むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 私がコロナに使う処方は3パタンあり

    このところ、昼の猛暑と午後からの雷雨がセットになっています。本当に梅雨明けしたのか?と疑いたくなりますが、今日はふと別の発想が湧いてきました。これって、シンガポールとかハワイで遭遇するスコールと同じじゃん。熊本が熱帯化したんだと思えば、夕立みたいな雷雨もまた趣あるものです。明日も降らないかな!と思ってしまいます。さて、昨日は26日で風呂の日でした。ちょうど1ヶ月前、ぶぶたんの湯が閉店するニュースを知り、大慌てで入りに行きましたが、結局あれからひと月たってしまいました。この調子だと閉店まで残り1ヶ月しかないし・・と思って、夜に犬の散歩も終わったあとでぶぶたん湯まで行ってきました。

    今回は「ととのう」ことを目的とはせず、ぶぶたん湯での思い出を振り返って名残惜しむことを目的としました。とはいえ、サウナは6分、水風呂と外気浴を3セットというととのい法をついついやってしまいました。ぶぶたん湯の立派な石庭の森のように茂った木を目の前に露天の椅子で外気浴をすると、マイナスイオンをたくさん浴びることができて気持ちいい。結局だいぶ長い時間温泉を堪能して、最終的にはととのって帰ってきました。あすからも元気いっぱい頑張れます。

    最近、毎日新規コロナ患者さんを10名以上見ています。漢方的な見立てで処方を決めるので、患者さんごとに処方はことなります。ただ、ほとんど3パタンに集約されます。1つは小柴胡湯加桔梗石膏+葛根湯で柴葛解肌湯。2つ目は桂枝湯+越婢加朮湯で桂枝二越婢一湯。3つ目は麻黄附子細辛湯+桂枝湯で桂姜棗草黄辛附湯。これらの処方は2剤を合わせることで別の処方名があり、決まった適応症があります。薬局でもらう薬の説明書きは私の処方の目的と全く異なり、2剤合わせることで別の1つの処方の意味を持ちます。コロナの特効薬と言えると思いますが、患者さんごとに寒熱虚実がことなるため、使い分けています。

    古保山リゾートのレストラン。シンプルな内装が好感持てます。