むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • いい家とは

    ヤフーを見ていたら、日本の建物は気密性が悪くエアコンが効かないだけでなく、安いアルミサッシを使っているため、たとえ複層ガラスを使っていてもアルミ部分が非常に暑くなり、そこから放射される熱が室内環境を悪くしているとのこと。ホントかなと思って、昼に南側の日の当たるサッシを触ってみたら、すごく暑い!ここから外の熱が入ってきてるんだと知り、驚きました。ということは、冬は反対にサッシの部分が冷えて外気の寒さを室内に伝えているわけです。アルミは鍋の素材となるほど熱伝導が良い素材です。とにかく日本の家屋はやすさを追求するあまり質が悪い。エアコンの効きを良くして室内環境をコントロールするなら、値段が高くても樹脂製のサッシを使うべきです。

    今朝、経営者モーニングセミナーにZOOMで参加したのですが、講演は北海道で建設業をされている土屋ホームの会長さんでした。北海道も住居環境が過酷なため、本州の仕様で木造建築を建てたら寒すぎて住めないそうです。ところが、この会社の創業当時は気密性の高い高断熱住宅など、図面はかけてもその仕様通りに作れる大工さんがいなかったため、大工さんを養成する学校から作ったというお話でした。昔は、家は建てれば売れる時代で、機能性の良い住宅など見向きもされなかったし、銀行も「理想はわかったけど、結果を出して見せたら融資する」と言ったそうです。もっと、志に投資してもらいたいものです。この会社は現在は上場してすごくうまくいっているそうです。やはり、会社というものは、単に利益を追求するだけでなく、創業したときに掲げた理想(お客さんのために頑張る)を忘れずやっていかないと、世間からは見放されるのだと思います。

    韓国人YouTuberが言っていたのですが、日本に来て驚いたのは日本の民家が古いし、狭いし、木造が多いということ。なんと韓国より日本の住宅事情は貧しいようです。おそらく韓国は寒いので鉄筋コンクリートで気密性の高い家が多いのでしょう。日本は最近大規模な災害が続いています。安全な場所に頑丈な家を建てたいものですね。