むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • シエスタ(昼寝)の効用

    今週は連休明けで火曜スタートでした。忙しいかなーと漠然と思っていましたが、蓋をあけるとノンストップで夕方6時半まで超多忙な一日となりました。昼の訪問診療を合わせると120名ほどの診察となりました。内科で一日に診られる人数の最大数だと思います。一人ひとり気を抜かずによく考えながら処方をするのですが、普通だと午後には集中力が途切れてしまうところです。それが、なぜノンストップで診療できるのか。答えは訪問診療にあります。今日は桜十字のホスピタルメントまで往診したのですが、片道30分かかります。その帰路を同行してもらっているナースに運転してもらって、私は助手席で気を失うかのように熟睡します。気がついたらクリニックの駐車場です。この30分の仮眠のお陰で午後の診療がスムーズにできるのです。

    仮眠はコーヒーや栄養ドリンクより効果的です。スペインではシエスタという昼寝の習慣があるそうで、長い昼休みにいったん帰宅して家族でランチを食べ、仮眠を取り、夕方からまた午後の仕事をする仕組みです。午後の仕事始めが遅いので、終業も夜遅くになります。ただ、ヨーロッパの夏はよる9時頃まで普通に明るいので、仕事が終わってから居酒屋でタパスというスペイン料理の小皿料理をつまみにワインを飲みます。私も昔スペインに行ったことがありますが、タパスを食べながらワイワイ夜遅くまで楽しんで、また次の日の活力にしているスペイン人が羨ましかったです。

    最近は会社によってはシエスタ(昼寝の時間)を導入しているところがあるそうです。これは私も、効率が良くなること間違いなしと思います。では何分眠れば頭の疲れが復活するか。わたしは時間がないときはタイマーを掛けて5分でも目をつぶります。これだけでも相当違います。逆に日曜日など1時間以上昼寝してしまうと、疲れはとれますが、その後のリズムが壊れてしまうので、やはり30分を限度にしたほうがいいのではないかと思います。