むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 私の健康法

    自分で健康とアンチエイジングのために色々やっていることを書いてみようと思います。ほとんどは今までこのブログに書いてきたことでもあり、診察で患者さんにお勧めしていることなので目新しいことではないと思うのですが、一応、私が本当にやっていることをまとめてみます。まず食事ですが、基本は炭水化物ダイエットです。朝はコーヒーとヨーグルトだけ。パンやご飯は食べません。ヨーグルトにすこし糖分が入っているだけです。昼は自作の弁当。子供が高校時代使っていた2段の弁当箱を使っています。ご飯を入れるところは空っぽです。完全に炭水化物抜きです。おかずは唐揚げなどいくつかの冷凍食品とインゲン、ほうれん草、オクラなどをココナッツオイルかオリーブオイルで炒めて塩胡椒したものを大量に食べます。晩御飯もご飯は食べません。おかずだけですが、肉と魚を1品ずつ食べます。納豆やめかぶ、もずくなどを常用します。小腹が空いたらカカオ72%(ポリフェノール)のチョコレートやミックスナッツ(ビタミンEなど)、クコの実など。

    サプリはいくつもあります。ビタミンB50を朝夕、ビタミンC(1日2000から3000mg)を数回に分けて、ビタミンE400mgを朝夕、ビタミンD10000単位を週2回、フラッシュフリー・ナイアシン500mgを朝夕、ビオチン1000ug を一日おき、亜鉛15mgを朝夕、カルシウム・マグネシウムの合剤、オメガ3(DHA120mg, EPA180mg)、ホエイプロテイン20gを朝夕。ビタミンAは人参(カロチン)を毎日取るようにしています(ビタミンAのサプリは肺がんが増えると言われており注意)。

    飲み物:朝はコーヒー1杯、お茶は粉末緑茶や普通の緑茶(カテキン)を1リットル職場に持っていきます。ワインは赤(ポリフェノール)1日グラス1ー2杯。霊芝を煎じたものを週に数回。デザートに寒天(食物繊維)にココア(食物繊維と亜鉛など)やフィッシュコラーゲン5gを溶かして固めたもの、甘みは国産の蜂蜜を小スプーンに1杯を毎日。あとは雨が降らない限り通勤で往復1万歩。これが私が毎日実践している健康法です。スタミナばっちり、頭も冴えて毎日元気に仕事しています!

    ほとんどiHerb.comから買った(個人輸入した)アメリカ製。安くて高力価です。

  • 夏バテしていませんか

    朝晩はずいぶん涼しくなりました。北海道や群馬では8月にして10度以下になったということで8月の最低気温の記録だったそうです。熊本はそこまで冷えてはいません。むしろ昼間の暑さはいまだにこたえます。今年は梅雨明けが早かったため、そろそろ暑さも体力的に限界という人が続出しています。きつい、食欲が落ちた、という感じです。そういうときは漢方です。漢方は冷房のない2000年以上前から夏の体力低下に対して治療法を確立しています。貴重な朝鮮人参を主に使っているため、おそらく庶民ではなく皇帝や殿様のための処方だったと思われますが、今では一般庶民も保険適応です。幸せな時代です。

    使う処方は清暑益気湯です。とてもよく効くので、困っているときは遠慮なくご相談ください。また、冷たいのものを取りすぎて胃の調子が悪くなったら安中散、水分を取りすぎてお腹がチャプチャプなら胃苓湯がオススメです。

    ところでこの夏の時期に風邪をひいたという患者さんで温めで汗をかけば治るかと思ったけど治らなかったということで来院されています。夏風邪は基本温めて治すことはありません。冬の風邪は寒の邪に犯されるため温めて毛穴を開くことで邪を追い出すのですが、夏は暑さのせいで最初から毛穴は開いており、温めなくても汗をかきます。こういうときは長風呂、サウナ、葛根湯など温める治療は無効です。私の場合小柴胡湯を使います。

  • 登山は正面突破だけではない

    お盆休み明けは予想通り相当多くの患者さんで混み合いました。休みに入る前にこられた患者さんで、とても変わった症状のためいったいどう治していいのかその方法が謎の患者さんがいました。詳しくはかけませんが、病態を類推して、治療仮説を立てます。こうやったら治せるかもしれない、とひらめいたら、次に2ー3パタンの治療法を考えます。登山でも正面からアタックするだけが道ではなく、東西南北どちらからも道があり、どれか一つが正解ということはありません。したがって、最も効果的で副作用の少ない方法を考えるのです。正面突破しか思いつかなかったときは、あとで考えればなにか考えが足りなかったりとらわれやこだわりに惑わされていた可能性があります。

    そんな感じで治療方針をあれこれ考えた挙句、これで行こうと処方した患者さんが、休み明けて来院されたわけです。聞いてみるとずいぶんよくなっていました。病態の把握と治療方針が間違っていなかったということです。謎の病気だなーと思っていても、こうして元気になってくれると嬉しいものです。そして、こういう経験の積み重ねが、次に来る謎のような難病患者さんの治療方針を解く鍵となってストックされます。

    わたしたちでさえいろんな情報にとらわれたりこだわったりします。もちろん患者さんもそういう傾向が多分にあります。睡眠薬は怖いとか、漢方は安全とか、思い込んでいます。治療の方針にはいくつもあり患者さんごとに最適と思われる方法を一緒に考えていくのが一番であり、過剰なこだわりやとらわれはメリットが少ないと思います。

  • ホエイプロテインのすすめ

    お盆休みもいよいよ終わります。しわ寄せ的に明日からは相当忙しいと予想されます。私の予想では来週月曜からが本格的に忙しいと思われますので、来週予定の方で繰り上げて来られるようなら今週中のほうがおすすめです。それでも待ち時間が長くなるかも知れません。スタッフにも十分待ち時間対策をするように指示します。

    先日、たけしの健康番組を見ていたら、血糖をあげない食材としてホエイを取り上げていました。実験では食前に取ったほうが食後よりも血糖抑制効果が高く、おすすめでした。わたしは患者さんに蛋白質をしっかり摂るように勧めますが、なかでもホエイプロテインを補助的に摂取することを勧めています。血糖が下がるなんて知りませんでしたが、自分でもホエイプロテインを水に溶かして朝晩飲むようにしています。番組ではホエイはヨーグルトの上澄みなので、ヨーグルトでいいと言っていました。わたしは毎朝朝食としてヨーグルトをカップ1杯食べていますが、それではタンパクが足りないのでさらにホエイタンパクを20gほど飲んでいます。

    先日薬局でホエイプロテインを見たらどれも3000円から4000円くらいします。高くてビックリです。わたしはiHerb.comでアメリカ製を輸入していますが、900g入りで2000円前後です。アマゾンでも輸入品を買えばそのくらいで手に入ります。日本製は非常に添加物が多くてとても飲む気がしません。それに比べてアメリカ製は、グルテンフリー、遺伝子組み換えフリー、大豆フリー、人工甘味料フリーが当たり前です。安全性と健康へのこだわりの姿勢と値段の安さどれを取っても日本製とは比べものになりません。日本人がそういった品質にうといのだと思います。例えば納豆についているタレ!人工甘味料と大豆加水分解物(ニセ醤油の材料:大豆油の絞りかすを塩酸処理したもの)、アミノ酸(化学調味料)などなどトンデモナイ代物です。大豆が国産かどうかよりも変なタレを使わないことが一番です。こういう怪しい化学物質をとることが腸内細菌をおかしくするのです。

    江津湖

  • ビタミンの勉強

    連休、いかがお過ごしですか?私はどこへも行かず草取りをしたり洗車をしたりしました。外は37度を超えています。普段なら週末はブログ用の写真を撮りにウォーキングに出かけるのですが、暑過ぎてできません。仕方ないので、家で勉強です。いつも私の診察の際にビタミンや鉄を取るようにお話しします。これは、藤川先生という方の理論を実践しているのですが、やってみると非常に効果的です。今日はこの藤川先生のブログをずっとさかのぼって読んで勉強しました。やっぱりこういう勉強は休みの時にまとめてするのがいいです。

    実は、ビタミン剤は保険審査が厳しく処方すると大抵は切られてしまいます。食事が取れているならビタミンは不足しないから、というのが査定の理由です。しかし、この藤川先生の理論を裏付けている三石巌先生の本を読むと、食事で十分なビタミンを取ることは無理だとわかります。これは、脚気にならないようにとか、そういうレベルの話ではなく、元気で健康的な生活を送るため、あるいは老化やがんの予防のためには、通常必要とされている一日量の何10倍ものビタミンが必要だという話なのです。すると、毎日バケツに何杯もの野菜や肉300g、卵なら6個以上食べないと栄養的には足りないことになります。

    そこで、安くてもいいので十分量のビタミン剤とプロテインの摂取を勧めています。人によって必要なビタミンの種類は異なりますので、診察時にアドバイスしています。当院向かいの凌雲堂薬局にはDHCのサプリでビタミンBミックス、ビタミンC、ビタミンE、亜鉛、カルシウム・マグネシウムと言ったサプリを常備していただいています。これらは処方箋なしで購入できる市販品です。