むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 漢方がまた欠品騒ぎ

    このところ、定期受診されている患者さんに調子はどうかと尋ねると、8月は調子良かったけど9月に入って調子悪い、と言われる人が相当いるのに気づきました。夏バテもあると思いますが、やはり季節の変わり目で、体調に異変をきたすようです。頭痛の人は頭痛が増えるし、下痢の人は下痢が悪化する。喘息の人も悪化しているし、学校に行けない子供さんたちは2学期が始まり調子が悪い。今週は日曜から昨日(木曜)まで毎日夕立が降り、湿度がものすごく高くて蒸し暑い。みんな体調を壊しやすい時期みたいです。コロナは相変わらず多いですが、このところ中高生を中心にインフルエンザが局地的に流行して、学級閉鎖になったりしているようです。

    元々インフルエンザは冬に流行する疾患で、ワクチンを10−12月ごろにうち、そのシーズンが3月頃一旦終了し、夏の間は沖縄で流行る以外はめったに見ませんでした。それが、コロナが流行した年からすっかりインフルエンザは鳴りをひそめ、コロナがおとなしくなるに連れ散発的に出てきています。以前と違い季節を問わず発生するようになってきました。それなのに、ワクチンは従来どおり10月頃からしか供給されないので、オフの夏〜秋は入手できません。このまま従来のようなスケジュールで予防接種をしていいものでしょうか?

    去年からコロナに使われる漢方や咳止めが欠品したり出荷制限で混乱していましたが、やっとほとんどのメーカーが増産体制に入ったのが功を奏して通常の状態に戻りつつありました。しかし昨今のコロナの再流行で、またまた咳止め系の漢方が出荷停止になってしまいました。まだ欠品していない漢方メーカーに注文が殺到するため、品薄の中製品の奪い合いになっています。こんな状態でこれから秋冬を迎えて大丈夫なのか心配です。