むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 足がつる季節・・かも

    毎朝5時に起きます。最近は新聞屋さんがちょうど5時頃来てくれるので、起きてすぐ新聞を取るのが習慣になっています。つい先日まで、5時頃は明るかったのですが、最近は、日の出が遅くなりまだ暗いです。私にとってみれば、夏はすでにピークを過ぎて秋の気配を感じています。かなり先どっています。

    最近、足がつる患者さんが多く見られます。原因はいくつか考えられます。一つは昼間に汗をかいて塩分が抜けてしまっていること。そして、その結果循環血液量が減り、脱水傾向にあること。その結果、末梢の血流が落ちている可能性があること。そして、寝るとき暑いのでエアコンを付けて寝ると、布団から足がでて冷えて更に血流が悪くなること。このような一連の反応の結果、足がつるのだろうと思います。診察時に、どうして足がつるんでしょう?と聞かれますが、話せば長くなります。簡単に言っても上記のようなメカニズムが想像されます。

    こういう場合、温めて血流を良くする漢方を処方します。四物湯や十全大補湯です。ちまたでは芍薬甘草湯がいいと言われますが、私はこの処方をできるだけ使わないようにしています。副作用が多いからです。間違っても朝昼晩一日3回の1ヶ月なんて飲み方をしてはいけません。もう一つ大事なのは、脱水補正とミネラル補充です。ミネラルの中でも足つり予防にはマグネシウムが大切ですが、よく便秘治療薬に使われるマグネシウムは体内に吸収せず便に排泄されるので、他の種類のマグネシウムを使います。手軽なのは「にがり」です。スーパーで液体のものが手に入ります。毎日スプーン1杯程度をお茶などに混ぜて飲むと良いでしょう。スポーツ飲料でも多少のミネラルと水分は取れますが、甘くて無駄にカロリーを含むので毎日飲むのは毒だと思います。

    話は変わりますが、仕事が営業や接客だと、一日中作り笑顔で愛想よく過ごすけど、疲れて家に帰ったら、奥さんや子供に対してニコリともせず苦虫を噛み潰したような顔をして不機嫌そうにお酒を飲んで寝るだけ、というお父さんがいます。日本人に多いと思いましたが、最近Netflixでみたアメリカドラマでもそんなキャラクターの夫がいました。いちばん大切なのは家族、奥さんや子どもたち。そして同じ職場の同僚たちも家族同然です。笑顔を振りまかないといけないのは外より内側からです。スマイル0円!