むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • リストラされないための心得

    最近は、景気の悪い会社が多いせいか会社から不当なパワハラを受けて来院される患者さんがおられます。会社としては、人件費削減のためにリストラしたいのだと思いますが、リストラするには退職金の上乗せや転職先の斡旋などお金がかかります。そこで、お金をかけずに社員に自主的にやめてもらう手段として、パワハラするのです。ブラックですね。そんな会社さっさとやめてしまえ、と思うのですが、折りしもコロナ禍で転職先を探すのも一苦労です。

    それでは、職場で肩を叩かれないようにするにはどうしたらいいか。YouTubeをみていたら、とても大事なことを述べている番組を見たので紹介したいと思います。伊木ヒロシさんのチャンネルです。みなさんは、仕事をするときにどのような心意気で働いていますか?どうせ同じ給料なら、ちょっとでも楽しようと思っているなら、あなたはリストラ対象です。

    もし、一日8時間、月に20日勤務して月160時間働いたとします。給料が20万円なら20万わる160=時給1250円となります。したがって、あなたの仕事が1時間に1250円以上の収益を会社に与えるなら会社にとって有益な人となるわけです。これは、売上ではなく利益の額です。例えば1個500円のものを1時間で10個売ったとして売上は5000円ですが、利益が20%だとしたら利益1000円です。あなたの時給が1250円だったらこれはアウト!自分では結構頑張っていると思っているかもしれませんが、もっと頑張らないと会社に赤字を与えているのでリストラの対象となります。

  • フェイスシールドは素人には必要ない

    最近、朝から勉強しようと思って家を5時50分にでています。天気が良ければ、通勤中歩きながらYouTubeでいろんな講演を聞いて勉強です。クリニックに着いたら窓を開けて換気をしたり、クリニック前の歩道の落ち葉を掃除したりしますが、それでだいたい朝の6時半になります。クリニックの前の公園でラジオ体操が始まる頃私は診察室に戻ってZOOMのWEB講演に参加します。すでにスタッフが揃う頃にはひと仕事終わった感じです。ただ、今日の講演はあまりにひどかったので途中でZOOMから退席しました。

    というのは、司会者も演者もフェイスシールドをつけているのです。しかもおかしいことに、マスクはつけていない。完全に医学の常識から外れています。まずは、マスクが基本です。フェイスシールドなんて素人には必要ありません。あれは、コロナ感染の疑いが濃厚な患者さんを目の前にして、喉や鼻に綿棒を突っ込まないといけないような状況にある医者や検査技師がつけるものです。なぜなら、その時患者さんはマスクを外すからです。通常、相手と自分の両方がマスクをしていれば、そのマスクが手作りの薄い布製であっても問題ありません。

    コンビニやスーパーも最近はビニールカーテン越しになっていますが、ほとんど意味はないと思います。お互いがマスクをしていれば感染することはほとんどありえません。ただ、客がマスクをせずにレジ前でゴホゴホと咳をしたりくしゃみをすることもありえるのでああいった仕切りが役立つ場合もあるのです。しかし、ビニールカーテンのせいで、レジの店員さんとお客さんの心の距離がずいぶん遠くなりました。愛想笑いの一つもなく、淡々とレジを打ち、お釣りは手渡さずにトレイに置く、なんて、20年前の中国旅行を思い出します。どうしてもビニールカーテンが避けられないのなら、それを超えて伝わるだけの真心こもった接客(笑顔や挨拶)の努力がなければいけないと思います。

  • コロナがもたらした新時代

    先日、Netflixに加入して、韓国ドラマ「愛の不時着」を第2話まで見ました。面白いです。日本では絶対にありえないストーリーです。韓国の抱える北朝鮮問題、国民の根底に流れる悲しい現実が伝わってきます。去年は能天気に3回もソウルにいきましたが、あまり北朝鮮のことなど気にもせずただ明洞を食べ歩きましたが、こういう韓国ドラマで文化を勉強すると、また違った印象だったかもしれません。それから、最近は台湾ドラマで中国語に馴染んでいたのですが、韓国語はさっぱりわかりません。たまに日本語に近い単語が聞き取れる程度です。また、中国語と同じ発音(意味も同じ)があって、ちょっとびっくりしたところもあります。とにかく、英語以外の映画やドラマもこんなに楽しめるんだと知っただけでもコロナから得た恩恵は大きいです。

    もう一つコロナから得た恩恵はZOOMです。おかげで日本全国で開催されている講演会がZOOMを通して無料で参加できます。当然旅費や宿泊費もかからず一流の講演会を聞けるのはすごいことです。自宅や職場のオフィスがドラえもんのどこでもドアで世界とつながったような感覚です。そういう私も、いつもは漢方の講演会で演者になるのですが、次回の講演ではZOOMによるオンライン配信を頼まれました。誰もいないところでカメラに向かって講演するのは初めてです。人がたくさんいるのも緊張しますが、誰もいないとどう感じるのか、やってみないとわかりません。

    もう一つコロナの影響で私の生活が変わったのはYouTubeを相当見るようになったこと。TVは全然つけなくなりました。大きな生活の変化です。ユーチューバーの素晴らしいトークを毎日見ていると、話し方がうまいのに感心します。逆に、素人がしている講演があまりに下手なのが気になります。おそらく日本中の多くの人たちがYouTubeで一流のトークに馴染むと講演する側のハードルは高くなります。十分企画を練って話さないと飽きられて聞いてもらえないという恐怖感があります。私にとっては新しい発見です。

  • 訪問診療と訪問看護は車の両輪

    昨日Netflixに加入して、どんな作品が見られるのかいろいろ試しましたが、アマゾンプライムビデオとはあまりかぶらず、相当たくさんの映画やドラマが見られるようです。これではどれだけ時間があっても足りません。うれしい悲鳴です。それにしても、世の中なんでもネットの時代です。そして、アマゾンやNetflixのように定額で見放題(使い放題)のサービス(サブスクといいます)の時代です。医療はまだ国が決めた価格設定で出来高払いの仕組みとなっています。病院が勝手に値段を付けたらいけないことになっています。しかし、世の中の流れを考えると、クリニックの会員(かかりつけ)に登録して毎月いくらかの固定費を払えば、月に何度受診してもよい、みたいなサブスク型クリニックになる世の中も妄想ではないかもしれません。

    ところで、当院は訪問診療に力を入れています。訪問診療は月に2回定期的に訪問して薬を処方したりします。サブスクに似たシステムです。似た医療サービスに往診というのがありますが、往診は臨時で体調の悪い患者さんのところへ出向くサービスです。こちらは毎月の契約ではなく、出来高払いになっています。もし、ご高齢で通院するにはタクシーしかないような場合でしたら、訪問診療を契約したほうが経済的にもいいかもしれません。

    また、当院には訪問看護のサービスがあります。医師ではなく看護師が患者さん宅まで定期的に出向いて看護するものです。寝たきりに近い場合や、認知症の一人暮らしなどで薬の管理ができないなどあれば、訪問看護を利用するのもいいと思います。こういった訪問診療や訪問看護を受けてみたいという場合、まずはお気軽にご相談ください。決まったケアマネージャーさんがいれば、そちらに聞かれてもよいと思います。

     

  • 人生を楽しむコツ

    熊本ではすでに3週間ほど新コロの発生がなく、落ち着いています。他県ではまだあちこちで感染者が出たという報道がされているので気が休まらないですね。そういう私は、まったく気にしていないので、毎日楽しく過ごしています。ニュースやワイドショーばかり見て怖がっていては楽しいことも楽しくなくなります。また、人からマスクをしろとか、手を洗えとか、自宅待機しろなど、とかく指示されることが多いこの頃、自分たちの生活を楽しめないと思っている方が多いと思います。そんな中で、人生を楽しむにはどうしたらいいか、大切なコツをお話しします。

    それは、能動的に生きるということです。人から言われたことをするのは受動的生き方です。その反対に、言われないうちに自分からするのが能動的生き方です。マスクや手洗いなども言われなくともすすんですること。この気持ちの持ちようが大切です。会社でも同じです。自分が部長のつもりで能動的に動けばストレスが減るのです。はたから見ると結果的には同じことなのですが、言われたからしているのと自分からすすんでしているのでは全然違うのです。

    そこで、毎日何か一つでもいい、小さなことでもいいので、自分の意志で動く習慣をつけましょう。もちろんワクワクすることがいいと思います。私は、人づてに聞いたのですが、韓国の「愛の不時着」というドラマはとにかくドキドキハラハラ面白い、自宅待機の暇な時間が楽しく過ごせた、という話を聞き、ネットフリックスに加入しました。月800円か1200円くらいです。自分の意志で好きなことや面白いことを体験することが何より大切な時代です。