むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • 寝室の理想の間取りは・・

    連休明けの今日は朝から晩まで相当の患者さんに来院いただきました。頑張って待ち時間短縮の努力をしましたが、お待ちいただいた皆さんにはご迷惑をおかけしました。訪問診療を合わせると100名を超える人数でしたので、大変な一日でした。夕方、7時ぐらいまでかかったので、その後勉強会があったのですが、間に合わず参加は見送りました。これほど遅くなったのは開業以来初めてかもしれません。今週は土曜日も祝日になっていますので、薬が切れないようにご注意ください。

    さて、老人ホームにいくと、狭い居室にベッドと家具とTVとちょっとしたテーブルが所狭しと入っています。人によっては更に押し車や車椅子も必要となるので、自由となるスペースは殆どありません。そんな中、ほとんどの皆さんはベッドを壁に横付けにしています。ベッドの横か向かい側にTVとなります。すると皆さんはベッドで横になり右を下にするか左を下にするかは間取りにもよりますが、一日中壁を背にしてTV側を向いて横になっています。この姿勢は、下になった方に褥瘡を作ったり下になる腕だけむくんだり痺れたり、いろんな病気を引き起こします。間取りが悪いと思います。

    ちゃんとしたホテルやモデル住宅のベッドルームを思い出していただくといいのですが、寝室の間取りの基本はベッドを部屋の真ん中において左右は壁につけず頭の方を壁につけるものです。これが基本です。TVは置かないほうがいいのですが、置くなら足の方です。これでベッドに腰掛けてTVを見られますが、横になったままでは見られないので片側だけ体の負担が来ることが少なくなります。狭い老人ホームでその間取りをするには相当工夫が必要だと思います。

    良い老人ホームの間取りの例

    グランガーデン熊本

    褥瘡をつくったり左腕が痺れたりむくんだりしやすい間取り

    ニチイケアセンター熊本飽田東