むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • ワクチン予約はまだ始まっていません

    朝から冷えました。6度くらいだったと思いますが、阿蘇では氷点下だったとニュースで言っていました。私はほとんど衣替えを終わっていて冬物の布団も干して片付けていたので、寒い思いをしました。暖房をつければよかったのですが、この1ヶ月位一度もエアコンのスイッチを触っていなかったので、暖房することを忘れていました。わたしは、この15年ほど毎月の電気代をノートにつけています。自宅はオール電化なのですが、今年の3月4月の電気代は過去例がないほど安かったです。エアコンが全くいらない1ヶ月というのは素晴らしいです。

    昨日は酢キャベツの話題を書いたのですが、今日、家庭菜園でとれたみずみずしい春キャベツやサラダ玉ねぎをいただきました。さっそく食べました。美味しい、そしてヘルシー。本当にありがとうございました。酢キャベツはピクルス用の酢とポン酢と塩コショウ、オリーブオイル、エゴマオイルを混ぜてキャベツにかけてタッパーで半日おいたもの、極旨です。サラダ玉ねぎは薄くスライスして、美味しい海の塩を降って、鰹節をまぶす。酢キャベツを作った酢を少しかけたら最高。

    最近、コロナワクチンに関する問い合わせが多くなってきましたので、一応書いておきます。今日の新聞で、9月には国民全員(16歳以上)に行き渡るだけのワクチンを確保したと書いてありました。まずは5月の連休明け頃には65歳以上の方には接種券(クーポン)が届くと思います。それに、県の設置した予約受付窓口の電話番号やWEBサイトの案内があると思います。少ないワクチンの取り合いとなりますので、東京のようにあっという間に予約枠はなくなってしまうと思われます。焦らず、6月、7月、8月と次のワクチンが届くのをまってください。65歳以下で基礎疾患のある人はその次です。当院も接種会場となりますが、何本届くかわかりません。かかりつけの患者さんは当院での接種を申し込んで頂いてかまいませんが、インフルエンザでさえ、希望される患者さんの半分くらいにしかできませんでしたので、コロナワクチンも皆さんに行き渡ることはないと思っています。

  • 「忙しい」と心(の余裕が)亡くなる

    土曜日は診療が終わってからうちのゴンを連れて狂犬病の予防接種に行ってきました。動物病院で土曜日の午後や日曜日に空いているところは少ないのですが、最近健軍に土日もやっている動物病院がオープンしたので行ってみました。私たちのように平日仕事があり土曜の午後か日曜しか時間が取れない場合、こういった病院が土日に空いているのはとても助かります。健軍商店街のそばには、年中無休の歯医者さんもあります。我々のように通常休みが取れないときに、土日や正月などに歯のメンテナンスをしてもらえるのは、本当にありがたいです。

    当院は月曜から金曜まで午前午後フルに、そして土曜の午前中と合計週5.5日診療しています。多くのクリニックは週半ばに半日休むところが多いので、私はよそより少し多く働いています。実は、これはスタッフを少し余裕持って多めに雇わないと実現できません。スタッフは週休2日だったり、パートさんは夫の扶養の範囲でないと働けないという制約があるからです。当院は、通常のクリニックよりだいぶ余裕を持ってスタッフを雇っているので、院内の外来対応だけでなく、訪問診療や訪問看護なども幅広く対応しています。

    わたしが、スタッフみんなに対して思っているのは、ギリギリの人数で目一杯働かなくてもいいように、多めに雇うから、気持ちに余裕を持って、患者さんに笑顔で優しく接してもらいたい、ということです。「忙」と言う字はりっしんべん(心という意味)を亡くすと書きます。「忙しいと心を失う」のです。常に余裕を持って働きたいものです。

    海鮮チヂミ 健軍マクドナルド向かいの韓国料理「ソナム」にて。絶品です。

  • 熊本地震から5年

    熊本地震から5年が経ちました。地震の時、当院はクリニックの建設中でした。設計の際に当院敷地内の地盤調査をしました。熊本の在住の方はご存知と思いますが、クリニックのある小峯付近は小高い丘になっており、厚い火山灰の層になっています。地盤調査をして分かったのは20メートル以上杭を打っても固い地盤に届かないと言うことでした。そこで当院を建設する際には杭を打つ建築方法は諦め、基礎全体をコンクリートで固める方法をとりました。

    基礎の工事にはかなりお金がかかりましたが、幸い地震の際に被害はなく、無事クリニックが完成しました。地震の後、当院の向かいにある東稜高校は避難場所となっていました。もし当院が既に開業していたならば、東稜高校の避難所をボランティアで回っただろうと思うのですが、当時私は桜十字病院に勤めていましたので、南区の多くの患者さんたちを受け入れ桜十字病院で診療を続けました。桜十字病院は大きい病院なので、廊下やロビーに近所の人たちがたくさん避難してきていました。地下水が使えたので、断水もありませんでした。毎日の診療は本当に大変でしたが、余震の中お互い励ましあいながら仕事をしたのをついこの前のように思い出します。また何年か後に熊本で大きい地震があるかもしれません。あるいは南海トラフ地震があるかもしれません。そういった際にも我々は医療人としての使命がありますので、地域住民の方々のためにできることを精一杯果たしたいと思っています。

    当時こまった思い出として、停電が続いたため、自宅の電動シャッターが開かず、車が出せないで大変でした。あと、この季節夜はかなり冷え込みますので、運動場や体育館で一夜を過ごすのは本当につらいことだと感じました。そんな困った中でも、近くの公園では水の配給とおにぎりなどの炊き出しがあり、こんな状況でもなんとか生きていけるんだと安心したのも今思うと貴重な体験でした。

  • iPhoneで口頭入力の練習

    4月に入り生活の環境が変わった人もたくさんいることと思います。引っ越し、進学、転勤、部署異動などいろいろな場合があることでしょう。まだ4月に入って間もないのでストレスの多い時期だろうと思います。医療現場は診療報酬の改定等で電子カルテなどのアップデートが必要となります。当院でも、本日レセコンのアップデートをしてもらいました。こういう専門的な事は自力でするのも難しいので、業者の人にやってもらうに限ります。しかし、せっかくの土曜日の午後、3時間ほど作業にかかりましたのでまたまた私は院内に缶詰となりました。たまたまこの週末は内科学会のウェブ講演会でしたので、院内のパソコンで学会に参加し講演を聞くことができました。一石二鳥です。

    iPadでIDとパスワードを入れるときにいつも思っていたのが、パスワードは大文字小文字の間違いでエラーになりますが、iPadが勝手に最初の文字を大文字にしてくるので、エラーが出て困っていました。システム設定をいじっていたら、「最初を自動的に大文字にする」がオンになっているのに気づき、解除したら、こういうトラブルが無くなりました。今まで5年以上悩まされていたパスワードのいらいらがついに解決しました。

    レセコンのアップデート作業が終わったので、昼ごはんを食べにサクラマチへ出かけました。久しぶりにサクラマチに入ってみるとテナントがいくつも閉まっており。ベニアで封鎖され、新しい店が入る気配もなく、歯が抜けた商店街のようになっていました。お客さんもまばらで「密」を避けるにはちょうど良い状態ですが、寂しい感じがしました。サクラマチにはKaldi(カルディ)があるので私はよく買い物に行きます。今日も台湾のお茶や韓国の味噌を買いました。こういう海外の食材はアマゾンでも買うことができますが、送料を考えるとカルディで買った方が3分の1位の値段で買えます。

    先日勝間和代のYouTubeを見ていたら、原稿を書いたりするのは音声入力が便利だと言っていました。ためしに、iPhoneの音声認識を使って今日のブログを入力してみました。驚くことに私の話しかけた言葉をほぼ正確に文字に起こしてくれるので、最終的にその文章をちょっと訂正するだけでブログが仕上がってしまいました。とても便利なのですが、音声入力するためには一度頭の中で文章を考えておかないといけないので、その点が少し難しいなと思います。

  • コロナ雑感

    大阪や東京では新型コロナの患者数が増えてきています。ただ、グラフをよく見ると、非常事態宣言を解除したときと現在ではさほど爆発的に増加しているようには見えません。去年の例を考えると、4月5月は非常事態宣言中だったわけで、今年も同じパタンをとるとすれば、6月頃には落ち着くでしょうからもうしばらくの辛抱です。飲食関係は試練が続きます。

    思い起こせば、一年前、ちょうどGW頃からネットフリックスに加入して韓国ドラマを見始めました。それからほとんど毎日10分から30分くらいずつドラマを見続けています。だいぶ韓国語が聞き取れるようになってきました。また、同じ頃からZOOMを使い始めました。今ではほぼ毎日ZOOM講演会で勉強しています。この1年でオンライン勉強会がすごく充実してきました。オンラインでは、会が開催されているところがどこであれ、参加用アドレスさえあれば参加できるため、勉強の機会が飛躍的に増えました。

    今週末は内科学会です。内科学会は専門医を維持するために、東京まで参加費を払うだけのために行っていました。しかし、これもコロナのおかげでオンラインとなり、参加費もクレジットカード引き落としになったため、熊本のような地方の人にとっては恩恵が大きいです。以前だと、飛行機、宿泊、滞在中の食費などを考えれば7−8万円はかかっていたと思いますが、これが、家庭でパソコンで学会参加できて勉強できるのは最高です。