むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • クリニックに救急車が来た

    滅多にないのですが、今日は救急隊から連絡があり、患者さんを搬入したいとのことでした。月曜の午前中でとても混んでいる時間でしたが、当院にかかりつけの方でしたので、来ていただきました。当院を設計した際に設計士さんがギリギリで気がついたのが、処置室にストレッチャー(移動するベッド)が入らないということでした。廊下から部屋に入る際に曲がるスペースがないのが問題でした。そこで急遽、ドアの位置などを計算してもらって、ストレッチャーの搬入ができるように手直ししてもらいました。おかげで救急隊の患者搬入はスムーズにできています。

    私は、以前、田迎の東(あずま)病院という24時間救急対応の病院に勤務していました。また、アメリカ(テキサス大学)では集中治療部・救急部の研究室勤務、帰国してからは国立病院の救急部・循環器兼任、NTT九州病院(今の森都総合病院)の救急外来立ち上げの責任者などを歴任してきました。ずっと救急畑で仕事をしてきたのです。今、主にやっている漢方のような慢性疾患とはまる反対の世界ですが、私の臨床力を鍛えたのはずっと救急病院でした。

    そこで、クリニックを開業してもささやかですが、救急にも貢献したいと思っています。もちろん、CTやMRIなどないし、入院設備もないのでできることは限られています。1次救急に限りますが、できるだけのことはしたいと思っています。