むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 家庭血圧を測りましょう

    夕方、仕事帰りに西の空を見たら金星と木星が大接近していました。昨日までは双子星みたいに並んでるな、という程度でしたが、今日はぶつかりそうなくらい接近していて、乱視の私の目にはほとんど1つの星のように見えました!大天体ショー。ワクワクしますね。でも、見えたのは夕方数時間だけで、まもなく西の空に沈んでいきました。さて、昨日の外来は比較的少なめでのんびりした一日でしたが、今日は打って変わって朝から夕方までずっと多く、忙しい一日でした。

    通常、患者さんが多くても、大半は血圧の薬などをぱっと出して終わるような短時間で済む患者さんで、さほど待ち時間は伸びないのですが、今日は不思議と朝から次から次へと難しい相談が連続し、ぱっと薬を出しておしまい、とはいきませんでした。季節柄、転職したとか、卒業したとか、今度引っ越します、みたいな挨拶も長くなります。今年は花粉の飛散が多いので、花粉症の薬や点眼をついでにほしいという患者さんも多かったです。そして、今日もコロナ後遺症の方が結構たくさん来院されました。コロナワクチンで肩や首の痛みがひどく、鍼灸院に行ったら当院を勧められたという方もおられました。皆さん、長いこと苦しんでおられるので、一日も早く元気になっていただきたく、持てるだけのアイディアを処方箋に込めました。昨日書いたとおり漢方は入手困難ですが、手に入る処方を駆使して出しています。

    ところで、血圧の薬を取りに来る患者さんで、診察の時に血圧を測ってもらえませんかという方がおられます。リクエストが有れば測りますが、原則は血圧コントロールは家庭血圧を重視する事になっています。病院で測ると高いという場合が多く、その数値を信じて薬を調節すると、日頃下がりすぎる場合があります。家庭血圧がない場合、待合にある自動血圧計で測っていただくと診察時間の短縮になります。この季節、厚着されているとセーターなど脱がないと測れないので、血圧を測るまでに相当時間をロスします。その時間があればもうひとり診察できますので、ぜひ家庭血圧のメモを持参してください。ご協力よろしくお願いします。