むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 26(日)は休日当番医です

    連休ですね。通常だったらそろそろ夏休みとなりますが、今年は学校が遅く始まったので、夏休みも8月からというところが多いと思います。しかも今年はまだ梅雨も開けず、不安定な空模様です。私は毎朝5時に起きていますが、ついこの前まで起きた時は明るかったです。しかし、もう朝5時は暗くなってきました。調べてみたら今日の熊本の日の出は5時24分です。季節はいよいよ夏本番でしょうが、太陽は秋に向かって日が短くなっているのです。

    このように、みんながそろそろ梅雨も開けて夏が来ると思っている人と、だんだん日が短くなってきて着々と秋に向かっているんだなと思っている人は見ているところが全然違います。自然現象だけでなく、会社の先行きとか経済の見通しとか、2歩先を見ている人はその対策や準備にゆっくり時間をかけられますから、結果も全然違ってくると思います。たまに、部下は先が見えているのに上司が現実しか見ていない場合があります。それは悲劇です。現実しか見ない上司は「夢みたいなことばかり言わずに現実を見てみろ!」ということでしょう。そんな時に、上司に逆らって問題になっても仕方ないので、まずは会議などで言いたいことだけ言ったらあとは会議の決定に従うしかありません。のちに、あの時私はこっちの方がいいといいましたよね、と言えるように記録にとっていれば良いのではないでしょうか。

    ところで、26日(日)は休日当番医です。最近、喉が痛い、鼻水が出る、微熱と言った症状の夏風邪が流行っています。インフルエンザではないし、コロナの検査はできません。溶連菌の疑いが濃厚な場合以外はさっと見て検査などせず処方します。待ち時間を短くし、三密にならないよう工夫した当番医にしようと思っています。

     

  • 風疹の検査は終わりましたか? 早く済ませましょう!

    今週は変則的に週の後半が連休ですね。最近はほとんど振替休日で月曜が休みとなるパタンですが、木金が休みとなるといろいろ仕事に影響が出ます。私の場合、訪問診療があります。定期的に患者さん宅へ往診するのが訪問診療なので、祝日は関係ありません。天気予報ではずっと雨という話なので、どこに行くわけでもなく、仕事するつもりです。

    本来はこの連休は東京オリンピックの開会式だったのですね。残念ながら幻に終わりました。今、中年男性の風疹の抗体検査、ワクチン摂取が行われていますが、そもそもこの企画は、海外から、日本はまだ風疹の患者がいるらしい、みんなにワクチンを打っていないからだ、そんな国に若い女性達が行くのは危険すぎる、と国際的に非難されて、オリンピックに間に合わせるべく始めたわけです。結局、いまだに風疹の抗体検査は全員終わっておらず、だらだらと続いています。

    先日、女子大生と話していたのですが、その人の大学は今年いっぱいオンライン授業だそうです。一方、夜は居酒屋でバイトしているとのこと。コロナの感染を防ぐため大学がオンライン授業しているのに、その子が居酒屋でバイトするって本末転倒。ただ、オンライン授業のすごいところは、東京の大学に入学したのに、地元(熊本)で授業を受けています、みたいな現実です。我々漢方の世界では昔から中国の⚪︎京中医学院とかが日本人向けに高額な通信教育をやっていて、課題をクリアすれば卒業資格や国際中医師免許が取れるなんて、詐欺まがい(?)の美味しい話がありましたが、それが当たり前になった感じですね。

    往診先のお年寄りの生花教室の作品

  • ( )に入る単語を答えよ go ( ) travel

    英検の試験でこのような問題が出て、カッコにtoを入れたら答えはバツです。ご注意!

    月曜は非常にいそがしい一日でした。いつもより遅く午前の診療が終わり、ご飯も食べる暇なく大急ぎで校医をしている中学校へ検診に行きました。今日が今年最後の検診です。少し遅刻しましたが、生徒さん達の集まりがよくスムーズに終了しました。急いでクリニックに戻り、パクパクと5分ほどで昼食。すぐに午後の診療開始です。夕方までノンストップで診療を終えたところで、すぐに着替えて地域医療センター横のヘルスケアセンターで心臓検診班会議です。今年は学校が始まったのが6月だったので、検診のスケジュールも遅れており、現在急ピッチでこなしています。朝の8時半に外来診療を始めて、やっと一息ついたのは夜の8時半でした。12時間ぶっ通しの多忙な一日でした。

    忙しい時は交感神経が緊張しています。この状態が夜も続くと不眠になったり、動悸などの不整脈が出たりします。まずは、オン、オフのメリハリをつけて、休みの時間は仕事を離れて自分の時間を持つことが大切です。お酒を飲むもよし、ジョギングするもよし。NETFLIXでドラマを楽しむもよし。そういう息抜きを意識的にできないと体力が持ちません。

    そういえば、ちまたはGOTOトラベルの話題で持ちきりですね。まだ開始するべきでないという意見が多く、私もその通りだと思います。それより何より、go to travelというのは英語ではとても変です。文法的にはgo for a tripが正しいと思います。しかし、これだけ毎日聞かされると、最初に感じた違和感が薄れてきました。危ないです。受験生の皆さんは変な英語に慣れてそれが正しいと思わないようにしましょう。ただ、キャンペーンの固有名詞としてgo to travelキャンペーンといえば間違いではありません。固有名詞はイメージに基づき勝手につけられるからです。例えば「光の森」。日本語達者なアメリカ人なら、「森の光」なら意味がわかるが「光の森」は意味がわからん、違和感あり、というでしょう。固有名詞とはそんなものです。イメージですから、文法的正しさは関係ないのです。

  • 夜間頻尿を治すには

    日曜は暑かったですね。私は経理関係の雑用をすますため昼間クリニックにいたのですが、かんかん照りと思っていたら凄い雨になりました。結果、涼しくはならず、蒸し暑さが倍増です。その後家に帰ってみたら全く雨の痕跡すらありません。局地的な雨だったのでしょうか?夕方、台湾ドラマと韓国ドラマをいくつかみました。NETFLIXのおかげで楽しい週末。時間がどれだけあっても足りません。

    先日のためしてガッテンでは夜間頻尿の話題でしたね。患者さんがそれをみて、足を高くするようにしたら夜間尿が減ったと言われていました。番組では弾性ストッキングをつける、足を高くする、減塩するの3つを勧めていました。私たちにとっては当たり前すぎて、何の新しい話題でもなかったのですが、患者さんは初めて知ったように言われていたので、まだまだこう言う当たり前のことを啓蒙しないといけないですね。

    私は、夜間尿が多いと言う人には利尿剤を処方します。おしっこが多いと言って病院に来たら利尿剤を出された、と逆のように感じる方も多いと思います。実は利尿剤には短時間作用型と持続的に作用するものがあります。夜間頻尿の場合、朝から短時間作用型の利尿剤を飲んでもらうことで日中の尿量を増やし、水分を夜間に持ち越さないようにします。もう一つは前立腺肥大の治療です。男性の場合、50歳を過ぎると前立腺肥大のために頻尿となることが知られています。これを治療することで夜間尿は減ります。当院は泌尿器科ではありませんが、内科的に考えて夜間尿の治療を行なっています。

  • 看護師(パート)募集のおしらせ

    週末晴れたのは2週間ぶりでしょうか。午前中60名を超える患者さんで相当忙しかったのですが、昼からヘルスケアセンターで学校心臓検診(2次検診)でした。夕方5時までかかりました。ハードな一日でした。久しぶりに晴れたのでウォーキングしました。腕時計(スマートウォッチ)で確認したら1万2千歩でした。通常、歩いて通勤するのですが、この2週間は雨のため歩いていません。久しぶりに歩いたら疲れました。やっぱり筋力低下をきたします。そう考えると、コロナ自粛で家に篭っているとお年寄りなど筋肉が落ちて歩けなくなるのは納得です。

    夜は開業医仲間と意見交換会でした。みんな、コロナ第2波を心配していました。インフルエンザかコロナかわからない患者さんが来たらどう対処すればいいか、保健所が送りつけてきたマニュアルには十分な感染対策をしろ、とありますが、冬のインフルエンザのピーク時はとても混みあいます。混んでいる時に宇宙服のような予防着を着たり脱いだりしている暇はありません。そう考えると、インフルエンザの検査はしないでタミフルを処方するのが最も良いと思われます。待ち時間が短縮されること、スタッフを検査時の感染暴露から守ること。新コロと判明しても軽症は治療法がないことなどからです。

    ところで、当院はコロナの影響も受けずに非常に忙しい毎日です。そこで、看護師さんのパートを募集します(増員)。外来(午前、午後)、訪問診療、訪問看護(みなし事業所)などの一部をお手伝いいただけたらと思います。応募は履歴書を添えて郵送でお願いします。