むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • ものを活かすことの大切さ

    せっかく買った靴が、汚れないようにと履かずに飾っている人がいたらどうでしょう。気持ちはわかるが、使ってこそ価値がある、と思うことと思います。ものを大切にするということは、その「もの」の持っている機能を精一杯活用して、ありがとう、おかげで助かった、と思ってもらえてこそ本物だと思います。身近なところを見渡して、そんなもったいないものはありませんか?

    実は、お金も同じです。大事にしすぎて金庫や銀行口座に入れて通帳の数字ばかり見ていても誰も幸せにしません。お金は水と同じで流れていれば生き物のように活躍しますが、よどんだところにプールされると死んだようになります。頑張って稼いだお金ですから、無駄遣いはだめです。例えば、競馬のような賭け事に使ってしまうのはやめたほうがいいと思います。こういったギャンブルは国が税収として還元されるとはいえ、有効に使っているとは思えません。美味しい料理を食べるとか、素敵な洋服を買うとか、本やパソコンを買って勉強するなどは良い使い方です。お金をもらったレストランや洋服屋さんも、あなたのおかげで幸せになり、美味しいご飯が食べられます。

    お金よりもっと大事なもの、それはあなた自身です。自分の体を気遣いすぎて一日中家で食べて寝るだけなら価値はありません。私たちにはそれぞれ自分にしかできない事があり、それが人の役に立てば幸せになります。それは仕事かもしれないし、子育てや家事かもしれません。現役を引退してからも、孫の世話、家の前の道路の掃除、など何でもいいのです。人の役に立ってこそ存在価値があります。もし病気がちで何もできないと嘆く人がいるかもいるかも知れませんが、あなたが楽しそうに微笑むだけで、家族はこの上ない幸せを感じます。あなたがにっこり楽しそうにしているだけで周りの人を幸せにします。それで十分生きている価値があるのです。

    私はこの花を見るとルイビトンを思い出します。