むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 五月病の季節

    連休最終日は雨になったため、家でのんびり過ごしました。この連休は、久しぶりにゆっくりできました。明日からは忙しいと思います。この連休中に診察できなかった患者さんたちが一気に来院されるので、混雑が予想されます。できるだけ、待ち時間が長くならないよう対策したいと思います。

    「そこまで言って委員会」という番組を見ていたら五月病のことが話題になっていました。まさにこのゴールデンウィーク明けは五月病の季節となります。新しい職場や役職についてから1ヶ月、頑張っては来たもののうまくいかない、という人がこの連休で1週間ほど休んだところ、緊張の糸が切れてしまい、連休明けに仕事に行こうとしたら体調不良で行けなくなった、という感じです。通常、こういった症状で内科を受診しても、頭痛薬や胃腸薬をもらってそれでおしまいです。それではたいした解決にはなりません。心療内科を探すと、たいてい予約制になっており、1ヶ月位先でないと予約はとれません。精神科も同じ状況です。当院はなんとかこのように困っている患者さんにその日のうちに対応しようと頑張っています。あまりに大勢が殺到されると、他のかかりつけ患者さんの待ち時間が長くなって迷惑をかけてしまうため、心療内科の新患さんは順番を後ろに回させていただいたりしています。申し訳ありませんが、ご了承下さい。それでも、その日のうちになんとか対応する体制を取っています。

    このような心療内科希望の患者さんで、薬はいいからカウンセリングを希望と言われる場合があります。当院は内科系のクリニックですから、カウンセリングは行っていません。カウンセリングを希望の際には精神科系のクリニックを受診して下さい。抗うつ薬は怖いから漢方を希望という患者さんも結構こられます。漢方で大丈夫そうなら希望通りに漢方でいきますが、あまりにうつ状態が深刻な場合は、抗うつ薬も使います。漢方だけで治せそうにないと思ったら、患者さんのメリットを考えると、希望に添えない場合があるということです。

    熊本県庁にて新緑の銀杏並木