むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 当院は外国人対応可能ですが・・

    当院にはたまに外国の患者さんが来られます。医師会には英語の診療可と届け出ています。多くは工場勤務の中国人で、通訳の人が一緒に来られるのですが、今日は通訳なし、日本語は全然できない、という患者さんが来院されました。幸い中国語ではなく英語オンリーだったので診療は問題ありませんでした。ただ、内容が風邪とか腹痛みたいなよくあるものではなく、心療内科の相談でした。話してみたら、案外日本語で診療しているときと全く変わらないスピードで情報収集できました。ついでに患者さんの生活背景を探るために雑談をして処方を考え、治療方針を伝えました。今度来院される際には元気になってきてもらいたいものです。

    私は家にいるときはずっとアメリカのヒューストンのFMラジオをつけっぱなしにしています。天気予報も道路交通情報もヒューストンのリアルタイムの情報を聞いて過ごしています。土日はアマゾンプライムビデオでHBOというアメリカのドラマ専門チャンネルのドラマを延々みています。英語の生活が私の日常なのです。きっと中国語や韓国語もこのくらいどっぷり浸かれば自然と話せるようになるんじゃないかと思います。

    先日、外務省から外国語診療可能なクリニックは登録してほしいと手紙が来ました。オリンピックを前に外国人対応可能なクリニックのリストを外務省のホームページに公表したい話です。しかし、当院はそれには登録しませんでした。なぜなら、外国人観光客は保険証がないので全額自費となり、その場で払えない人は踏み倒したりトラブルになることが多いのです。また、私が以前勤めていた桜十字病院には医療ツーリズムで中国人がドックを受けに来ていましたが、ゴミなどを無茶苦茶な捨て方をするので後片付けが大変でした。日本人の感覚ではとても外国人の対応はできません。ただでさえ通常の患者さんで手一杯なので、外国人に対応するほどの暇はないといったところです。

     

    桜十字病院のロビーに飾ってあった古民家のミニチュア よくできています!