むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 暖房家電の話

    皆さんは冬の暖房をどうしていますか?私は自宅もクリニックもオール電化なのでエアコンだけです。エアコンの暖房は悪くないと思いますが、どうしても部屋の上の方が温まり、足元に冷気がのこります。そこでおすすめなのはサーキュレーターです。床から天井に向かって冷気を吹き上げると、天井から壁を伝って暖気がおりてくる室内循環が起こります。この結果、部屋全体が均等にあたたまるわけです。こうすると、エアコンの温度設定をあまりあげなくても良くなるので、節電効果も期待できます。サーキュレーターは強力に送風する機能と動作音が静かな物がいいですが、無印のサーキュレーターはなかなかのものですよ。一方、足元を温めるセラミックファンヒーターや赤外線ヒーターはお手軽で温かいのはいいのですが、エアコンの倍くらい電気を食うのに部屋全体は温まりません。そこで、こういった暖房器具はエアコンが効くまでの間しばらくつけるとか、お風呂の脱衣所で短時間使うのが適していると思います。

    加湿器は部屋が乾燥する冬に必需品みたいになっていますが、うちには持っていません。加湿したほうがウイルスの感染力が落ちるので感染対策になると言われていましたが、最近の研究では加湿してもさほど感染力は落ちないみたいです。それから、加湿器には超音波式と加熱式があります。超音波式は加熱することなく水を細かい霧状に吹き出すもので、これを使うと部屋の床のほうが湿ったようになりひんやりと寒くなります。また、加温しないと加湿器にカビが生えて、カビを空中に撒き散らす可能性があります。一方、加温タイプは沸騰した水蒸気が放出されるので部屋は暖まります。また水蒸気は超音波加湿器の水と違ってエネルギーが高いので床に落ちてくることなく空中を長時間漂います。また加熱式はカビの心配はありません。

    加熱式はいいところばかりみたいですが、当然電気代が高くなります。また、水を沸騰させると純粋な水が空中に飛ぶかわりに加湿器内の容器にびっくりするほどカルキがたまります。この掃除が大変です。最近はいいとこ取りのハイブリッド式があると聞いたことがあります。使ったことないのでコメントできませんが、いいかもしれないですね。

    佐賀のバルーンフェスタ。特急かもめの車窓から撮りました!