むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 発酵食品を楽しむ!

    発酵食品が体にいいのはご存知のとおりです。日本や韓国など東アジアが比較的コロナの感染者が少ないのは、発酵食品のおかげではないかと噂されています。実際には証拠はないのですが、ありえる話です。うちの冷蔵庫を開けると、味噌、納豆、キムチ、ヨーグルトは欠かしたことがありません。いつも大量に買い置きしています。ついでに調味料として醤油麹も作っています。たまに飲むマッコリも発酵していて、放置するとペットボトルが破裂しそうになります。

    私は毎日納豆にキムチを混ぜて食べます。そのキムチですが、スーパーに売ってある日本のキムチは白菜の浅漬に唐辛子をまぶしたいわゆる「朝鮮漬」みたいな物に添加物の魚介エキスや甘味料を混ぜた物が多く、これは発酵していません。本物のキムチは「白菜、塩、魚介、唐辛子」だけから作ります。熟成させると自然と白菜についている植物由来の乳酸菌が発酵します。菌が生きているかどうかはキムチの入ったボトルを見るとわかります。賞味期限のところに、「時間がたつと酸っぱくなります。お早めにご賞味ください」と書いてあれば、菌が生きている証拠です。私は酸っぱいくらいに発酵したものが好きです。店で買ったものは酸っぱくならないようにしてあるのですが、買ってきてから、冷蔵庫に入れず、ボトルの蓋を開け、酸素を入れて半日(冬なら数日)放置することで発酵が進みます。温度を上げてあげることが大切です。

    発酵が進むと、食べたときにシュワシュワッと炭酸の泡の食感があります。これが好きです。日本製でなかなか美味しいキムチがないのですが、Aプライスには直輸入のキムチが売ってあります。これはかなり本場の味に近いです。もちろん、室温で放置すればさらに発酵が進みます。最近私が編み出した必殺技は・・韓国料理屋さんで本場のキムチをテイクアウトしてきます(最近はこのご時世なので気軽にテイクアウトできます)。それを発酵のタネにして、市販のキムチと混ぜ合わせると、素晴らしい味にしてくれますよ。ところで雑談ですが、みんなで写真をとるとき日本語で「ハイ、チーズ」のところを韓国人は「キムチー」といいます。面白いですね。