むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 災害に備える

    大雨になりました。梅雨の後半は豪雨になりやすいので注意が必要です。当院は小高い峯(小峯)のてっぺんにあるので水害の心配はないのですが、来る途中には冠水しやすいところもあります。車で、無茶に冠水したところに入るとエンジンが壊れて廃車になってしまう場合もあります。気をつけたいものです。先日YouTubeを見ていたら、冠水したところを走る車の映像がありました。トラックやSUVみたいに車高が高いとそれだけ有利なのはわかりますが、案外元気に走っていたのは電気自動車。私は電気自動車が冠水すると感電の恐れがあるのではないかと心配していたのですが、電気自動車にはマフラーなど水がはいって壊れるところ(エンジン)がないので、電子部品さえ壊れなければ走るみたいです。おすすめはしませんけど。

    この時期TVをつけると、豪雨などの災害に備えましょう、といっていますが、わたしたちは熊本地震を経験したサバイバーなので、災害のときに何が困ったか、記憶にあたらしいと思います。都会と違って熊本くらいの街は炊き出しなどの食事にはなんとかありつけることがわかりました。水は水道が断水すると相当困りました。電気が来ないともっと大変です。エアコンが使えないと暑い寒いはどうしようもありません。病院機能はどうかというと、電子カルテなので電気がないと仕事できません。マイナ保険証も電気とネット回線が生きていないと確認できません。

    そんな風に、熊本地震の記憶をたどって災害に対する備えを考えると、当院で取り組めると思ったのは大きな屋根に太陽光パネルを並べて蓄電することです。これで災害時に多少のエアコンと電子カルテは動きます。玄関の自動ドアも動かせます。病院が災害時に閉まってしまえば、近隣の皆さんのお役にたちませんから、できることは準備しておきたいと思っているところです。