むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 脱水に注意

    今日も暑い一日でした。まだ梅雨入り前でこんなに暑いと、体もまだ暑さに慣れていませんから、気をつけないと熱中症になってしまいます。うちの犬も脱水になっていました。帰宅して見ると、水が空っぽだったので水をあげたらペットボトル1本分ほどを一気飲みしました。エアコンを入れてあげないと、脱水になってしまいます。しかし、私たちが暑さに体をならすには、エアコンの利いた涼しい部屋で過ごすのではなく、暑いところで汗をかくことです。脱水にならないように水分補給をしながら汗をかく練習が必要です。汗が出ないと体温は下がらず体内に熱がこもってしまいます。

    部活では、室内で激しく動くバトミントンやバレーボール、バスケットボールなどの競技は熱中症になりやすいと思います。屋外でするサッカーや野球は最初から熱中症に気をつけていることと思います。実際は屋外より体育館の中の方が蒸して無風状態ですから、体感温度は屋外より高いと思います。翌日になって頭痛や倦怠感が出た場合も熱中症の可能性があります。

    脱水にはOS-1というスポーツ飲料のような飲み物があります。しかし、水に塩分が入っていなくても一日トータルでしっかり塩分を摂れば、大丈夫です。例えば弁当に梅干しを2-3粒入れておけば、それだけで塩3g相当です。それを食べておけは、飲水はべつにOS-1のような飲料でなくても、お茶でもなんでもいいはずです。むしろ気をつけたいのは飲料水中の糖分です。コーラなどには尋常でないほどの砂糖が含まれます。こういう飲料水を飲むのは体をスポーツで鍛えたのを台無しにする行為です。人工甘味料の方は血糖をあまり上げないという意味では悪くないのですが、未だに発がん性の問題など解決していないところがあり将来のある子どもさんにはあまりおすすめできません。