むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 10月はストレスの季節

    いよいよ9月も終わろうとしています。まだまだ暑くてびっくりしますが、来週には10月です。9月から10月というのは多くの会社で上半期が終わり決算期を迎えるところもあり、転勤シーズンでもあります。心筋梗塞などはこの時期非常に多くなってきます。おそらくストレスが大きく関与していると思われます。ただでさえ忙しい9月末なのに、今年はビッグイベントです。10月1日から消費税増税です。小売りなどをしている会社はレジの交換、メニューの値段設定の見直し、値札の付替その他相当な仕事があるようです。医療関連はほとんど関係ないのですが、自費あつかいとなる診断書や予防接種などの消費税が変わります。来院される患者さんに聞くと、雑用が増えてとにかく大変だと言われています。

    今回の増税は軽減税率というとんでもない複雑な制度を押し付けてきたため、小売業の方の苦労は相当なものです。自民党は連立政権のために仕方なく軽減税率という制度を飲んだわけですが、歴史に残る悪法だと思います。消費者はちょっと得するかもしれませんが、それにかかる人件費や隠れたコストや精神的負担がいかに大きいか考えると、話になりません。マスコミは重箱の隅をつつくような議論ばかりしています。買った食べ物を店先のベンチで食べるときにベンチが店のものだった場合と、別の所有者(例えばビルのオーナー)のものだった場合税率が変わるそうですが、そんなことはどうでもいいです。消費者には関係ないことです。

    話は変わってスウェーデンの高校生が地球温暖化を訴えて国際的に活躍していますが、環境保護団体とか、温暖化対策で儲かっている企業とか影の立役者がいるに違いありません。たしかに温暖化していますが、グリーンランドという北極に近い氷に覆われた島国は名前の通り昔は緑に覆われていたのです。温暖化と騒いでもまだグリーンランドは凍っています。グリンランドが完全に溶けて草原になってもまだ地球の歴史の中で特別な異常状態ではないと考えないといけないと思います。地球はいま氷河期が終わったばかりでやっと氷が溶け始めたところです。今後数万年かかって暖かくなり、その後また氷河期が来るとエスキモーは言っているそうです。