むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • スムーズな診察にご協力ください

    今日も忙しい一日でした。通常の血圧などの薬を取りに来る方と発熱患者さんは分けて待ってもらったり会計したりするので手間が2倍以上かかります。しかも、インフルだったりコロナだったりいろんな結果が入り交じるので処方もワンパタンでは済まされません。連日100名をこす患者さんで、カルテの山を見ると気持ちが焦ります。しかし、皆さんそれぞれに心配なポイントが違うので、何をどう心配しているのか、何を知りたいのか、どんな薬がほしいのか、短時間で把握して要領よく皆さんの希望を満たすのはとても難しいです。希望を口に出して言っていただけると早いのですが、言わずに察してほしい、みたいな患者さんには難渋します。察したとしてもそれが希望にそくしたものかわからないからです。なかには、自分の症状をネットで調べて、私たちプロからすると絶対にありえないような心配をしてこられる方もいます。それは、私たちの想像を超えているので察することは不可能です。疑問な点は持ち帰らず、診察時に聞いて解決して納得して帰っていただきたいと思います。

    一日100人の診察をするとなると、一人あたりのもち時間は2−3分です。その時間にうまく疑問を解決できるか自信がないという場合は、ぜひ紙に書いたり携帯にメモして来ていただきたいと思います。その方が効率よく話をすすめることができます。一番時間を取るのが、一旦診察が終わったあとに薬局まで行ってからこの薬は余っているとか、あの薬をもらい忘れたとか、久しぶりに採血をしてほしいとか、思い出したように言われる場合です。すでに5人ぐらい診察が進んでいると、カルテを遡って指示を書き直したりしないといけないので時間がかかります。

    また、血圧の薬を飲んでいる方は、血圧手帳を持ってくるか、待合で血圧を測って待っていただきたいと思います。血圧のデータ無しで血圧の薬が適切かどうか判断する事はできません。血圧手帳も最近はスマホアプリで管理できるようになっているので、そちらのほうが便利かもしれません。その場合、グラフではなく日々の実測値を見せていただきたいと思います。診察室でアプリを開くのに手間取る方もたくさんおられます。待合で一度開いておいてもらうとすぐに表示されるので助かります。患者さん一人ひとりの5秒10秒の短縮が結果的に大きな差になります。私も秒単位で仕事していますのでご協力よろしくお願いします。