くと、膝の軟骨が磨り減っているからだと説明されますが、ただすり減るのなら左右差はあまり出ないでしょう。それが、人によって片方の膝にくるのは、体に歪みがあるからです。

    私が自分自身の体の歪みをとる方法を書いておきます。それは、ランニングです。ねじれたままで走ると靴底のスリ減り方に左右差が出ます。なるべく左右均等になるように腕を振り、骨盤も動かして走ります。そうしているうちに、自然と左右のバランスが取れてきます。ウォーキングでもいいと思います。筋肉を伸び縮みさせて骨にかかる力を緩めながら体を動かすとひずみが自然と取れてくるのです。まずは靴底のチェックをしてみてはいかがでしょうか?

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    植物の葉っぱも、左右のバランスが取れているから美しいです。

    それから、台風が接近中ですのでくれぐれもお気をつけください。