むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • あっという間に世の中が変わった

    この数年、働き方改革としきりに言っていましたが、思いも寄らない形で強力な働き方改革が実現されてしまいましたね。忙しすぎる、うちの会社はブラックだと言っていた職場も、客がぜんぜん来なくてすることがなくなってしまったり、自宅待機になっていることと思います。一方、このところものすごく忙しい職場もあるようです。救急病院もそうですが、公務員、保健所関連、学校の先生など。特に先生は休校だから暇だと思ったら、いつも以上に大変だそうです。所によっては、オンライン授業の準備に追われているところもあります。

    飲食や旅行関連は閑古鳥で大変みたいですが、オンライン会議やテレワークサポートの会社、宅急便などはいつもにまして忙しいみたいです。ZOOMというオンライン会議用のプラットフォームが大はやりですが、セキュリティーに問題があるようなので、大事な会議をする際には注意が必要です。普通の人がオンライン飲み会などをするのには問題ないでしょう。これからの時代、3密を避けると夜の街に飲みに出ることも減るので、飲み屋のお姉さんたちもオンライン化するそうです。そう、ZOOMなどを使ってパソコンの画面に馴染みのママさんがでてきてリアルタイムに話相手になってくれるわけです。もちろん課金制です。

    昨日知ったのですが、アイドルのサイン会はすでにオンライン化が始まっています。ネット経由でサイン会に参加して、アイドルにメッセージを送ると、「〇〇さんありがとう、これからも応援してね」とリアルタイムにアイドルから生配信の動画で返事をもらえて、サイン本などが郵送されてくるそうです。わずか1ヶ月ほどで世の中がここまで変化したのは驚きです。

    私たちクリニックも生き残りをかけて変化します。当院の場合、3密を避ける=訪問診療(往診)の割合を増やすことです。今、契約している患者さんは80名ほどですが、100名はいきたいと思います。場合によっては通常の外来診療時間を今より減らしてでも訪問診療に当てたいと思います。

  • 新しい世の中の幕開けはもう始まっている

    週末、外出自粛でおとなしく過ごしましたか?私はこの週末も、台湾ドラマをたくさん見て満足な週末でした。台湾ドラマは長いので家で過ごすにはもってこいです。30話以上あります。長時間見ていると、だんだん単語が聞き取れるようになります。不思議です。

    今回のコロナ騒ぎは単なる感染症の問題ではありません。これまで何度も書きましたが、これを機に社会が大きく変わります。経済も今後誰も経験したことがない不況に陥るでしょうが、そこから社会制度がガラッと新しくなり、とにかく職を失ってもみんながなんとか生きていけるだけの社会保障制度が生まれてくると思います。ベーシックインカムと言われていますが、国民全てに生活保護みたいな感じです。それを行うにはそれを裏付けるだけの税収が必要です。そこで、どんどん働いて稼いでくれるのが人工知能AIロボットです。タイミング的にはAIロボットが稼いでくれたお金でみんなが生活できるのはもう少し先でしょうから、それまでは、貯蓄や赤字国債でつなぐしかないでしょう。

    そこで、「コロナ怖い怖い」といっている暇があったら、これからの新しい時代にベーシックインカムで救済されて生きるのか、自分の力で働いて稼いで、税金を収める側になるのかを考えて動き始めないといけません。あっという間にそういう時代に突入します。急速に広がってきたテレワークを見るとわかると思います。やってみれば、家で結構仕事ができるのです。電車もバスも飛行機も使わず、世界のどこにいる人とも一斉に会議して決済してあとはAIロボットに指示どおりに働かせればいいのです。低コストで効率良い仕事ができるようになります。もうそういう世が始まっていることに気づかないといけません。

  • 夫源病の危機からのがれるには

    緊急事態宣言が出て、各地で外出の制限が始まりました。今日は、緊急事態宣言の範囲外の熊本でもかなり在宅ワークが進んでいるようで、道行く車は少なく、おかげで往診は非常にスムーズに廻ることができました。患者さんのお宅にお邪魔すると、ご主人も家にいたりする場面が何度もありました。今ならではの風景です。

    ところで、「夫源病」という言葉があります。夫が家にずっといると息が詰まって奥さんが体調を壊すというものです。多くの場合、夫の定年を機にはじまりますから、熟年夫婦の問題みたいに考えられています。しかし、今回の緊急事態宣言で、家族揃って一日中狭い家で過ごすとなると、定年を迎えた夫婦でなくとも夫源病を起こしてしまうかもしれません。奥さんが夫源病になるのは第1のシナリオです。第2のシナリオは奥さんが体調は壊さなくとも夫のことを愛想つかしてしまうというもの。夫が家事も手伝わず口だけだしてごちゃごちゃ文句ばかり言っていれば、そうなるのも当然です。第3のシナリオは、夫婦珍しく一緒の時間ができて、今まで忙しくてできなかったことを一緒にしたり時間を共有することで、ハッピー家族になるというもの。お宅はどのシナリオでしょうね。

    いい方向(第3のシナリオ)にいきたければ、家の中にいてもきれいにしておくことです。無精髭、頭ボーボーはいけません。奥さんも外出するときみたいにきれいに化粧しましょう。洋服も、一日パジャマみたいなもので過ごすのではなく、日中は何もなくてもおしゃれに過ごしてみてはいかがでしょうか。そうしないと夫婦お互い愛想つかされてしまいますよ。

    市役所前

  • マインドフルネスにTVをみる

    いよいよ緊急事態宣言が出されるそうです。関東各県と大坂兵庫福岡です。ちょうど天気予報で台風直撃か、というときに来れるもんならやってきな、というようなやけっぱちでハイになった人たちだらけに見えます。非常事態宣言が出て良かった、とホッとしている人が多いのにも私からすると意外です。どんなに辛いか、想像するととても「早く緊急事態宣言を出してほしい」なんて思いません。政府も、ギリギリまで粘ったあげく、世論の希望に応じる形となりました。緊急事態宣言を出せばパンデミックが収まるかと言えば、そうではないと思います。

    幸い日本ではまだCOVID2の死者は100人くらいです。特効薬の存在するインフルエンザでは年間数万人がなくなりますから、それに比べれば、ものすごく抑えられています。もちろん、油断してはいけませんが、怖い怖いといって鬱みたいになっているのはよくありません。

    マインドフルネスというのがこの数年流行っています。日本の禅が米国に渡って有名になりました。見たもの、聞こえたもの、感じたものに感情を入れず、淡々と感じることです。桜が咲いている、温かい陽がさしている、鳥の声が聞こえる、とダイレクトに感じるのです。そこに、いい、悪いの感情を入れないのがコツです。それができると、TVでみた新コロのニュースも、感情を入れずに淡々と見ることができるようになります。https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_699.html

  • 自分は自分で守る

    3密とかソーシャルディスタンスとか、意味のわかりにくい言葉が蔓延しています。大事なことははっきり言わないと、なんとなくでは広く伝わりません。「人と人の距離を取りましょう!」宅急便を出しにいったところ、狭い宅急便のオフィスに所狭しと人がぎっしり入っていました。なんてことでしょう。ぜんぜんわかっていない。仕方ないので、私は自動ドアの真下に立って並び、しばらく空間を換気しました。郵便局もやたら混んでいます。みんなが店に買い物に行くのを避けて通販をするので、宅急便や郵便局が混み合うわけです。逆に感染リスクがあります。

    週明けにも日本でも緊急事態宣言がでて都市封鎖が各地であるだろうと言われています。そうなったら、またもやスーパーなどでトイレットペーパーだけでなく食料品の買い占めで大勢の客が殺到して混雑すると予想されます。今でも、ドラッグストアではマスクや消毒アルコールを求めて朝の開店前から寒空の中列をなして開店を待っているそうです。感染しに行くようなものです。そんな馬鹿なことしてはいけません。いまはまだパニックになっていませんので、できるだけ今のうちに食料など1週間分程はかっておきましょう。24時間オープンのイオンなどで、夜に買い物に行くと混んでいないのでいいと思います。

    道路は随分空いていますね。そこに繰り出しているのがブンブン音を出しながら走るバイク(昔懐かしい暴走族みたいな人たち)ですね。車の量が少ないので我がもの顔で走っていますが、道路があまりに空いているので、信号無視をして歩道を渡っている人をよく見かけます。事故には注意しましょうね。

    当院目の前の桜並木