むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 炭水化物を食べるとお腹がすく

    冷えますね。今年は例年になく寒さが厳しいです。熊本城マラソンまであと1週間で、外に出ると走っている人が大勢います。寒くて練習も大変でしょう。私は今年はエントリーさえしていません。とはいえ、いい天気だったので、私はいつものように江津湖の周辺をウォーキングしました。

    休みなので、何かいつもと違うことをと思い、糖質ダイエット中ですが朝ごはんにそばを茹でて食べました。やっぱり炭水化物はおいしいですね。午前中はいつものようにクリニックに出向いて色々雑用を済ませましたが、朝から炭水化物を食べるとやっぱり昼頃に無性にお腹が空くことを実感しました。いつもだと、昼1時頃までぶっ通しで仕事をしてもお腹が空いたと思うことはめったにないので、やはり炭水化物を食べたことでもっとお腹が空くのは間違いないようです。

    結局、炭水化物を食べると食べた炭水化物は消化されて糖になります。すると、血糖が上がるので、上がった血糖を筋肉などで利用するためにインスリンが出てきます。結果、血糖がさがってきますからお腹が空くのでしょう。糖質制限をしていると、あまりお腹が空かないので、過食しません。昼ごはんは肉野菜炒めだけ。これが一番です。炭水化物はたまの休みにおいし~と思って食べる程度が一番のような気がします。

  • 同門会

    土曜日は循環器内科の同門会みたいな研究会に参加しました。大学の循環器内科でともに学んだ仲間があつまって症例報告をし、それぞれの活動報告をする会です。皆さんいろんな施設で活躍しています。そして、医学の進歩は、デバイス(医療機器)の進歩と新しい医薬品のおかげと感じます。逆に言えば、新しい検査機器や治療機器、新薬があれば、誰でも新しい治療ができるし、去年より今年の方がいい治療ができます。それは通常の医学の進歩です。

    一方、時代を変える大発見というものもあります。最近ではやはりiPS細胞の発見でしょう。医療の流れそのものを変える大発見に間違いありません。このような発見は毎年あるわけではありません。何年かに一度あればいいほうでしょう。わたしも米国留学中にはこのような大発見を夢見て研究に没頭していました。研究しているときには患者さんを見る暇がありません。そうすると、せっかく医者になったのに患者さんは治さずネズミや培養細胞ばかりあつかって、全然人の役にも立たない医者になった気がしてきます。そこで、自分はいまはネズミの医者のようなことをしていても、きっと世界中の人を救う発見をするぞと言う思いでやっていました。

    結局、私は37歳までアメリカで基礎研究をしていましたが、帰国してからは臨床一筋です。内科の認定医、循環器の専門医と40歳を前に慌ててとりました。通常医学部を卒業するのは25歳前後ですが、私は帰国した37歳で循環器内科に入局し、研修医の先生と同じトレーニングを受けました。すでに内科の基礎はあったので、その後は専門医をとるまですぐでした。その当時大学で一緒に過ごしたみんながこうして同門会で集まると、月日のたつのは早いものだと感じました。

    クリニック駐車場から見た朝日

  • 日差しが強い

    寒い寒いと言っているわりに、、昼の日差しの強さには驚かされます。室内でひなたぼっこでもすれば、その陽射が相当強いことに気づきます。私は、この寒い中、夏のことを思って一つ行動をとりました。「ゴーヤの種を植えた?」ハズレです!でも近いです。夏の日差しを遮って室内を涼しく保つにはゴーヤカーテンもいいですね。しかし、ゴーヤは1年草で毎年枯れては植え直さないといけません。クリニックの私の部屋は西日がすごく、カーテンを閉めないと夏場は過ごせません。去年はすだれでも買おうかと思いホームセンターまで行きましたが、結局買いませんでした。

    そこで今回私がしたのは、ガラスにフイルムを貼ってもらう工事です。3Mが出している遮熱、UVカットのフイルムです。見積もりに来た業者の人に実物を見せてもらいましたが、その効果には驚きです。透明で光は普通に通すのに、熱を通さないなんてマジックのようです。夏の暑い日差しから熱エネルギーだけをカットします。その効果に期待しています。冬に種を植えないと春に花は咲きません。それと同じく冬のうちに夏対策です。

    ところで、強い光を浴びると脳の中にセロトニンという物質が増えます。これは、うつ病を改善する働きが有ります。気持ちが沈んでしまっている様なら、明るい昼間に外を散歩しましょう。きっと元気になりますよ。

     

     

  • 声が枯れるまで話します

    だいぶインフルエンザの患者さんが減ってきました。風邪で来院される患者さんはまだ多いのですが、検査をすると、陰性が多いです。インフルエンザでない普通の風邪のようです。今年のインフルエンザはB型が流行りました。通常年末から年始にかけてA型が流行り、それが一段落すると4月頃までB型が流行るのですが、今年のパタンは非常に珍しいです。今後、B型が収束したあとA型が流行ってくるなんて展開にならないことを祈ります。

    さて、わたしの声が診察中に枯れてしまうことが最近ありますが、これは風邪のせいではありません。私は昔から長く話をしていると声がかれるのです。よく講演で2時間位の話をすると、やはりその後声がかれます。それと同じで、外来患者さんとのお話をしているうちに声がかすれてきます。聞き取りづらかったらすいません。そもそも私が患者さんと話す声のトーンはかなり抑え気味にしています。これは、わざとです。

    よく、病院のドクターは「〇〇さん、今日はどうされました?」と大きな声で話しかける風景を目にしますが、私からすると、どうもそれは演技臭い。「医師という職業人」を演じてしまうと、外来の椅子に座っているのは本物の自分ではなく作られた(医者を演じている)自分であり、患者さんとの間に演じることによるバリアができてしまう様に感じます。私はそれが嫌で、バリアを作らない話し方に徹しています。接客マニュアルにあるようなバカ丁寧な話し方もしません。私は、来院いただいた皆さん一人一人が自分にとっての大事な人であると思いながら話をします。実際にはめったにしませんが、手をにぎって話をしたいようなそんな気持ちです。

    まだまだ寒いですが、日差しがかなり強くなってきました。今年の夏はすごく暑いのではないかと心配しています。

  • うちのスタッフは誰も風邪を引かない

    当院では毎日相当数のインフルエンザの患者さんを見ています。A型もB型もいます。そして、感染性胃腸炎もいます。とりあえず熱が高くてインフルエンザが疑われる場合、検査をします。鼻に細い綿棒をいれてウイルスの有無をチェックする検査です。鼻に綿棒を入れるので、多くの患者さんがくしゃみをします。当然その際に検査をしている看護師さんにはウイルスが大量に飛んできます。マスクをしていても、手袋をしていても、目の前でこっちに向かってくしゃみをされれば避けようがありません。しかし、すごいことに当院のスタッフは誰も風邪を引いたりしていません。素晴らしい!

    もちろん予防接種はしていますが、今年のワクチンは有効率が20%に満たないと報道されており、ハズレもいいところです。高いお金を出して打っているのだからせめて50%(五分五分)は効いてほしいと思いますが、過去の検証でもそんなに効いたことはめったにありません。それではどうしてうちのスタッフは風邪を引かないのでしょうか?仕事でストレスを抱えないこと。家庭でもストレスなく平和に過ごしていること。食事や睡眠が十分であること。これらが大前提です。ビタミンを毎日飲む。これは私が推奨しており、多くのスタッフさんが実践してくれていると思います。実はマスクにはほとんど予防効果はないのですが、患者さんがするのは拡散防止効果があります。しかし、私達が患者さんに接する時はマスクを外してもらってのどを見たり鼻から検査をしたりするので、ツバや鼻水が飛んでくるのを防ぎようがありません。

    実は、私たちはそうやって毎日患者さんからあらゆるウイルスをちょっとずつ分けてもらって、免疫を獲得しているのです。世の中は抗菌グッズや除菌グッズで溢れていますが、実際にはその反対でウイルスに少しずつ曝露されることが免疫を強くします。とはいえ、受験生などは真似しないでください。間もなく本番でしょうから、今は風邪の人に近寄らないこと。人混みは避けること。ついでに言えば、ビタミンCを大量に取ることが大切です。

    クラウンハイブリッドと思われる黒塗りの車にダイハツのエンブレム!びっくりしました。こんな車種があるんですね。桜十字病院の駐車場で激写!青いバックはトヨタも同じハイブリッドの意味。カッコいい!