むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 分子栄養学の実践

    まだ残暑厳しい中、クリニックの前の街路樹の落ち葉が先週ぐらいからかなり散ってきました。お陰で毎朝玄関前の清掃に時間がかかります。毎年10月から年末ぐらいまでは毎朝始業前の日課で落ち葉の清掃をしていますが、今年は散り始めるのが早いみたいです。ちょうど今はレセプトのチェックもあり、診療も毎日100名近い人数を見ているため、目を通さないといけない書類や診断書作成なども大量にあり、清掃に時間をかけている暇もありません。しかたないので、電動ブロワーで一気に落ち葉を吹き飛ばして1箇所に集めて清掃しています。早朝のラジオ体操の時間にかかるとブロワーがうるさいだろうと思い、クリニック前の公園のみなさんが体操が終わって帰宅されるのを待ってブロワーをかけています。

    さて、今日は分子栄養学を独学で勉強したという患者さんが来られました。体調が悪くいくつもの病院で検査を受けたけど異常なしで返された。しかし、まだ20歳代というのに寝たきりのような生活だったそうです。それが、藤川先生のメガビタミンの本(当院の待合にもおいています)を読んで、早速実践したところ、随分元気になったとのこと。当時は気づかなかったけど、今振り返ってみると糖質過多でタンパク不足の食生活だったと言われていました。メガビタミンは私もこれまで何度も書いてきた分子栄養学の理論に基づいたサプリメント療法です。

    その患者さんが言われていたのが、やっとわかってもらえる病院が見つかった、とのこと。私の知る限り、分子栄養学の理論を臨床で実践しているのは熊本市内では4−5箇所あります。しかしそのうち2つは精神科なので一般内科(メンタルの疾患でなく倦怠感など)ではかかりにくいと思われます。あと残りの2−3件のうち一つが当院というわけです。分子栄養学の臨床では、保険外で高額な検査をされる場合とか、独自のサプリを買うように勧められる場合とかいろいろあります。そういった情報も調べてからかかったほうが良いと思います。ちなみに当院では検査は保険の範囲内で、サプリはiHerbやAmazonで自分で購入してもらうようにしています。何をどのくらい飲んだら良いかは具体的に説明しています。当院にとっては1銭の得にもなりませんので完全に私の趣味と患者サービスでやっています。