むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • ワクチンの副作用予防法

    新型コロナワクチンの配分の日程が通知されてきました。いよいよ熊本市内の医療従事者枠のワクチン接種が始まります。最近では患者さんからの問い合わせも結構ありますが、一般の患者さんや高齢者の接種枠はもうしばらく先になると思われます。高血圧や糖尿病などの持病がありワクチンを打ってもいいかどうかと言う質問が多いですが、ほとんどの場合はワクチンを打っても良いと思われます。なかにはワクチンが怖いと言うことで打つのをためらっておられる患者さんも多くおられます。ワクチンの副反応でアナフィラキシーのような重篤なものは仕方ないとして、軽微な副作用はあらかじめちょっとした準備をすることで予防できると考えられます。

    例えば筋肉注射で局所が腫れたり痛みを起こしたりしますが、これは花粉症などに使われる抗アレルギー剤をワクチン接種の前にあらかじめ飲んでおくことで軽減されると予想されます。また頭痛や発熱などの副反応に関しては葛根湯のような風邪に使う漢方薬をあらかじめ飲んでおくことで軽くて済む可能性が考えられます。このような前投薬はワクチンの効果に特に影響を及ぼさないと思われますのでもし心配ならばそういった準備をするのも良いと思います。

    話は変わりますが、最近は朝昼の温度差が大きいため風邪の患者さんが増えてきています。洋服を調整しやすい格好をして朝晩は1枚多く着るという形でうまくこの季節を乗り切るようにしたいものです。私は雨合羽にもなるウィンドブレーカーをいつも持ち歩いています。風が強い時も暖かいし急に雨が降ってもこれ1枚あれば体が濡れずに済みます。軽いのでバックに入れておくだけで安心です。

    熊本県立大学 車窓から見た新緑