むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 楽しく働くには

    新入社員の皆さんは入社して1週間がたちましたね。いまごろ疲れがどっと出て、やっと週末ダーと思っている人も多いと思います。念願の夢見た職場に入ってみたら、案外泥臭い仕事ばかりで理想と違ったと思う人もいることでしょう。仕事とはそういうものです。傍から見たらキラキラと輝いて見える職場も、中にはいってみたら別の世界です。しかし、そういう現場でも、社会人としての責任を果たさないといけません。働く際に、幸運を引き寄せる3つのポイントをお教えしましょう。うまくいくと、職場での人間関係も良くなるし、上司からの評価も良くなり、給料も上がるかもしれません。

    ポイントその1は「明朗」です。とにかく明るく元気に働くことです。暗い顔をしていては福の神は来ません。同僚や先輩たちも明るい人が好きです。暗くしていると仕事を教えてもらうチャンスも減るし、お客さんとのコミュニケーションもうまくいきません。

    ポイントその2は「愛和」です。みんな仲良く、の精神です。仕事は一人ではできません。チームワークが大切です。人を欺いたり悪口を言ってのけものにしたりしては仕事はうまくいきません。人に対して辛く当たると、いつかはしっぺ返しを食らいます。物理で言う作用反作用の法則。押せば押し返す力が返ってくるものです。何より、一日の3分の1は職場で過ごすわけですから、みんな仲良く過ごさないとストレスになります。

    ポイントその3は「喜働」です。読んで字のごとく喜んで働くということです。新人のうちは何でも教えてもらわないと始まりませんから、言われたことは素直に「はい」と答えて喜んですすんで働くことです。仕事は楽しくないけどお金のために仕方ない、という人もいますが、そういうのを聞くと悲しくなります。お金は優先順位の1番ではありません。人のために喜んで働くと、働いた分だけ相手の人が幸せになり、その対価としてお金をいただけるのです。いやいや働いたら、たいして相手を幸せにできないので対価はもらえても少なくなることでしょう。

    「明朗・愛和・喜働」を忘れないように働きましょう。きっと幸運が巡ってきますよ。

  • 海藻をたべましょう

    皆さん、海藻を食べていますか?健康に良い食材の頭文字をとって「まごわやさしい」というのがありますね。ま(め)ご(ま)わ(かめ)や(さい)さ(かな)し(いたけ)い(も)です。私がこの中で毎日必ずとっているのはまめ(納豆)、ごま、やさい、しいたけ(きのこ類)です。わかめ(海藻)、いもはめったに食べません。魚は時々食べる程度です。

    私がいつも見ている韓国ドラマで、誕生日にお母さんが作ってくれるのがわかめスープ、二日酔いの朝にもいいみたいです。どんな味だろうと思っていたら、先日行った熊KENという韓国焼肉屋さんで出してくれました。なるほどこれか、と一度食べたらすぐに作り方はわかりました。しかし、家のどこを探してもわかめがない。わかめを食べる習慣がなくなっていたのに気づき、慌てて買いに行きました。作ってみたら簡単に店の味が再現できました。

    わかめを始めとする海藻類は水溶性食物繊維が豊富で腸内細菌の環境を整えるのにすごく良いです。また、マグネシウムを豊富に含むので貴重なミネラル源となります。あっ、今思い出しましたが、わかめでなくても昆布、ひじき、もずくはよく食べます。これも海藻でした!寒天も海藻ですね。わたしは糸寒天といって味噌汁などに入れると溶けて消えてしまう寒天を常備しています。寒天は便秘の人には特におすすめです。

    桜からつつじへバトンタッチ(当院前の公園にて)

  • 腎機能と蛋白摂取の関連

    医療系のネットニュースを見ていて、ついにでたか!という論文を発見しました。糖尿病性腎症に蛋白制限は逆効果というものです。これまで腎機能が悪化すると、とにかく蛋白制限をするよう厳しく指導されていました。それが糖尿病となると、炭水化物も食べられず、タンパク質も食べられず、そうかと言って油ものもカロリーが高く食べられない、野菜以外何も食べるものがないと嘆いている人がたくさんいました。これが間違いだったと、やっと証明されたわけです。ただでさえ日本人の食事は蛋白が少ないので、それを制限したら筋肉量が落ちてフレイルとかサルコペニアという状態になってしまいます。蛋白をしっかり食べたほうが腎機能の保護になるとのことなので、真逆の結果となりました。

    医学にはこのように迷信みたいに根拠なく信じられて来たことがたくさん残っています。特に栄養学の世界にはそれが多いように思います。病院で栄養士さんにお金を払って食事指導をしてもらうのなんて、私からすると無駄です。科学的根拠がないことだらけだからです。尿中に蛋白が出れば、タンパク質を制限する。また、最近は尿中に糖を捨てて糖尿病を治療するSGLT2阻害剤が治療の中心となってきたのに、尿糖があれば再検査にしてくる検査会社があります。勉強不足にも程があります。

    もうひとつ、栄養指導で大切なのは家庭環境の把握です。70歳過ぎのご主人にいくら食事指導をしても、食事を作るのが奥さんやお嫁さんなら指導した意味がありません。食材を買い出しに行くのが誰かも重要です。そして、経済状態(裕福かどうか)も重要です。タンパク質(肉や魚)をたくさん食べてもらうにはお金がかかります。また、肉が食べられるだけの歯があるか、胃腸が沢山の肉を受け付けるかもポイントとなります。そういうことをすべて把握した上で個別に適切な栄養指導しないと意味はないと思います。

    辛島公園からサクラマチ方向

  • WEBカメラを買ってみた

    ZOOM会議や講演が多いと音声や映像のことが気になります。私は、講演をするときは外部マイクを使います。コンデンサーマイクというもので、音をきれいに拾ってくれます。また、指向性が強く、マイク正面の音だけ拾ってくれて、周囲の雑音はあまり入らないようになっています。一方、映像はいままでパソコンの内蔵カメラを使っていました。新しいiPadやMacBookなどについているカメラは結構きれいですが、それ以外のChromeBookやSurfaceなどのパソコンのカメラは画質が悪く砂嵐みたいな画像でした。まあ、そのほうが部屋の掃除が行き届いてなくてもいいという利点はありますが、講演の演者となるとどうかなと思っていました。また、パソコンの画面についている内臓カメラで撮った自撮りの映像は少し下から見上げる画角となりどうも気に食わない。YouTubeなどを見ていると、ラップトップパソコンを目の高さまで持ち上げて使うことを勧めています。

    以前、ZOOMが普及し始めたとき、一眼レフのキャノンEOSkissからビデオキャプチャーボードを介してリアルタイムに画像をパソコンに入力する方法や、ハンディカム(ビデオカメラ)から画像を出力してZOOMの画像として取り込む方法も試しましたが、面倒な割にあまり満足行くものではありませんでした。そして、コロナ禍も2年たち、ZOOMも浸透した昨今、外部WEBカメラも随分進化しました。DMM.comが作っているWEBカメラ(DKS-CAM3)が人気ナンバーワンでカメラに顔を照らしてくれるリングライトも内蔵しており、ライトの光は昼光色と電球色、白色の3色、光の強さは無段階調整、オートフォーカスで6000円くらいです。早速買ってみました。

    家で、MacBookにUSBで接続したら簡単に機能しました。ためしにChromeBookにもつないでみましたが、従来の内蔵カメラの画像とは比べ物にならないほどきれいに写ります。写真好き、カメラ好きの私も満足のWEBカメラでした。

    花博 辛島公園

  • やっぱり「やわこ」の指圧がいい

    今日はR4年4月4日でした。あさクリニックにつくとネット予約のFAXが来ていました。その受付時刻を見たらなんと4:44と出ていました。(4/4/4 4:44) 縁起がいいのか悪いのかわかりませんがゾロ目は目を引きますね。さて、昨日も書きましたが、今日は診療のあとに医師会で心臓健診班会議でした。会議が終わって、医師会からすぐ繁華街なので、ご飯でも食べて帰ろうと下通り付近に行ってみましたが、人通りは少なくびっくりしました。普通だと、新入社員を連れて歓迎会とか、異動先での親睦会とかそういう季節ですが、寂しい街の夜でした。静かすぎて食欲も出ないのでマックでダブルチーズバーガーの夜マック(パテが2倍で4枚重ね!)をたべて、なんだかハッピー。さっさと帰宅しました。こんな調子だといつになっても飲食店の試練は続きます。

    さて、2週間ほど前にしびれの99%は治るという本の話をしましたが、この本に書いてある内容の多くは神経の通り道が狭くなるとしびれが出るので、背骨や肩など主要な部分を指圧したりストレッチしたりして圧迫を開放してあげましょうというもの。数年前、私が患者さんにしきりに勧めていた「やわこ」というマッサージボールを覚えていますか?テニスボールを2つつなげたようなものですが、実際は硬めのプラスチックでできています。これが、この本に書いてある指圧にもってこいです。私は、今でも毎日寝る前に腰や首を「やわこ」でマッサージしています。

    東急ハンズやダイキ(クリニックからすぐ)に売ってあります。1000円ぐらいだったと思います。見つからないときはネットで探してみてください。⇒https://www.joinus1980.com/SHOP/3B-4705.html使い方は簡単ですが、わからないときは診察のときに相談してください。いつも診察室の引き出しに説明用として常備しています。

    花博 くまもと2022