昨日、腫瘍マーカーの話を書きましたが、ちょうど同じタイミングでYahooにこんな記事を見つけました。チュージング・ワイズリー(賢い選択)というアメリカの医療の取り組みです。今週の週刊朝日で全文が読めるようです。引用元→ https://news.yahoo.co.jp/articles/5238f9cd0fb34568efe3f900982e94e036ac97ae?page=1https://news.yahoo.co.jp/articles/5238f9cd0fb34568efe3f900982e94e036ac97ae?page=1
簡単に抜粋すると、チュージングワイズリーとは1)健康で無症状の人にPETやCTによるがん検診を行わない。2)健康で無症状の人に腫瘍マーカーによるがん検診を行わない。3)健康で無症状の人にMRIを使った脳ドッグを行わない。などです。興味があればチュージングワイズリーを調べてみて下さい。ここで、健康で無症状の人にとわざわざ書いてあるところを見逃さないで下さい。症状があれば当然検査すべきです。たまに、体調はいいけどPSA(前立腺がんのマーカー)を測ってほしいと言われることがあります。現在無症状でも、もし以前に前立腺がんと診断されて治療をしたとか、以前の検査でも高かったので経過観察となっているという場合、測る理由になります。
当院ではオーソモレキュラー、分子栄養学の理論に基づいた健康相談もやっています。このオーソモレキュラーには各種ビタミンやミネラルを採血する施設もありますが、当院は自由診療(自費)は行っていません。保険診療内の検査をして、臨床症状から考えて足りないビタミンなどをアドバイスしています。どうしても検査をしたいという場合は自由診療をしているクリニックで検査を受けることをおすすめします。
鶴屋横 小泉八雲邸