むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 願い事はなに?

    もうすぐ七夕ですね。店や保育園、老人ホームなどには七夕飾りが見られます。なかには、短冊がおいてあって、それぞれが願い事を書いていいところもあります。思い返せば、七夕飾りに願いを書いたのなんて、何十年も前です。私たちが目にする七夕飾りは病院関係が多いので、短冊に書いてある願い事といえば、「おじいちゃんの病気がなおりますように」「おばあちゃんが早く退院できますように」みたいな物が多く、そういった願い以外が飾ってあるのを滅多に目にしません。大人になって願い事を書こうとしても、人にもられるのが恥ずかしくて当たり障りのないことしか書かない。子供にもそういう建前の願い事を書くよう教育しているのではないかと思われます。

    初詣で絵馬に書いた願い事を見ると、結婚とか就職とか、宝くじが当たりますようにとか、バライティーに富んだ願い事が書いてあります。素直で好感が持てます。そういった、個人的な個々の願いを神様が聞いてくれるか、というと、そうではないと思います。大事なのは、自分がどうしたいのか、どういう願望があるのか、改めて短い文章にすることで自分の進むべき方向が明確になります。漠然と、幸せになりたいとか、長生きしたいというよりは、今年こそ資格を取る、車を買う、家を建てる、など具体的な目標をイメージすることで最初の1歩が始まり、願望が成就するきっかけになるのです。

    なので、七夕飾りなど見かけたら、人目など気にせず自分の願望・欲求を文章にしてみることをおすすめします。あー自分はこんな風になりたいんだ、そのためにはまずこれを実現しないといけないんだとはっきりしてくると思います。七夕は一つのきっかけで、神社参りや墓参りなどいつでも同じように自分の願いを言葉にする習慣こそ、成功への第一歩だと思います。