むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 少子化問題について考える

    今週は、熊大医学部の学生さんが1名実習に来ています。金曜日まで私の診察中、後ろに座って見学しています。もうすぐ医者になる卵です。将来クリニックの仕事がどんなものかを体験していただきます。気になるかもしれませんが、どうぞご了承ください。

    先日ホリエモンのYouTubeを聞いていたら面白いことを言っていました。日本の少子化問題はどんどん進行している。子供相手のゲームメーカーも深刻な状況で、すでに海外進出をして売上の9割は外国。国内の販売はわずか1割。何をしようにもとにかく人がいない。政府がどんなに少子化対策をしようとしても無駄。外国人を受け入れる他にない。しかしデフレ・低賃金に加えてこのところの円安で、外国人が日本で働くうまみがない。もっと賃金の良いシンガポールなどで働きたいと思うだろう。少子化で外国人も入ってこないとなると日本は崩壊。しかし心配しないでも大丈夫。子育てしたくない人たちはそのうちこの世から絶えてしまって、子沢山の家系だけが生き残る。自然淘汰で子供好きの親がたくさん子供を産み、その子供もまたたくさん子供を生むだろう。なるほど、その予測は当たっている気がします。100年ぐらい先の話かもしれませんけど・・。

    少子化でマーケットが縮小すると、企業も日本でビジネスをする旨味はないので入ってきません。設備投資もしません。TSMCが熊本に来たじゃないかと言うかもしれませんが、あれは日本を市場にしていません。世界に売る部品を作る工場です。むかし日本やヨーロッパの企業が安い人件費のため中国に工場を作りましたが、すでに物価が上がり旨味がなくなっています。その代わりに日本に来るようだったら、喜ぶことではありません。台湾ではTSMCの工場建設は環境汚染の問題で住民の反対でできなかったと報道されており、熊本の工場が環境汚染、とくに地下水の枯渇や汚染がないことを祈るばかりです。航空貨物の増加で熊本空港の利用が夜遅くまでできるようになるそうです。騒音問題が予想されます。みんな地価が上がった、建設ラッシュで景気が持ち直したと喜んでいますが、ただでさえ人がいない田舎で、人手不足に拍車がかかっています。狭い道路で渋滞もひどくなっています。物事にはいい面と悪い面が必ずあります。いい面だけしか報道しないマスコミはきちんと役割を果たしていない気がします。