むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • いよいよお目見え

    クリニックは足場が解かれて、いよいよ全体がお目見えしました。僕も夜にランニングしながら見たので、明るいところでじっくり見たわけではないのですが、素晴らしいです。パース(設計時のイメージ画)どおりの建物が出現して、感動しました。建物の写真は今度明るい時間帯に行って撮ってきますので、乞うご期待!

    大きな屋根の裏側にはレッドシダーの美しい木目が見え、待合ロビーには高い三角ガラスから明かり取り。夏の直射日光や厳しい暑さ寒さを遮るため、窓は若干小さめで、ガラスは全てペアガラスとなっています。エアコンが効いて、快適な室内だと思います。これからは内装工事に入ります。

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  • 着々と準備中

    いよいよ6月に入った。クリニックのオープンを9月1日で準備している。ということは、オープンまでいよいよ3ヶ月を切った。準備にも余念がない。

    医療廃棄物は通常の事業ゴミとは異なるため、専門の業者に頼まないといけない。数社に見積もりを取り、良さそうな業者と契約した。こちらの会社は西原村に本社があり、先の震災で会社も大変だそうだ。こういう会社には是非頑張ってもらいたい。たまたまだが、当クリニックの土地を掘って出てきた瓦礫の処理を引き受けていただいたそうで、今になって知った不思議な縁がここにもあった。業務提携で応援したい。

    待合に置くウォーターサーバーも南阿蘇でつめた天然ミネラルウォーターを宅配してくれる会社に頼むことにした。こちらも地震の被害があったそうだが、幸い水の生産、販売は大丈夫だそうだ。こっちも応援しなくちゃ。

    クリニック内の作り付けの家具(受付のカウンターや処置用のテーブルなど)を作ってくれる家具屋さんも西原村で被災されている。大丈夫ですか?無理なら他を当たります、というと、こんな時だからこそ、仕事をさせてくださいという返事をいただいた。ありがとうございます。一緒に頑張りましょう。

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    最近は、開業医の重要な役割に在宅医療がある。厚労省が入院患者を病院から在宅へと誘導している。政策に逆らって仕事はできないので、ここは政策どおり在宅の準備をしないといけない。しかし、在宅は介護保険と医療保険が入り組んでおり、患者さんを診察して治療するという医学的な問題ではなく、書類作成、診療報酬の仕組みを理解すること、ケアマネージャーさんや訪問看護ステーションとの連携などに重要なウェイトがある。これは、本を読んだだけではよくわからないので、熊本で一番積極的に在宅医療を実践されているWクリニックのK先生に教えを乞おうと思い立ち、電話してみた。「先生に在宅医療の実際を教えていただきたい」と図々しくも頼んでみたら快く引き受けていただいた。来週から在宅医療の勉強が始まる。

    さて、クリニック建築はいよいよ外側が終了し、足場が取れてきた。建物を見に行ったら、半分くらい姿を現していた。あと数日で全貌が明らかになる。ワクワクする。よかったら皆さんも見に来てください。

     

  • 健康のために何かやっていますか?

    時々、患者さんや知り合いから、「健康のために何か特別なことをやっていますか?』ときかれる。

    みんなが期待するのは、青汁を飲んでいるとか、通販の健康グッズを使っているとか、そんな答えだろう。しかし、僕はこれといって特別なことはしない。ないとはいえ、まったくないわけでもない。それを今日はご紹介しよう。

    まずは運動。ランニングをするけど、あまりスピードにはこだわらない。1回7−8キロを40−50分程度で走る。週に3回くらい、月に100から150キロ程度。以前はもっと走っていたけど、健康を考えて少し減らした。というのも、PM2.5などで空気が悪いし、走り過ぎると膝に来るからだ。それから、自転車通勤。片道5kmを25分くらいで通う。荷物が多い日や雨の日は車を使うので、自転車は週に3回くらい。あとは犬の散歩。ほぼ毎日1.5kmを30分くらいで歩く。

    次に、食べ物。炭水化物は少なめ。米はなるべく玄米。朝はヨーグルトにミューズリーという無糖のシリアルのような食べ物。昼は野菜サラダをたっぷり。

    サプリ、健康食品はあまり積極的には使わない。ビール酵母(エビオス)と桑の葉抹茶は飲んでいる。ビール酵母はビタミンとミネラルの補給。走ったあとによい。桑の葉茶は糖の吸収を抑えてくれるので糖尿病予防、老化防止になる。毎日飲んでいる。

    もちろんタバコは吸わない。喫煙コーナーにも近づかない。

    お酒はなんでも飲むが、ビールは滅多に飲まない。お腹を冷やすのは万病の元だからだ。がんも冷やすと成長し、温めると消退すると言われているのだ。夏でも焼酎はお湯割りで飲む。

    睡眠は5時間半。長い日で6時間。日曜でも寝だめはしない。ちょっと睡眠は足りていないが、忙しいので仕方ない。

    私の健康法。大したことはやっていないが、気をつけていないわけではない。おかげで、50歳を前にして何一つ健康には問題はない。幸せなことだ。

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  • 頑張れ日本のメーカー

    クリニックの開業準備をしていると、家電関係も色々買うものがある。電子カルテその他のパソコン、待合室にかける壁掛け液晶テレビ、プリンター、ファックス・コピー複合機などなど。

    どれを買うかを考えると、昔なら家電といえば日本製が一番だったが、今ではどうだろう。電気屋さんに行くと、SONY、シャープ、東芝が並んでいるが、どのメーカーも会社そのものに問題が大きく、品質はそこそこ良いかもしれないが、とても買う気にならない。

    パソコンも、NEC, 東芝、富士通など、和製パソコンはたくさんあるが、買ってから壊れるまで一度も使わないようなお節介ソフトが山のようにプレインストールされていて、とても買う気になれない。消費者のことを思っているふりをして、実際は会社の都合なのかもしれない。そういう中、外国メーカーはいさぎよい。アップル、レノボ、HP(ヒューレットパッカード)など、どれも無駄なソフトが入っていないので画面もすっきり、メモリーも食わない。

    その他、掃除機ならダイソン、ボールペンならモンブラン。どれも買って満足、使って満足。外国の一流品は素晴らしい。

    バブル崩壊以降の四半世紀で日本経済はずっと不景気でデフレのために、安いものしか売れない。思い切った商品開発もできず、遅れを取っている。この先も人口減少、少子高齢化、消費税増税などで景気が良くなる見込みはない。

    せっかく技術があり、モラルも高い日本人は、日本という狭い島の中でガラパゴス化しながら衰退していくのではなく、世界に羽ばたいてほしい。英語と中国語を勉強しよう。世界に目を向けると、未来は明るい。日本のメーカーも頑張ろう。

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    何度見てもあじさいはうつくしい。花束みたいで、雨にぬれて、さらに美しく輝く。

  • 診療科のご案内(漢方内科)

    当院の経営理念として、患者さんの健康と幸せのためには西洋医学、東洋医学などあらゆる手段を検討し、最適な治療法を提案いたします。これは、西洋医学がこれだけ進んでいても、治せない症状に対して、漢方や鍼治療を使うと簡単に治すことができる場合があるからです。漢方は保険適応で、基本的にはエキス顆粒製剤を用います。冷え症、更年期障害、虚弱体質、便秘、肥満、ストレス、うつ状態、食欲不振、慢性疲労その他、あらゆる疾患に漢方治療が可能です。妊婦さんその他漢方治療を希望の際にはその旨をお申出いただくと、最大限漢方にて対応いたします。小児の場合、うまく漢方を飲めれば風邪も早く治りますし、虚弱体質や慢性の腹痛などにもうまく対応できることがあります。

    腰痛、肩こり、膝のいたみ、生理痛、うつ状態、脳梗塞後遺症などの症状に、鍼(はり)治療も行います。希望の際には電話予約あるいは受付にてお申し出ください。はりは使い捨ての国産鍼を用います。痛みはほとんどなく、気持ちいいと評判です。鍼を刺されることに抵抗がある場合は、刺さない鍼(鍉鍼:ていしん)をもちいたり、ツボの指圧や整体の理論で腰痛や肩こりを治療することもあります。

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    私は日本東洋医学会の専門医・指導医で、熊本大学医学部で漢方医学の非常勤講師として、医学部生に漢方の講義や臨床実習を担当しています。